【発掘映像NEWSアーカイバー】 昭和・平成・令和…世相を映し出す「入社式」から北海道の歴史を紐解く
2026年 4月 3日 13:31 掲載
(HTBで2026年4月1日に放送)
きょうから4月。
北広島市のエスコンフィールドHOKKAIDOでは
入社式が行われました。
新入社員
「みんなで頑張ってホームランを打つ気持ちでやっていきたい」
社会人1年生にとっての重大イベント「入社式」を
時代と共に振り返ります。
▼1981年
アナウンサー
「きょうから4月に入りました。
北海道でも企業や観光庁でフレッシュマンの入社式が行われました。
一方では、郵便はがきや米価など公共料金の値上げも相次いでいます。
嬉しさも中くらいの新年度のスタートと言ったところです」
まずは、北海道拓殖銀行です。
高度経済成長から、バブル景気へと向かっていたこの頃。
自らを犠牲にして会社のために尽くす、昭和の「企業戦士」が
もてはやされた時代でした。
女性たちの髪型は、当時流行の”聖子ちゃんカット”。
式ではコーラス隊が合唱で出迎えるなど、華やかな演出もありました。
新入行員
「金融の需要が激しいので銀行もこれから生き残りが大変だと思うが
自分らもその使命を背負いまして一生懸命誠心誠意で頑張りたい」
「緊張しています」
Q頭取の話はどうでしたか?
「あまりよく覚えてません」
▼1987年
この年の大きな出来事といえば、日本国有鉄道の分割・民営化です。
JR北海道・東条猛猪会長(当時)
「全く新たな北海道民の会社としてスタートする」
自動車の普及による利用者の減少などで巨額の赤字を抱え、
JR6社などに分割・民営化となった国鉄。
新生・JR北海道の入社式に参加したのは新人ではなく
元国鉄職員たちでした。
▼1988年
NTTの入社式は、全国10か所の会場を通信衛星で結び、
同時中継で式を進行させる
当時としては革新的なスタイルでした。
この3年後、NTTは携帯電話の第一世代である
「mova」のサービスを開始。
爆発的普及のきっかけとなりました。
▼1998年
北海道国際航空=エア・ドゥの初めての入社式。
北海道国際航空・中村晃社長(当時)
「エア・ドゥのイメージを作ってくれるということでは、
あなた方がエアドゥだしエア・ドゥはあなた方だと」
第1期の客室乗務員は38人で
全国2600人あまりの応募の中から
およそ70倍の難関をくぐって選ばれました。
新入社員
「私たち自身が商品という風になっていくと思うので、
北海道の人々ののんびりとした感じとか
おっとりした優しさみたいなものを、
私たちで作り上げていけたらいいなと」
発表された客室乗務員の制服は
男女共にオーバーオールにスニーカーという
当時の制服のイメージを打ち破るスタイルでした。
▼1999年
北洋銀行・武井正直頭取(当時)
「みなさんは1番最初の第1期生。新生北洋銀行の第1期生。
これは非常に大きな意義がある」
北洋銀行の入行式です。
新入行員
「私たち新入行員一同希望に燃え決意を新たにしている」
1997年に経営破綻した拓銀。
戦後初の都市銀行の破綻は全国で注目され、
道内経済に深刻な傷痕を残しました。
北洋銀行は旧拓銀の道内営業を引き継ぎ、
道内トップバンクに躍り出ました。
▼2002年
2000年代に入ると法整備もあり、女性の活躍推進に注目が。
ジェイ・アール北海道バスは
2002年に初めて6人の女性運転手を採用し、新たな試みも。
記者
「このバスの他の違いはまず、運転手さんが女性なんです。
そしてあちらこちらにお化粧直しにピッタリの鏡があります」
道内で初めて女性専用の路線バスの運行を開始しました。
朝の通勤時に女性にゆったり過ごしてもらうという
イメージアップを狙ったものでした。
▼2007年
福田康夫総理(当時)
「多くの成果を生み出すことができたと思う」
2008年に開催された「北海道洞爺湖サミット」で話題になったのが、
メイン会場として使用された「ザ・ウィンザーホテル洞爺」
サミット会場として正式決定する直前に行われた入社式では、
期待に胸を膨らませる新入社員の姿が。
新入社員
「ぜひ、開催していただければ嬉しい」
「正直、ちょっと大きすぎるイベントなので緊張して大変」
▼2011年
東日本大震災が発生した年。
北海道銀行・堰八義博頭取(当時)
「戦後最大の国難下にあって門出であると認識していただくと共に、
この日を生涯、脳裏に焼き付けてほしい」
北海道銀行の入行式には、福島県で自らも被災した新入行員も。
福島県で被災した新入社員
「被災された方々の分までとはいかないが
自分のやるべきことは何かというのを改めて考えて一生懸命頑張りたい」
▼2017年
一風変わった入社行事も。
登別市に本社を置く野口観光では
入社式を前に新入社員が大浴場の清掃を行いました。
おもてなしの精神を学んでほしいという思いを込めた
この年、初めての企画でした。
▼2020年
北洋銀行・安田光春頭取(当時)
「みなさんの晴れの舞台を共に過ごせず、非常に残念」
新型コロナの流行によって入社式の風景は一変。
代表者以外はテレビ会議システムを通じて式に出席するなど
異例尽くしの形に。
記者
「私はいま仮想空間の中にいます。
このVRを使って名刺交換ができるんです」
VRの開発を行う札幌の会社では自社の技術を活かし、
新入社員が仮想現実内でマスコットキャラクターと名刺交換する
研修を行いました。
▼2023年
コロナ禍が終わり、4年ぶりのリアル入社式を迎えた
アインホールディングス。
WBCで日本を優勝に導いた栗山英樹前監督からの
メッセージも寄せられました。
アインホールディングス・栗山英樹社外取締役
「こんなに大好きな野球で苦しむって幸せじゃんって
言い聞かせてやっていた。
みなさん、もし苦しかったらラッキーです。そう思ってください」
新入社員
「栗山監督の言葉をいただいて夢に向かって努力を重ねていきたい」



























