『日本人の2人に1人ががんになる』時代に…小中高校に推奨される外部講師による「がん教育」の動画が登場
2024年 4月27日 10:42 掲載
新学期となり新しいことを学び始めたお子さんも多いと思います。
ここ数年の間に学校で段階的に必修となってきた、
『がん教育』をご存じでしょうか?
みなさんはがんという病気を知っていますか?
『日本人の2人に1人ががんになる』時代。
この動画はがんについての正しい理解と
患者やその家族など
がんと向き合う人々への理解を深めることを
目的に作られました。
企画したのは連携協定を結んでいる
北海道と武田薬品工業です。
現在、日本でのがん検診の受診率は
30%~40%台と高い数字とはいえません。
特に北海道は全国と比較しても
低くとどまっています。
■北海道健康福祉課 がん対策等担当課長 角井正純さん:
「今年度は第4期目となる北海道がん対策推進計画の初年度です。外部講師を活用したがん教育動画により地域を問わず子供のころからがんや健康に関する
正しい知識を身につけてもらいたいと考えていますしがん検診の大切さをお子さんから親御さんに伝えてもらうことも期待しています。」
■阿久津有紀さん(HTB・がん対策推進協議会委員)
「みなさんは何より日々、治療は進歩しています。治療を続けながらも自分らしく生きられる道はあるということを知ってほしいと思います。」
外部講師は乳がん患者で、厚生労働省のがん対策推進協議会委員でもある
HTB社員の阿久津友紀さん。
制作したドキュメンタリー映像も使われています。
医療従事者やがん経験者を外部講師として活用し、
授業を行うことが推奨されています。
しかし道内では小中高校全体で7.5%と広がっていません。
実際に視聴した北海道札幌南陵高校の生徒会のみなさんの感想は。
■視聴した生徒:
「クイズ形式で友人と話し合って分かりやすくて印象に残っている。
定期的な検診をしないといけないとよく分かりました」
「生活習慣、食事や運動が大切だと改めて学びました。(がん教育の授業)があることを父と母に話したいと思います。」
■北海道札幌南陵高校 保健体育科 吉田圭祐さん:
「がんに罹患された方の気持ちやご家族の苦労は伝えることができないので生徒にとっても教育的効果が高いと感じました。」
■ 北海道教育庁健康・体育課長 国安隆さん:
「非常に分かりやすい教材となっていますので道内の多くの先生がたにがん教育の授業で
活用してもらいたい。」
このがん教育動画『onちゃんと学ぼう!』は
・がん ってなんだ?
・家族が がん になったら?
・自分が がん になったら? の3本です。
北海道の小中学校などにへ教員を通じて届けられますが、
北海道教育庁 学校教育局 健康・体育課の
公式YouTubeで見ることができます。
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