北海道演劇界を牽引した斎藤歩さん 一周忌を舞台でしのぶ催し 札幌
2026年 6月11日 17:43 掲載
北海道の演劇界を牽引した俳優で演出家、劇作家の斎藤歩さん。
亡くなってきょう(11日)で1年となりますが、斎藤さんを舞台で偲ぶイベントが札幌で開かれています。
「私がススキノの裏町で暮らしていた1990年ごろ…」
「すすきの育ちの憂哀歌(ブルース)」。斎藤歩さんが生前、雑誌で連載したエッセイを読み聞かせる朗読劇です。
斎藤さんの演劇仲間が、一周忌は舞台で追悼したいと準備を進めてきました。
俳優・山野久治さん
「来年の6月11日に、この場所で、彼がフィールドとしていたこの場所で、何かをやりたいってことを、お通夜の日に声をかけた、なんかやろうって」
俳優・横尾寛さん
「さびしいけどね、たまにね、もちろんさびしいけどね」
「やれることをやれるときにやんなきゃなという、そのことは山野さんとも話しましたね、やっぱり」
斎藤さんは、学生時代に演劇にのめりこんだのをきっかけに、舞台やテレビ、映画の出演、声優など幅広く活躍してきました。
長く北海道の演劇界をけん引してきましたが、去年6月11日、がんのため亡くなりました。60歳でした。
朗読劇は、斎藤さんが駆け出しのころに暮らした1990年代のすすきのが舞台。出会った人々の人間模様や、役者としての原点を綴ったエッセイを、一つの作品として語ります。
朗読は妻で俳優の西田薫さんです。
西田薫さん
「歩がいる時は、朝起きて何を食べようかと考えることがあったんだけど、そういう人がいなくなったので、何を食べようかというのも苦痛、考えることが楽しかったけど、そういうことが喜びではなくなったので、夜もすることがないので、でも途中から暇にしているといけないんだと思って、よし働こうと思って(笑)」
「そろそろ限界のようです。艶っぽく、人の情けに満ちた町、すすきの」
横尾寛さん
「ぼくらがやらなきゃいけないのは、これ(演劇)をやり続けること(だから)」
山野久治さん
「ここでごちゃごちゃいろんな芝居が行われていることが、彼に僕のやってあげられること、彼の想いを現実化することかなと思う」
西田さん
「歩さんがいたら、すごいダメ出しとかね。『違うんだよ!』とか言うけれども、怒られないように読みたいなと思いますね。誰に?歩さんに」
「すすきの育ちのブルース」は
きょう夜と14日の両日とも満席となりましたが、来月25日から同じシアターZOOで、
斎藤歩 作・演出の朗読劇
「今は逢えない七夕のブルース」が公演されます。
「札幌演劇シーズン2026」で検索してみてください。



















