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人気の秘密は看板3姉妹の笑顔?廃業続く銭湯業界…札幌で行列のできる老舗銭湯を発見!番台裏に密着 

燃料費の高騰や後継者不足などの影響で
銭湯の廃業が相次いでいます。
そんな中、札幌市に今なお行列のできる老舗の銭湯があります。
札幌市豊平区月寒の住宅街にある銭湯「月見湯」。
創業1957年。

人気の秘密に迫りました。

開店準備を行う長男・奥野豊さん
開店準備を行う長男・奥野豊さん

午前9時。
月見湯の一日が始まります。
ボイラー室にいたのは奥野家の長男、豊さん。

■奥野豊さん
「まず朝、火つけてお湯沸かして・・・
温度調節したりお湯汚れてないかどうか
確認して水質を保つ作業をしていました」

開店前の打ち合わせをする3姉妹と両親
開店前の打ち合わせをする3姉妹と両親

長男の豊さんが開店の準備を進める一方で、
月見湯を行列のできる銭湯に変えてきた秘密の会議が
開かれています。

■長女・髙橋里菜さんと三女・奥野蘭さん
「遅い!遅刻!」
■次女・山口未来さん
「遅刻じゃないです」
■蘭さん
「何してたんですか?」
■未来さん
「今、友達が誕生日プレゼントを・・」
■蘭さん
「関係ないでしょ」
■蘭さん
「夏祭りとかできたらなと思うんですけど
駐車場が幅とるよ、キッチンカーは」
■未来さん
「Webチケット使ってみるとか」
■蘭さん
「できるかなっていうこと」
■里菜さん
「2人ともあまりふざけないように熱波イベントの開催お願いします」
■未来さん
「(父親に向かって)本日2時半から深夜12時まで駐車場整理!」
■父・繁光さん
「はい!」
■全員で
「きょうもたくさん回数券を売って頑張るぞ」

開店前から入り口で待つ客
開店前から入り口で待つ客

営業は午後1時45分から深夜の午前0時まで。
早い日には1時間も前から常連客が訪れるといいます。
■客
「疲れが取れるんだよね。さっぱりするよね」
「一番風呂、一番サウナを目指して
僕は来てる時がありますね」

月見湯オリジナルキーホルダー
月見湯オリジナルキーホルダー

入り口に入ってまず目をひくのは
ずらりと並ぶ月見湯のオリジナルグッズ。

■客
「月見湯さんだけ(グッズが)結構多いと思うので
いま(持っているのは)13個かな。残り17個キーホルダーあるんですけど、全部買おうかなって。コンプリートしたいな」

利用者全員で掛け声も 人気の熱波イベント
利用者全員で掛け声も 人気の熱波イベント

そして3姉妹がアイデア出しをした人気のイベントも。
月見湯はサウナの施設が充実していると評判ですが
それだけではありません。

■熱波♪
1・2・everybody♪
1・2・月見湯~!
1・2・月見湯~!

うちわを扇いで熱風を送るのは次女の未来さんと三女の蘭さん。
熱したサウナストーンに水をかけ
熱い蒸気を利用者に送る、人気の「熱波イベント」です。
体感温度は急上昇!発汗も、血行も一気に促進です。

■客
「最高です!」
Q月見湯サウナの魅力は?
「家族の温かみがありますね」
 里菜、未来、蘭、3姉妹の楽しいところですかね」

■客
「楽しい空間かつ気持ちよくなれる最高の銭湯だと思います」
「お客さん全員の熱量が高くて、初めて来たときから
居心地がいいなってずっと思ってます」

週1回のペースで家族で外食
週1回のペースで家族で外食

週に1回ペースで、奥野家そろって外食に出ます。

■蘭さん
「私11月30日からお休みいただきますから」
■豊さん
「なんで?」
■蘭さん
「オーストラリアに行ってきます」

Qお父さんはどんな人ですか
■里菜さん
「月見湯のものが壊れたら業者さんよりも誰よりも
直せるから、いなくなったらやばいと思う」
■蘭さん
「あとなんだべ?出てくるかな?」
■未来さん
「あとは駐車場整理がうまいこと?」
■繁光さん
「俺も器用だなーって思う、自分で」

父・繁光さんと妻・靖枝さん
父・繁光さんと妻・靖枝さん

銭湯ならではの悩みが口をつきます。

■妻・靖枝さん
「(施設が)老朽化していくことによって
昔いた職人さんがいなくなってくるんですよ。
今度直すとしても直せなくて、
新しいものを取り入れようとしたときに
すごい金額が上がってしまうんですよね。
その時に入浴料500円がネックですよね」
■繁光さん
「(燃料代)もう倍以上になったんじゃないかな、昔と比べると」
■靖枝さん
「水道、電気、燃料だよね」


銭湯の入浴料金は
1946年に生活必需品の高騰を防ぐことを目的に
制定された物価統制令の対象です。
北海道の上限は500円です。
燃料代がどれだけ上がっても入浴料を500円以上に
値上げすることはできません。

■靖枝さん
「全部自分たちでやらないと営業が回らないので
午前2時に寝て午前4時に起きるとか、
もうこんなとこやめてやろうって
思ったこともあったんですけど
お客さんの顔を思い出すんですよ。
あした来るよなーって
私はお客さんに支えられていた」

■繁光さん
「みんな頑張ってくれるから俺も楽だよね
あとはみんなに任せて俺は去るしかないね
去るか!(笑)」

サウナ室前に並ぶお客さんたち
サウナ室前に並ぶお客さんたち

■客
「30年通ってる」
「家族で頑張っているというところが惹かれるところですね」

■客
「お客さんとの距離がだいぶ近いのかな
銭湯とかサウナ以外の良さ、人の良さ」

家族写真
家族写真

午前0時すぎ。
豊さんはこれから3時間かけて清掃です。

「お客さんと家族のように」
地域に愛される月見湯の挑戦が続きます。

■長女・里菜さん
「もうちょっとサウナ室を広くして、
50人とか入るサウナ室を作っていきたいと思っております」
■次女・未来さん
「銭湯の中でテントサウナイベントをやってみるとか
これまでやったことないことを銭湯でやりたい」
■三女・蘭さん
「大きい施設にするのが夢。
モダンとレトロな組み合わせで作れたらいいかなと思います」

■家族全員で
これからも月見湯守り抜くぞー!

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