「大変思い入れ深い商品」老舗菓子店と大学がコラボ 余市の北大農園で作られた果物使ったスイーツが爆誕
2024年 4月30日 16:19 掲載
新たな北海道スイーツです。北海道大学で作られたある果物を使った新たなお菓子が誕生し、30日お披露目会がひらかれました。
リンゴ風味のチョコレートとクッキー。その間には果肉そのものを使ったとろっとしたソースが閉じ込められています。30日に北海道大学で、老舗菓子店の「もりもと」と大学がコラボしたお菓子がお披露目されました。その名も「北大の実りチョコ&クッキー(余市産りんご)」。
喜多和也記者)
「割ると中からとろとろのコンフィチュールが出てきます。いただきます。あ、思ったよりもりんごです。食べた瞬間にりんごの風味が広がってきます」。
今回使われたリンゴは、明治時代に開拓使がアメリカから導入した「紅玉」という品種。余市町にある北大の農園では、品種の保存や研究のために20種類のリンゴが年間およそ10トンほど栽培されていて、そのなかでも「紅玉」は強い酸味が特徴です。
北海道大学生物生産研究農場・後藤貴文農場長)
「(今回のリンゴは)強い酸味が特徴です。酸味というのは、味覚に重要なもので加工に向くことから、昨今お菓子業界から熱い視線があり、希少性もあって引き合いの多い品種になっている」。
今回のスイーツでは、その「紅玉」の酸味と果実感を最大限に生かすために、シロップや香辛料などと一緒に煮詰めたコンフィチュールに仕上げました。
もりもと・森本真司社長)
「100年の伝統ある余市果樹園の紅玉を使用することで、味とストーリーの両面から北海道の開拓使の歴史とロマンを体感していただける、大変思い入れの深い商品になった」。
「北大の実りチョコ&クッキー」は、北大の売店やもりもとの新千歳空港店などで30日から販売されています。
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