「事故が起きる危険性を認識していない認識の甘さ」小樽スキー場5歳死亡事故 第三者委が調査報告書を公表
2026年 4月30日 18:21 掲載
去年12月、小樽市のスキー場で5歳の男の子が死亡した事故で、きょう(30日)第三者委員会が調査報告書を公表し、安全装置が無効になり事故が起きた可能性があると指摘しました。
第三者委員会 川村明伸弁護士)
「単純にエスカレーターが事故が起きる危険性を認識していない、認識の甘さに基づく監視員不在ということが大きいと思う」。
去年12月、小樽市の朝里川温泉スキー場で起きた死亡事故。駐車場からゲレンデに向かうエスカレーターで、後藤飛向ちゃん5歳が右腕などを挟まれて死亡しました。
当時、家族とスキー場のエスカレーターに乗っていた飛向ちゃん。降り口付近で尻もちをついて転倒し、仰向けの状態でエスカレーターに右腕などが巻き込まれました。この際、物が巻き込まれたときに作動するはずの安全装置は働かず、母親が緊急停止ボタンを押してようやくエスカレーターが止まったということです。
第三者委員会 川村明伸弁護士)
「安全装置が働いていれば本件事故は発生しなかっただろうと考えている」。
「1つは無効化されていた、ほかの2つは当日無効化されていた可能性がある」。
事故後、調査を行っていた第三者委員会はきょう(30日)会見を開き調査報告書を公表しました。
報告書によりますと、事故は現場責任者が安全装置を無効にしていたことにより起きた可能性があるとしました。また当時監視員は配置されておらず、経営陣は配置の必要があるという認識をしていなかったとしています。
第三者委員会 川村明伸弁護士)
「安全装置を無効化することを行えてしまうという会社としてのガバナンスの問題があると考えている」。
第三者委員会は無人でのエスカレーターの運用を廃止し、巻き込まれを想定した初動対応など訓練を定期的に行うよう提言しました。
警察は業務上過失致死の疑いも視野に慎重に捜査しています。


















