マチを救う!?15周年迎える「副市鳥」や「独身・30歳」設定の新キャラも…”自治体キャラクター”最前線
2026年 5月 7日 12:31 掲載
苫小牧市の公式キャラクター「とまチョップ」
GWも大忙しです。
市の担当者「ハクチョウがモチーフで、ホッキ貝の帽子をかぶり、ハスカップの首飾りと、おしりにはハナショウブのしっぽがついています」
苫小牧の魅力がぎゅっとつまった「とまチョップ」
2010年、中学生のよびかけをきっかけに市民投票を経て生まれたキャラクターです。
Qとまチョップと写真撮影どうだった?
子ども「楽しかった」
Qとまチョップ好き?
子ども「すき」
Qどんなところが好き?
子ども「笑ってるところ」
サービス精神もいっぱいです。
市の担当者「手、震えてない?チョップ書ける?」
サインをもらった人「たまに見るけども、サインって書いていただけるのかなって思って。書いてもらえて、大変うれしいです」
Q初のサインは?
サインをもらった人「すごくかわいくて、いいと思います」
とまチョップは苫小牧市の「副市長」ならぬ「副市鳥」。
抜群の知名度で、市長を支えます。
市の担当者「チョップ、市長のところ行こうか」
とまチョップ「(イヤ!)」
市の担当者「行くよ、頑張って!」
市民「頑張ってね~お仕事」
市によると、繁忙期は週に4回「出鳥」。道外に「出鳥」することもあるそうです。
苫小牧市・金澤俊市長「イベントとなればたくさんの人に囲まれてますので、苫小牧に欠かせない公式キャラクターですね。苫小牧市の良さを市外にもどんどん発信してほしいと思っています」
イベントには道外から訪れたファンの姿も。
大阪からのファン「大阪からきました」
Qとまチョップに会いに?
大阪からのファン「そうです」
Q苫小牧、来てみてどう?
大阪からのファン
「めっちゃいいです。ご飯もおいしいし、空港からアクセスも良いから来やすいです」
活躍は、イベントのみにとどまりません。
地元の菓子メーカーはパッケージに「とまチョップ」を採用。
苫小牧限定商品として、売れ行きは好調だということです。
苫小牧市・総合政策部未来創造戦略室・滝沢拓也さん
「苫小牧市自体は産業的にも非常に優れた立地環境にあるんですけれども、市内の人口が減少の一途たどっておりまして、人をこれからどんどん呼び集めるような施策も行っていかなければならない。その中で、我々としてもそういったところにとまチョップを活用していきたいなと思っている次第です」。
今年で誕生15周年をむかえる「とまチョップ」
今後に向けてもさらなる期待が集まります。
一方、この春、初の公式キャラクターが誕生した自治体も。
設定はモテない独身30歳。
果たして、市民の反応は?
ジンギスカンや菜の花で有名なこの街に、この春、初めてとなる自治体公式キャラクターが誕生しました。
裏葵記者「滝川市の施設には、等身大のパネルが登場しました。身長は155センチ、ふわふわもこもこのボディにちょっとだけ気になる表情をしていますね」
専門学生「知らない、初めて見ました」
Qどこが印象的?
専門学生「口元」「目元とか」「顔がむすっとしてる」
滝川市民「羊さんでしょ、羊だけど羊じゃないよね」
滝川市観光課の公式キャラクター「ひつじカモしれないシュール」通称「シュール」。設定は、モテない独身30歳です。滝川市で生産が盛んな羊と合鴨をモチーフに。キャラクターを通じて滝川を少しでも知ってもらおうと、制作に踏み切りました。予算と時間に制約があるなか、キャラクターの制作に生成AIを活用しました。
Q制作期間は?
滝川市・観光課・早坂柊ニさん
「概ね3、4ヶ月程度かなという形です。なかなか厳しい財政ではあるので、現状はそこでネックになってしまったりする部分はあるので、そこはAIを活用できたのは良かったのかな、と思っています。ある職員なんですけども、そのモチーフにしながら、イメージを構想した」
Q参考になる方がいた?
滝川市・観光課・早坂柊ニさん「そうですね、そっくりです」
この日、モデルになった職員と等身大パネルが初対面しました。
滝川市・高島崇さん「すごーい」
「ご対面です、はじめてです。こんなに立派なものが。シュールさん。妻からも実は、そっくりだなといわれてる。基本的には運動神経が鈍い方で考えてましたので、私もそうなんですけど、あんまりこうテキパキは動けない感じをイメージしました。このお腹なので。ちょこちょこ歩く感じで考えております」。
市は職員の名刺などから展開をスタートし、今後は徐々に登場の場を増やしていきたいということです。
初の公式キャラクター誕生に市民らの反応は…?
Q自治体キャラクター必要?
専門学生「あった方がいいと思う。イメージしやすいし、話題になったりするよね」「子どもとか好きそう」
高校生「マスコット的な存在になると思うから一回、見てみたい」
滝川市民「いた方が、それがみんなに浸透すればいい話。かわいいじゃない、よく見たら」
自治体が様々なかたちで力を入れるキャラクター展開。観光や地域PRに詳しい専門家は。
KIRI北村学際総研・所長北村倫夫さん
「キャラクターは非常に広報PRの有力な手段になっているという風に私は認識しています。人口減少は財政的に厳しい中で、地域がどうやって生き延びていくかに関して、広報PRはものすごく重要です」。
その一方で、競争の激化を指摘します。
「どこの自治体でもキャラクターを作る時代になってくると、他の要素をつけていかないと価値が高まらない。その中でどう目立つか、差別化するかっていうのは、これはもうやっぱり自治体の工夫」。
マチの魅力をどう伝えていくのか?地元の期待を背負い、次々と生み出されるキャラクター達。
激しい競争の中、今年も新たなキャラクターが、一歩を踏み出しました。


















