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【最終手段】射程距離約3メートル…後ずさりで距離を取る…意外と知らないクマ撃退スプレーの使い方

山菜採りや登山など山に入る機会が増えていますが、この季節、気を付けなければいけないのがクマ。身を守る最終手段とも言われるクマ撃退スプレーの、意外と知らない使い方について専門家に聞きました。

春を迎えクマの出没が相次ぐ北海道内。北海道浦河町では5日、山菜採りをしていた81歳の男性が、クマに襲われ大けがをしました。
道警によりますと、クマの目撃情報は今年245件と去年の同じ時期よりもおよそ80件少なくなっていますが、雪解けが遅かったこともあり今後活動が活発になると見られています。
クマが出没する可能性がある場所に行く際はクマ避けの鈴などを身に着けて行くことが重要ですが、万が一クマに遭遇した際、最終手段となるのがクマ撃退スプレーです。
クマ撃退スプレーの意外と知らない使い方。その時に備えて日頃からシミュレーションしておくことが大切です。

★ポイント1「すぐに取り出せるように」

■北海道大学大学院獣医学研究院 下鶴倫人准教授:
「なるべく身体のどこかについているというのが。そして利き手で取り出せる、そういう状況に常にスプレーをキープしておくのが重要。(クマを)見つけた数秒の間にしっかりと1・2・3ぐらいで構えられるようにしておくことですね。」

★ポイント2「クマとの距離に注意」

クマに遭遇したらゆっくり後ずさりが基本ですが、それでもクマが近寄ってきたときは、スプレーが届く距離に注意が必要です。クマが遠くにいる場合は効かないことがあると言います。

■北海道大学大学院獣医学研究院 下鶴倫人准教授:
「だいたい射程距離は3mぐらいしかありませんので十分に近寄った場合にのみ使うものとしてお考えください。クマの鼻先、上のあたりに向けてスプレーを一気に噴射する、出し切るというのが大事です」。

★ポイント3「風の向きに注意」

■北海道大学大学院獣医学研究院 下鶴倫人准教授:
「強風のときはなるべく風上から風下に向けて噴射するっていうのが理想的です。逆に風下側に立ってしまうと噴射したものが返ってきてしまう(※移動できる余裕がある場合に限る)」。

最後に、下鶴准教授は、山に入る際の心構えについてこう訴えます。

■北海道大学大学院獣医学研究院 下鶴倫人准教授:
「北海道の山はどこもかしこも結局はクマの住んでるとこと繋がってるので、クマがいるかもしれないということを念頭に置いて準備と出た時にどうすべきかっというようなところまで心に留めて出かけていただけたらなという風に思いますね。」

【スタジオ】

クマと遭遇した際は静かに後ずさりして距離を取りその場を去るが基本です。
クマ撃退スプレーはクマがこちらに向かってきた時の最終手段。
下鶴准教授の指摘するポイントは以下です。

・スプレーをすぐに取り出せる位置に携帯すること
・遠すぎると効果がありません。
・商品の仕様にもよりますが3メートルから5メートルまで近づいてきた時に噴射すること。
・スプレーがクマに届くようできれば風上から噴射。

山に入るときにはどこにでもクマがいるという意識を持つことがが重要だとしています。

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