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空腹…冬眠明けクマ出没相次ぐ 全国から注文殺到!クマ撃退ロボ「モンスターウルフ」が進化 実力は?

■絶食で激やせ 冬眠明けのクマ 生態は?

後ろ足で立ち上がり、木に体をこすりつけるクマ。
2月末、冬眠から目覚めました。

ベア・マウンテン 坂出 勝 園長
「絶食していたのは88日間」

北海道・新得町にあるベア・マウンテン。野生に近い状態で11頭のクマを飼育する観光施設です。

坂出園長
「冬ごもりに入る時に約420kg、起きた時で約360kg」

88日間の絶食で、元の体重の15%にあたる約60キロ体重が減りました。

坂出園長
「(冬眠明けは)興奮状態。結構扉を叩いて早くエサをくれというような感じですね」

野生のクマもこの時期は空腹でエサを求め、活発に活動しているといいます。

坂出園長
「(野生のクマは)去年木から落ちたドングリを雪から掘って食べることになるが、去年ドングリが凶作でしたからちょっと困っていると思う。街に入ると家庭菜園・果樹の木があると学習しているクマがいたとしたら、山にエサがなかったら街に出てきちゃうんじゃないかなと」

ベア・マウンテン 冬眠中の絶食で約60kg痩せたクマ
ベア・マウンテン 冬眠中の絶食で約60kg痩せたクマ

■クマの人身被害 春と秋に多発

4月15日、上川の和寒町で撮影された映像です。
クマが勢いよく道路を走っている姿が目撃されました。

高橋 純暉 記者
「札幌市中央区宮の森の林の中でクマの目撃があった事から、市の職員らが現地調査を行っています」

札幌でも4月14日にクマのような動物の目撃情報が。

札幌市 熊対策調整担当係長 朝倉卓也 さん
「この春先お腹をすかしたクマたちに引き寄せないようにゴミの管理など、みなさまのご協力をお願いしたいと」

クマによる人身被害は、特に春と秋に多く発生していて、道は4月1日から5月31日までを「春のヒグマ注意特別期間」としています。

鈴木知事
「近年、人とヒグマとのあつれきがかつてないほど高まっています。狩猟や駆除に次いで山菜採りやキノコ狩りでの事故が多いという状況にある」

対策が急務となる中、クマが驚いて逃げる!?
道内の町工場が開発中の新型ロボットとは?

北海道・奈井江町の町工場「太田精器」が開発 害獣撃退ロボ「モンスターウルフ」
北海道・奈井江町の町工場「太田精器」が開発 害獣撃退ロボ「モンスターウルフ」

■全国から注文殺到!害獣撃退ロボ「モンスターウルフ」

2025年度のクマによる人身被害は全国で238人、うち死者13人と過去最多です。各地で緊張感が高まる中、全国から注文が相次いでいるのが…

モンスターウルフ「お前だけは許さない」

「モンスターウルフ」は、10年前に開発された害獣撃退ロボットですが、今さらなる進化を遂げた改良型に注目が集まっています。「モンスターウルフ」は、クマやシカなどの野生動物が近づくとセンサーが感知し、50種類以上の大きな音と激しい光で動物を追い払う仕組みです。

これはオホーツク管内で撮影された映像。畑に入ろうとしたクマが「モンスターウルフ」に驚き、逃げ去っていきました。ヒグマのみならず本州ではツキノワグマを追い払う姿も捉えられています。

開発したのは、空知の奈井江町にある「太田精器」です。
 
太田精器 太田裕治 社長
「いまでも手作りですね。1つ1つ魂を込めてつくっています。去年の全国的なクマの出没の影響で、かなり問い合わせや要望が多くなりました」

全国各地におよそ380台設置されている「モンスターウルフ」ですが、実はある弱点が…

モンスターウルフを開発した太田精器 太田裕治社長
モンスターウルフを開発した太田精器 太田裕治社長

太田社長
「(クマが)住宅街に頻繁に出てくるということがニュースになりましたが、モンスターウルフは効果があるんだけれどやはり音がね。住宅街に置くと騒音問題になるという」

従来のモデルは威嚇音が大きく騒音になるため、市街地や住宅街には置けないという課題がありました。そこで会社はスピーカーを改良し、威嚇音が辺り一帯ではなく、一方向にピンポイントで届く新型ウルフを開発。人里離れた場所だけではなく、
住宅街でも利用可能となりました。その実力は?

「騒音になる」弱点を克服し住宅街にも置けるようにした新型モンスターウルフ
「騒音になる」弱点を克服し住宅街にも置けるようにした新型モンスターウルフ

札幌市や大学などの協力を得て苫小牧市内で検証実験を行ったところ、クマを追い払う様子が確認されました。

太田社長
「(新型ウルフは)200m近く音が届きます。実証を積み重ねて、今年中くらいに開発のメドをつけていきたい」

さらにもう一つ弱点が…
モンスターウルフの体重はおよそ20キロ。山菜採りやキャンプなどに連れていくには重すぎるという問題が。
そこで、いま開発中なのが…

携帯できる開発中の「モンスターウルフミニ」
携帯できる開発中の「モンスターウルフミニ」

近江谷 真由 記者
「クマ鈴のかわりにこのモンスターウルフ。カバンにつけて
運ぶことができます」

その名も、「モンスターウルフミニ」。
小型ながら威嚇音がおよそ200m先まで響き渡り、クマなどの動物を寄せつけない効果があるといいます。

モンスターウルフミニ 
「緊急です。クマが出ました」

太田社長
「山に登る人、キャンプに行く人がクマが出て怖いと。携帯用のモンスターウルフを作ってくれとずいぶん要望がありまして」

Q 音だけではなく、オオカミ型がいい?
「そうですね。これは私のこだわり。やはりオオカミにこだわって目が光るというのもモンスターウルフの特徴ですので、それを特徴として開発が進んでいます」

モンスターウルフミニ
「緊急です、緊急です、助けてください、誰か来てください」

クマ対策だけではなく、防犯用としても使えるよう進化中の
モンスターウルフミニ。価格は1万円台の予定で、年内の発売を目指しています。

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