パイにどら焼き、ノースマン… 抹茶ブームで新商品続々 ただ値上げの足音も…
2026年 5月14日 19:00 掲載
抹茶あんがたっぷり詰まったパイに、濃厚な抹茶クリームが挟まったどら焼きも。札幌千秋庵がきょう(14日)から発売を始めた抹茶味のスイーツです。
札幌千秋庵社長室主任・三崎栞さん
「抹茶は、あんやクリームとの相性が非常に良い商品になっていまして、あとは昨今の抹茶ブームというのもありますし、5月には『抹茶・新茶の日』を控えているので、このタイミングで抹茶のスイーツを発売させていただきました」
ふわふわな生地に中のクリームと、抹茶がふんだんに使われた「巴里銅鑼抹茶」。
大原麻潤記者
「すごいボリューミーです。持っただけでわかるフワフワ/ほろ苦い抹茶の味と、中のあんこと求肥が良く合います」
さらに、お土産として人気の高いノースマンに抹茶味が初登場です。
神奈川から客
「ちょうどいい苦みですね。あんまり強すぎると『抹茶~』って感じがするでしょ。パイがミックスして良い感じ。好みです」
発売初日のきょうから抹茶好きの注目を集めたこちらの商品ですが、原材料費の高騰に直面しています。
千秋庵・三崎さん
「抹茶に限らず、原材料は全体的に高騰していますし、中東情勢の影響でパッケージ等も大変高騰している状況ではあるが、弊社としてはできる限り美味しさにこだわりながら、お求めやすい価格でお客様にご提供できたらと考えています」
札幌の日本茶専門店です。
こちらのお店では、今や全体の3割ほどが海外からのお客さんだといいます。
タイからの客
「(抹茶は今、タイで大人気です)」
玉翠園・玉木康雄社長
「日本だけじゃなくて海外、特に東南アジア、中東からのお客様が、抹茶をものすごくたくさん買いに来られます」
こうした抹茶人気は、日本茶の原料市場にも影響を及ぼしています。
農林水産省によりますと、抹茶の原料となる「てん茶」の需要が急増。おととしの国内での生産量は、10年前に比べ、およそ2.7倍にも上っています。
この需要に応えるため、「せん茶」の生産から「てん茶」の生産へとシフトする農家も出てきていて、せん茶の価格に影響が出ているといいます。
玉翠園・玉木社長
「抹茶も足りないし、抹茶の需要によって『せん茶』のほうも供給が減ってしまうので、せん茶の方も上がってしまう。お茶の仕入れをしている我々にとってはダメージが大きいし、最終的にそれをご利用いただいている消費者の方にも影響は出ると思う」
こちらのお店では、まだ値上げに踏み切った商品はありませんが、今後影響が拡大する可能性はあるといいます。
玉翠園・玉木社長
「抹茶・せん茶の価格自体が上がっているだけではなくて、中東情勢の変化もあり、包装材料とか輸送費とか、ありとあらゆるものの価格変動が生じる原因が出てきている」
「どうしても価格を見直さないといけないものが増えている。可能な限り企業努力でなんとかしている」
抹茶ブームの影響で、すでに値上げした商品もあります。
緑茶のペットボトル飲料や茶葉を使った製品が、3月から5%~33%ほど値上がりしています。
玉翠園の玉木さんによりますと、抹茶ブームの裏で、こういった緑茶飲料などの原料である茶葉の高騰に加えて、パッケージの原材料費の高騰も影響しているのではないかということです。



















