北海道新幹線の札幌延伸工事での談合疑惑 沿線自治体には不安 専門家は「信頼関係がダメージ」
2026年 5月21日 18:17 掲載
札幌市・秋元克広市長
「しっかり調査していただいて、公正な手続きをやっていただければ。非常に関心の高い事業なので、残念なことのないようにして欲しい」
おととい(19日)発覚した、北海道新幹線の札幌延伸工事における談合の疑い。沿線の自治体には不安が広がっています。
八雲町・萬谷俊美町長
「これがもし事実であれば大変残念であり、公共事業に対する信頼を損なう問題だと受け止めております」
「完成時期が遅れない、今回の件でさらに遅れなければいいなと懸念しています」
レールを敷く工事の入札で談合があった疑いで、公正取引委員会は、札幌にある北海道軌道施設工業など9社と発注者の鉄道・運輸機構に立ち入り、実態の解明を進めています。
倶知安、渡島南など5つの工区で談合があった疑いがあるなか、交通政策に詳しい専門家は、新幹線の工事には特殊な技術が必要だと指摘します。
青森大学・櫛引素夫教授
「新幹線っていうのはオンリーワンの規格を持った鉄道ですし、非常に高度な水準の施工が求められる」
「新しい業者が入りやすい環境かどうかというのは、入りやすいとは言えないんじゃないかなっていうところでしょうかね」
札幌延伸は、トンネル工事などで遅れていて、開業は2038年度末以降になる見通しのほか、建設費は資材高騰などの影響で、最大1.2兆円増えるとの試算も示されています。
櫛引教授
「工事費の負担がじりじりと増していく構造のなかで、さらに工事費が適切に設定されていたのかどうか、非常にこう不安と疑心がつのると、工事を取り巻くいろいろな人たち、組織の信頼関係がダメージを受けている形になってますよね」
延伸への不安に函館朝市で働く人は…
市民
「でもつながってほしい、早く/札幌圏からおいしいものを食べに来てくれるっていうのを期待する」
市民
「経済を回すには(新幹線は)あったほうがいいと思うけど」
果たして談合が事実なのか。実態解明が急がれます。



















