【詳しく】川村葉音被告に懲役30年など3人に判決 江別大学生暴行死事件裁判 なぜ凶行は激化したのか
2026年 6月25日 18:42 掲載
おととし、江別市の公園で男子大学生が集団で暴行され死亡した事件の裁判員裁判。
きょう(25日)行われた男女3人の被告の判決で、川村被告に懲役30年が言い渡されました。
札幌地裁・高杉昌希裁判長
「主文、被告人川村を懲役30年、被告人瀧澤を懲役20年、被告人Bを懲役9年以上13年以下の不定期刑に処する」
未来ある男子大学生の命が奪われた事件。罪に問われた6人のうち、3人の被告に判決が下されました。
大原麻潤記者
「男性が発見された公園には、規制線が張られています。公園内では警察官が調べを進めています」
2024年10月、江別市の公園で、千歳市の大学生・長谷知哉さんが、全裸で意識のない状態で見つかり、その後、死亡しました。死因は激しい暴行を受けたことによる外傷性ショックでした。
強盗致死などの罪で起訴されたのは、長谷さんの交際相手の①八木原亜麻被告、②友人の川村葉音被告、③瀧澤海裕被告、④川口侑斗被告、当時⑤16歳と⑥17歳の少年ら合わせて6人です。
起訴状などによりますと、6人は「全部出せ。全額」などと長谷さんを脅して現金やクレジットカードなどを奪い、殴る蹴るなどの暴行を加え、死亡させたなどの罪に問われています。
長谷さんと6人の間に何があったのか。
八木原被告
「1年後に別れることを切り出され、その相談のために会った」
事件の背景にあるとみられる八木原被告と長谷さんの間の「交際関係のもつれ」。
なぜ死に至る暴行にまで、犯行はエスカレートしたのでしょうか。
男子大学生が集団暴行を受けて死亡し、金品が奪われた強盗致死事件。
先月25日に、川村被告ら3人の初公判が行われました。
札幌地裁・高杉昌希裁判長
「起訴状に間違いはありませんか」
川村葉音被告
「はい」
瀧澤海裕被告
「間違いありません」
3人は起訴内容を認め、裁判では量刑が争点となっていました。
また、どのような罪を適用するか判断する中間判断で札幌地裁は、「金品を要求したあとの暴行で死亡したと認定できる」などとして、強盗致死罪が成立すると判断。
被告人質問で川村被告と瀧澤被告は、罪について問われると…。
川村葉音被告
「社会に出られる確率は少ない、少ないというかほぼないと思っています」
瀧澤海裕被告
「死刑か無期だと思います」
重い刑罰は免れないと述べた川村被告ら。
検察側は、川村被告に無期懲役、瀧澤被告に懲役20年、少年に懲役10年以上から15年以下の不定期刑を求刑。
一方、弁護側は、川村被告に懲役13年が相当などとしていました。
山下結記者
「3人の被告の判決を見守ろうと、裁判所には傍聴券を求めて列が出来ています」
事件から1年8カ月が経過したきょうの判決では、46席の一般傍聴席を求めて市民ら274人が並びました。
札幌市民
「(被告と)近い年代っていうのもあって、個人的に気になって見に来ようかなと」
千葉県民
「『なんで若い子がこんなことを起こしたの』と思って。受け止めて反省してほしいなと思いました」
午後1時半過ぎから行われた判決で、札幌地裁の高杉昌希裁判長は…
札幌地裁・高杉昌希裁判長
「主導的とまでは言えないが、流れを作り出し、本件犯行を牽引している」
「被告人川村は、自己の責任に向き合っているとは言えない」
「従属的な立場であったが、果たした責任は重い」
川村被告に懲役30年、瀧澤被告に懲役20年、少年に懲役9年以上13年以下の不定期刑を言い渡しました。



















