「何を教えたかったのか」小学校教諭目指した被告へ裁判長が問いただす一幕も 江別大学生強盗致死事件裁判
2026年 6月 5日 19:09 掲載
検察官)
「著しく悪質で重く相当するのは無期懲役である」。
検察官は情状酌量の余地はないとしました。
川村葉音被告と瀧澤海裕被告ら3人はおととし10月、八木原亜麻被告など別の男女3人と共謀し、大学生の長谷知哉さんを暴行して死亡させ、現金やカードなどを奪ったとして強盗致死などの罪に問われています。
おととい(3日)の中間判断で札幌地裁は「金品を要求したあとの暴行で死亡したと認定できる」などとして、強盗致死が成立するとしました。
きょう(5日)の裁判では川村被告への被告人質問が行われました。
将来の夢は小学校の先生だったという川村被告。裁判長から強い口調で問いただされました。
裁判長)「人に暴力を振るっちゃいけない。それって小学生以前にわかんないといけないことですよね」。
川村被告)「その通りです」。
裁判長)「そんなことをしていたあなたがなれたのですか」。
川村被告)「・・・」。
裁判長)「あなたは何を教えたかったのですか」。
川村被告)「だめだよってことはだめって」。
裁判長)「あなたは分かっていないじゃない。むかついたら暴力をふるうんでしょ?お金をとるんでしょ?」。
裁判の争点が量刑となっている中、きょう(5日)の裁判では検察側から川村被告に求刑が行われました。
検察は「強固な強盗の意思が認められる」「川村被告の役割は重要。原因を作り出した」などとして、川村被告に無期懲役を求刑しました。
一方の弁護側は、「真摯に反省している」などとして、情状酌量を求め懲役13年が妥当だとしました。
裁判では長谷さんの姉が証言台に立ち弟への思いを話しました。
姉)
「どんな気持ちで死んでいったのだろう?友人や家族に会いたかっただろう本当にかわいそうでたまらない犯人たちに心の底から死んで欲しいとおもっています」。
長谷さんの遺族の代理人弁護士は「遺族としては被告人は死刑にせざるを得ない」と述べました。
裁判長から最後になにか言いたいことはないかと聞かれた川村被告は「事件を起こしたことで多くの人に辛い思いをさせ毎日苦しい思いをさせて申し訳ございませんでした。そして大切な家族の一人の命を奪ってしまい本当に申し訳ございませんでした」と話しました。
川村被告の裁判は結審。
来週からは審理が分離されている瀧澤被告や当時16歳の少年への求刑が行われる予定で、25日に判決が言い渡されます。



















