JR北海道の昨年度決算 グループ全体の赤字は408億円 鉄道収入は過去最高に
2026年 5月13日 16:00 掲載
JR北海道が2025年度の決算を発表しました。
グループ全体では408億円の赤字となりましたが、鉄道収入は過去最高となりました。
JR北海道の25年度のグループ全体の収入は、前の年度に比べて95億円増えて1656億円となりました。
列車の利用客は、札幌と新千歳空港を結ぶ千歳線で、前の年度に比べておよそ6パーセント増えました。
また、去年4月からの運賃値上げの効果が大きく、鉄道収入は過去最高の811億円になりました。
また不動産事業では、沿線での住宅事業などが好調で、前の年度よりも27億円増えて201億円となりました。
JR北海道・萩原国彦常務
「駅周辺、沿線周辺の中から、鉄道運輸収入とは別に収益を確保するというのは、これからもしっかり取り組んでいきたい」
前の年度から利益は73億円増えたものの、25年度の赤字は408億円となり、依然として厳しい経営が続いています。
決算の内容を詳しく見ていきます。JR北海道グループとしての昨年度の決算です。収入がプラス95億円の1656億円でした。鉄道収入、過去最高でした。プラス44億円です。そして昨年の4月1日、JR北海道は運賃値上げを行いましたが、その効果がプラス33億円程度と見込まれています。改善はしたものの、赤字体質は変わらず408億円の赤字となりました。
好調なのが千歳線の快速エアポートです。昨年度の利用者数も6%増えました。要因としては、新千歳空港利用者が増えています。そして、Fビレッジも開業して、千歳線エアポートを使う方が増えています。課題がありまして、混雑です。混んでいるため、現在2種類ある快速エアポートの自由席の車両を28年度末までに、より多くの人が乗れるこちらのベンチ型シート、ロングシートに変える予定です。そうすると輸送可能人数、1日あたり8000人増えるということです。
札幌~千歳間、千歳線は輸送の要ですからね。
国としてもエアポートだけではなくて、千歳線全体どうすればパワーアップできるかというのを模索しているところですので、JR北海道の鉄道収入などにも今後大きな影響が出てくると思います。
加えて不動産収入も大きいです。201億円でした。プラス27億円だったんですが、JRとしては札幌で2カ所、そして江別の1カ所で開発が進んでいます。
まず、温浴施設の極楽湯などの跡地に誕生したのは、分譲マンションと賃貸マンション合わせておよそ160戸分の住宅です。隣接する商業施設、ドラッグストアやクリニックなどが入っているということです。
そして同じく桑園地区、JRの社宅の跡地では、3つの街区にまたがって、およそ250戸分の分譲マンションと賃貸マンションのほか、食品スーパー、クリニックなども入る再開発が進行中で、来年3月までに完成予定です。
江別、野幌駅周辺では、およそ7ヘクタールの土地に、90区画分の戸建て住宅、公園、食品スーパー、雑貨店、保育施設など一体での開発が進行中だということです。
JR沿線の住民を増やすことで鉄道利用者を増やしたいという狙いがあるのですが、鉄道以外の事業も今後大きな柱になっていきそうです。


















