桂田社長「荒れるまでに戻ってくると」出航判断が焦点 知床沖観光船沈没事故 集団訴訟
2026年 6月 9日 16:18 掲載
知床の観光船沈没事故で、乗客家族らが運航会社と社長に損害賠償を求めている裁判。
きょう8回目の口頭弁論が開かれ、初めて桂田社長への尋問が行われました。
社長は何を語ったのでしょうか?
桂田精一社長(再現)
「この度は本当に大変な事故を起こし大変重く受け止めています。本日、当時の私の認識を正直にここで話したいと思います」
去年3月に民事裁判が始まって以降、桂田精一社長が法廷に姿を現すのは2度目です。
初めて本人への尋問が行われました。
2022年4月、知床沖で観光船「KAZU1」が沈没した事故。
20人が死亡、6人が行方不明のままとなっています。
原告の乗客家族らは運航会社の「知床遊覧船」と桂田社長を相手取り、15億円を超える損害賠償を求めています。
原告側は桂田社長の「出航判断」に過失があったと主張。
一方、被告側は、当日は海が荒れたら引き返す「条件付き運航」だったと主張しています。
船長が途中で引き返していれば、事故は「回避可能だった」などと主張していて、桂田社長個人の過失は否定しています。
廣瀬美羽記者リポート
「桂田社長を乗せた車が札幌地裁へと入っていきます」「これから桂田社長本人への尋問が行われます」
きょう(9日)の尋問でも、桂田社長による出航判断が焦点となりました。
被告側(再現)
「Q、出航の判断を具体的に」
桂田精一社長(再現)
「船長は私の認識と同じです」「午前中、荒れるまでに戻ってくると」
被告側(再現)
「Q、船長はコースをどうすると」
桂田精一社長(再現)
「通常(知床岬手前の)ルシャ湾前後そう認識をしていた」
被告側(再現)
「Q、ルシャ湾コースだと?」
桂田精一社長(再現)
「はいそうです。2021年に似たようなケースがあり、知床岬コースからルシャ湾に変更したことも」
被告側(再現)
「Q、船長には何と?」
桂田精一社長(再現)
「同じ考え、それでいきましょうと」
原告側からはさらに詳しいやりとりについて質問が…。
原告側(再現)
「具体的にどういう言葉を(船長と)交わしたんですか?」
桂田精一社長(再現)
「正確には覚えていません」
きょうの裁判では、乗客家族への尋問も行われています。



















