「親子3世代で…」笑顔つないで40周年 岩見沢市の遊園地「北海道グリーンランド」 道民に愛される理由は
2026年 5月 7日 19:22 掲載
子どものころに連れて行ってもらったり
このゴールデンウィークにお子さんと遊びに行った人も
多いのではないでしょうか?
不況や少子化を乗り越え今年で40周年を迎える
岩見沢市の遊園地が道民に愛され続ける理由に迫りました。
道内最長・長さ1.5キロのジェットコースターに
道内最大・高さ85メートルの大観覧車。
今年で40周年を迎える岩見沢市の遊園地「北海道グリーンランド」
こどもの日の5日、多くの家族連れでにぎわっていました。
子ども
Q何が一番楽しかった?
「タコとメリーゴーランド。びよーんびよーんって」
「急流すべり!水に濡れるところが楽しかった!」
「お化け屋敷 楽しくなかった」
Qこわかった?
「(うなずく)」
園内にはおよそ30機種のアトラクションがあり、
そのうち17機種は40年前から今も現役で稼働しています。
歴史は40年前のバブル期前夜にさかのぼります。
1986年、空知の観光都市になるべく岩見沢市が開催した
「北海道21世紀博覧会」
この会場の一つが歴史の始まりとなりました。
当時としては世界最大となる観覧車
ジェットコースターやメリーゴーラウンドなど
合計30種類のアトラクションを取り揃え、注目を集めました。
翌年「三井グリーンランド」として
本格的に遊園地の営業をスタート。
開業イベントではサンバが披露されるなど、
時代の雰囲気そのもののド派手な演出も。
1996年にはアメリカ発祥の絶叫アトラクションを
道内で初めて設置。
地上35mの高さを鳥のように舞うことができるという
乗り物でした。
1980年代から2000年代初頭にかけては
国が政策で後押した影響などで
全国で遊園地のオープンが相次ぎました。
道内でも苫小牧市の「ファンタジードーム」や
帯広市の「グリュック王国」、
夕張市の「アドベンチャーファミリー」などが人気を集めます。
しかし、バブル崩壊後
長引く不況や少子化などにより客足が減少。
2000年代後半にはそのほとんどが閉園に追い込まれました。
この激動の中、経営権は九州の会社に移ります。
堺榮佳嗣 取締役
「昔は三井グリーンランド、三井冠でやっていたっていう部分で
それが外れたことによって全体的な部分は縮小したかもしれない。
でも外れたことによってしがらみがなくなった部分もあるので
新しい母体になったっていうのはよかったのかなって思う」
道内の遊園地が次々と閉鎖した2000年代後半、
このあおりを受け
来園者数は2007年に15万人を下回ったものの、
2015年には25.6万人を記録。
コロナ禍からもV字回復で
2022年からは20万人を超える高水準を保っています。
堺榮佳嗣 取締役
「道内にあるテーマパークが減っていったていうことと
地域に根ざしているというか
親子3世代がキャラクターショーを通して
集まっていただいているっていう部分は昔から変わらない。
キャラクターショーなしではうちは語れないので」
この日、午前8時の開園を前に
すでに300人ほどの行列ができていました。
みなさんのお目当ては「ヒーローショー」です。
札幌から
Q何時から並んでいる?
「僕4時半です。ここに椅子置いて。
(子どもに)最前列で見せてあげたいですし
お父さん頑張って早く並んで」
Q自身も小さいときから来ていた?
「来ていました。それこそ僕がヒーローにだっこされてたり
同い年なのでここと」
北広島市から
Qお子さんが好きで?
「どっちもです。どっちかというとこっち(父)寄り」
午前11時からのショーに向けて席を確保するため
開園前の早朝から人が並ぶのはここではよくある光景です。
この日のショーはここでしか見られない内容ということもあり
道内外から1日でおよそ9000人もの来園があったということです。
開園以来、力を入れてきたキャラクターショーなどのイベント。
夏休み期間は児童向け、運動会シーズンは幼児向けというように
客層やタイミングを考え抜いて準備しています。
山本飛鳥 副支配人
「キャスティングにおいては流行りものをリサーチして
いかに取り入れるか。キャラクターに限らず
人気のYouTuberを呼んだりもしている」
HTBに残る過去の取材映像をさかのぼってみると
その当時流行の人気アニメやサーカスなど、
幅広いジャンルでのショーが行われてきたことがわかります。
旭川から
「子供の頃はよく連れてきてもらっていた。
昔からウルトラマンショーとかヒーローショーを見に来ていたので
よく覚えていて、きょうは懐かしいなって」
千歳市から
「ここでアンパンマンのショーやってることがあって
この子がいま4歳なんですけど2歳の時に(来た)。
こういうのも持ち込んでいいので、
荷物載せてだれか荷物番して子供と(乗り物に)乗ってみたいな」
広い芝生のエリアではレジャーシートを広げたり
テントを設営することも可能で、
子ども連れには嬉しいポイントです。
ベテランたちもこの場所を支えます。
堺榮佳嗣 取締役
「遊園地は夏場だけの営業、冬はスキー場。
若い人だとどうしても通年で雇用しなきゃならなくなってくる」
園内では現在、 100~150人ほどの従業員が働いていて、
そのうちのおよそ6割がシニア世代です。
長年継続して勤務している人も多く、
来園者と遊園地をつなぐ役割も担っているといいます。
勤務して17年目の村井美由喜さん(80代)。
リタイア後から鏡の迷路を担当しています。
村井美由喜さん
Qハイタッチはなぜ?
「最初、孫とよくやっていて
子供さんにどうかなと思ってやりだしたのが最初。
みなさんの喜んでくれる姿を見るのが一番。
今までやってきた仕事の中で一番楽しい」
地方遊園地が衰退する中、地域密着型の遊園地として
愛され続けてきた北海道グリーンランド。
その背景にはこだわりのショーイベントや
スタッフの思いやりが込められていました。


















