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"試される大地" 拓銀破綻や道庁不正経理…難局に立ち向かった堀達也元北海道知事が90歳で死去

知事として2期8年を務め、北海道のイメージアップを図り「試される大地。」のキャッチフレーズを採用した堀達也さんがおととい(16日)亡くなりました。
在任中は拓銀破綻など多くの難題に対応し、公共事業見直しにも大きなメスを入れました。

堀達也さん
「道庁改革を訴えていましたから、すばらしい北海道をつくるためにもなんとしても道庁改革、道政改革をしっかりやると」

堀達也さんは1935年に旧・樺太で生まれ、北大農学部を卒業後、道の職員に。
主に農政分野を担当し、副知事などを経て、95年、知事に初当選しました。就任後、世間を騒がせたのが官官接待、カラ出張など総額70億円以上にのぼる不正支出が相次いで発覚し、7000人以上の職員が処分を受けた道庁の不正経理問題です。

堀元知事
「道議会ならびに道民のみなさんに深くお詫び申し上げます」

「一連のこれまでの様々な問題、我々が深刻に受け止めて、信頼回復にさらに努力したい」

経営が苦しくなっていた北海道拓殖銀行をめぐっては、北海道銀行との合併を後押しするなど対応に追われました。

堀元知事
「(拓銀幹部と)ひそかにあるホテルで会う、その時はもう、道銀との合併はできないということで、これはもうダメかなというふうに思いましたね」

道が「時のアセスメント」を打ちだし、公共事業見直しの象徴となったのが、十勝の士幌高原道路の建設中止です。

磯田憲一さん
「それまでの常識が通らない時代変化の中に身を置いた8年間だったと思いますけど」

堀道政1期目をいまの知事室長にあたる立場で支えていたのが、2期目で副知事となった磯田憲一さんです。

堀元知事を支えた磯田憲一さん
「堀さんの1つの決断がですね、日本の公共事業、初めて止めるシステムを作ったという意味では、大きな転換点だったんじゃないかと思いますけどね。」

北海道拓殖銀行の破綻など暗い話題が多い中、北海道のイメージアップを図ろうと、一般公募の中から採用されたのが2021年まで使われたキャッチフレーズ「試される大地。」です。

堀元知事を支えた磯田憲一さん
「知事にはもしかすると嫌な言葉だなと思うかなと思って、堀さんに会って、実はこういう言葉を選び取りましたということを発言した時に、堀さんは前向きな言葉として受け止めて前を向こうじゃないかとおっしゃってくださったと思います。」

知事退任後は北海道スポーツ協会の会長や札幌大学の理事長などを歴任した堀さん。
関係者によりますと、おととい朝、札幌市内の病院で肺腺がんのため亡くなったということです。
90歳でした。

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