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札幌・常盤小跡地のインターナショナルスクール計画 「移民反対」「差別反対」互いにデモ 地域には不安も

インターナショナルスクールの建設が計画されている札幌市南区の旧・常盤小学校近くで、移民反対を掲げる団体と、差別に反対する団体のデモが行われ、地域には不安が広がっています。

「移民政策反対」
「どんな政策か、具体的に言ってみろ」

今月14日、札幌市南区の閑静な住宅街で行われた2つの団体によるデモ。一方は、移民反対を主張し、もう一方は外国人差別だと訴えます。

きっかけは、廃校となった常盤小学校の跡地に浮上した、インターナショナルスクールの建設計画です。

去年9月に運営会社が開いた住民説明会。
「移民政策、断固反対」と書かれたプラカードを掲げたグループが突如割り込み、警察が出動する事態に。
参加した人によりますと、この地域の住民には見えなったということです。

住民
「(運営会社の)発言を制止してツカツカと前の方に行って『反対しますよ』という形だったから、かなり乱暴」

インターナショナルスクールを計画するのは、シンガポールに本社を置く「グローバル・インディアン・エデュケーション」。去年6月、札幌市との売買契約の優先交渉権者に選ばれました。
日本では、すでに東京・大阪など6カ所でキャンパスを運営していて、大阪では生徒の6割ほどが日本国籍だと言います。

しかしSNSには、根拠のない情報やデマの投稿も…
「インド移民ねじ込み政策です」
「大量のインド人が入ってくるみたいです」

去年11月、札幌市議会には、市民らから「外国人優遇」「治安悪化に繋がる」などとして、計画の撤回を求める陳情も提出されました。その数は90件に上ります。

陳情書を読み上げる市民
「売却を一旦立ち止まり、リース方式も含めて再検討していただきたい」

こうした事態を受け、市は、常盤地区周辺の4959世帯を対象にアンケート調査を実施。367世帯から寄せられた回答には、賛否様々な意見が…。

「子ども2人、常盤小学校に通い、思い出が沢山あります。このまま朽ちていく姿を見たくありません」
「街が活性化して明るくなるのを期待しています」

「外国人のための学校は不要」
「性犯罪の増加。移民が増えると犯罪は増加します」

市議会に提出された計画の撤回を求める陳情は、
全会一致で不採択に。
反対意見には誤解が多く、建設は市の利益になると
判断されました。

札幌市都市計画部・加藤潤・調整担当課長
「正しい情報、それから今の最新の情報を引き続き発信し続けて、皆様に適切な情報をお届けするということを一生懸命考えて、実行していきたいと思っております」

インターナショナルスクールを巡り揺れる常盤地区の住民は…。

住民
「よそから来てデモを起こす人は、不安をあおってるんじゃないかなと。『余計な事しないでくれ』って感じ」
「実際に何かあった時に、札幌市の方で対応してくれれば良いかもしれないけれど/ホームページを見ても『そういうことは起こらないと思うので』と丸投げなのかなと」

外国人との共生に詳しい専門家は。

国士舘大学・ 鈴木江理子教授
「少なくとも日本のこれまでの犯罪統計の中で、外国人が増えて犯罪が増えているということは、客観的には全く言えないことだと思います」
「今のSNSの情報の入手は、どうしても類似のものが来てしまうので、ひとたび移民反対の情報が加わってしまうと、どんどんそういった情報だけが入手されてしまう」

運営会社は今後、札幌市と地域との三者協議会を立ち上げ、話し合いを進めたいとしていますが、市との売買契約の時期はまだ決まっていません。

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