札幌の17歳が科学研究で全国トップに! "北海道の自然と折り紙"から着想 日本代表として世界大会へ
2026年 5月14日 18:38 掲載
科学技術の自由研究を競い合う大会で、全国イチバンに輝いた高校生が札幌にいます。
研究のヒントとなったのは、北海道の大自然です。
真っ白な斜面をさっそうと滑り抜け、高い崖からダイナミックにジャンプ。
スノーボードの実力は、全国優勝の経験を持つほどです。
「スノーボードをする中で、自然というのは本当にここまで面白いんだということに気づいて、研究にのめりこんだ」
札幌開成中等教育学校6年生の栗林輝さん、17歳。実はもう一つ、全国で一番の実力が評価されました。
去年12月に開かれた「高校生・高専生 科学技術チャレンジ」。
世界に通用する科学者の育成を目的に、高校生らが研究成果を競う大会です。
栗林さんは、全国191校、506の作品から、最優秀賞にあたる文部科学大臣賞に選ばれました。
栗林さん
「本当にみんなハイレベルで、興味を極めている方々ばかりで、その中で今回選ばれたというのは、僕も未だにまだ信じられていない部分もあるんですけど」
栗林さんが発表したのは「マルコフ連鎖モンテカルロ法を用いたリンク機構に関する研究」。自然界にある、柔らかい動きや複雑な構造を数値化し、「統計力学」を使って計算できるようにしたものです。
栗林さん
「やはり人工物というのは硬くて、それに比べて自然界はすごく柔らかくて、もっとフレキシブルでソフトなもの、それをシュミレーションするのは非常に不確実で、すごくカオスなようなものなので、それをシミュレーションする手法を開発した」
「これを使えば、おそらく将来、例えば普段使っている硬いものだけじゃなくて、柔らかいような新しい素材を作ってもらったりとか、そういうものにつながるんじゃないかと思っています」
また、幼い頃から親しんできた「折り紙」が自然界とリンクしていることも見出しました。
栗林さん
「自然は折り紙なんですよ。例えば葉っぱや虫の羽などは、折って小さくして、それを展開するという、まさにこれは折り紙を利用しているんですよ。本当に折り線があって折り紙が自然界に存在する」
身近なものから法則を見出し、分野をまたいだ研究が、審査員からの高い評価に繋がったそうです。
栗林さん
「これを持って山に登ってよく野鳥を撮影したりしています。僕の人生を変えたと言っても過言ではない」
研究のきっかけとなったのは、北海道の大自然です。小学生のころからスノーボードや登山など、北海道の自然に多く触れてきたと言います。
栗林さん
「例えば植物だったりとか鳥だったりとかを見て、どんなメカニズムが潜んでるかな、みたいな考えるのも楽しいですし、登った時の達成感もあります」
自然の仕組みを知りたいと始めた研究。
その道に進みたいと家族に申し出ました。
弟・諒さん
「絶対この問題といてやる、とか絶対やってやるとか、そういう探求心がある」
父・朋史さん
「ひとつの事に集中して、とことん好きなことを追求できる、そういう性格なんですよね」
研究を進めるため、東京大学の教育プログラムにも参加し、専門的な指導を受けています。
この日、部屋で練習していたのは英語での研究発表。去年、最優秀賞を獲得した大会で、世界大会への切符を手にしたのです。
栗林さん
「ある程度(言語の)ハンデがあると思うが、英語以外の部分ではたくさん表現を使ったり、物を使ったりして面白さを伝えられたら」
栗林さんは現在、アメリカ・アリゾナ州で開かれている世界大会に日本代表として出場しています。
日本時間のあす(15日)夜からあさって(16日)未明にかけて審査結果が発表されるということです。
栗林さん
「将来研究者になるかどうかはわからないですけど、研究だけではなくて、例えばそれを用いて色々なものを作ったりとか、実際なんかいろんな方に助けになるようなものを作れたらいいなという風には思ってます」


















