江別・大学生暴行死事件、強盗致死罪で初公判 被告3人起訴内容認める 法廷で暴行音声と笑う動画公開
2026年 5月25日 18:01 掲載
2年前、江別市の公園で男子大学生が暴行を受けて死亡した事件で、強盗致死などの罪で起訴された6人のうち3人の裁判員裁判がきょう(25日)始まり、いずれも起訴内容を認めました。
札幌地裁 高杉昌希裁判長)
「起訴状に間違いはありませんか」
川村葉音被告)
「はい」
瀧澤海裕被告)
「間違いありません」
未来ある男子大学生の命が奪われた悲惨な事件。罪に問われた3人の裁判が始まりました。
大原麻潤記者)
「男性が発見された公園には規制線が張られています。公園内では警察官が調べを進めています」。
2024年10月、江別市の公園で千歳市の大学生、長谷知哉さんが全裸で意識のない状態で見つかり、その後、死亡しました。
強盗致死などの罪で起訴されたのは長谷さんの交際相手、八木原亜麻被告、友人の川村葉音被告、瀧澤海裕被告、川口侑斗被告、当時16歳と17歳の少年ら合わせて6人です。
起訴状などによりますと6人は「全部出せ。全額。」などと長谷さんを脅して現金やクレジットカードなどを奪い、殴る蹴るなどの暴行を加え死亡させた罪に問われています。
長谷さんと6人の間に何があったのか。
八木原被告)
「1年後に別れることを切り出され、その相談のために会った」。
背景にあるとみられるのが八木原被告と長谷さんの間の「交際関係のもつれ」です。
事件当日、長谷さんは大麻駅からほど近い、八木原被告のアルバイト先へ。八木原被告と合流すると、2人で八木原被告の自宅に向かいます。この時、川村被告とスマホで通話していた八木原被告は「別れ話でもめている」という趣旨の連絡をします。長谷さんと八木原被告は、事件現場となった公園へ。川村被告も当時一緒にいた瀧澤被告らと自家用車で公園に向かい、2人と合流。その後、長谷さんに集団で暴行したとみられています。
6人の中でも、川口被告については札幌家庭裁判所が少年審判の中で「率先して暴行を加え、終始犯行を主導していた」などと「主犯格」として指摘しています。
香山芽郁記者)
「被告三人の初公判が開かれる札幌地裁には、傍聴券を求めて30人ほどの列ができています」。
初公判には49席の傍聴席に対し、その6倍以上となる308人が列を作りました。
きょう(25日)始まったのは川村被告と瀧澤被告と当時16歳の少年の3人の裁判です。3人は起訴内容を認めました。
検察側)
「長谷さんの服に指紋が残らないよう全裸にした上で、たばこの火を押し付けるなど、暴行は2時間に及ぶ圧倒的長時間で執拗なものだった」。
検察側は冒頭陳述でこのように話し、長谷さんの死因は全身の血液の20から30パーセントが流れ出たことによる外傷性ショックだったと指摘。一方、弁護側は・・・
瀧澤被告の弁護人)
「ライダーキックをしてふざければ終わると思った」
また、川村被告と当時16歳の少年の弁護人は、暴行は川口被告が主導したと指摘しました。
香山芽郁記者)
「裁判では暴行を受けた際に長谷さんが録音していた音声が流されました」。
検察側が提出した音声の中では、暴行を加えながら川村被告が長谷さんにこのように脅していたことが明らかになりました。
川村葉音被告)
「早くしろよ、おかしいだろ 財布持ってこねえの」。
また、瀧澤被告が暴行している間、被告らが笑う動画も法廷で流されました。
法廷で被告らは何を語るのか。この裁判の判決は来月25日に言い渡されます。



















