【オシプラ】F2軍が恵庭市に移転決定 巨大な野球の街が誕生へ 北海道はどう変わる? 気になる他球団施設も
2026年 7月 4日 15:13 掲載
ファイターズ スポーツ&エンターテイメント 小林兼 執行役員
「北海道日本ハムファイターズは、ファームの移転先を恵庭市に内定しました」
ついに、2日に発表された北海道日本ハムファイターズの2軍本拠地の移転先。誘致合戦を勝ち抜き選ばれたのは、恵庭市でした。
恵庭市 原田裕市長
「身に余る光栄であり、心から感謝を申し上げたい。日本にはない素晴らしいファーム施設、街づくりに努めてまいります」
勝手に応援団
「ファイターズ恵庭に来てくれてありがとうー!」
恵庭市内のラーメン店では、有志による「勝手に応援団」が集まり、祝賀会を開催。喜びを分かち合いました。
勝手に応援団
「恵庭に決まったと分かった瞬間は、本当に嬉しくて泣いちゃいましたね」
「待ってたから嬉しいね。これから花の町だけではなくて、スポーツの町になっていくんじゃないかなと思いますね」
ファイターズが、千葉県鎌ヶ谷市にある2軍の本拠地の移転構想を発表したのは、去年7月。「エスコンフィールド北海道」からアクセスが良い場所で、球場のみならず商業施設など地域と一体となった「まちづくり」を目指すというものでした。
その舞台をめぐって、江別・恵庭・苫小牧の3つが最終候補地として残り、熱烈なアピール合戦が繰り広げられてきました。
そして2日、移転先に選ばれたのが、恵庭市JR恵み野駅の北側にある西島松地区。駅から予定地までは、徒歩で5分ほど。エスコンフィールドからもアクセスしやすい絶好の立地です。
激戦を制した決め手は何だったのでしょうか。
ファイターズ スポーツ&エンターテイメント 小林兼 執行役員
「検討の中では、最もハードルの高い候補地でした。しかしながら、市や期成会の皆様からそうした課題を乗り越えられる可能性を示していただいたことが最終的な選定の後押しとなりました」
従来の2軍施設の枠組みを越えた一大プロジェクト。民間の調査会社によると、新たな施設の建設やファンの訪問などによって生み出される経済効果は、なんと、およそ2200億円にのぼると言われています。
そして、いま、プロ野球界では2軍施設のあり方が大きく変わっています。
大阪に1軍の本拠地を置く「オリックス・バファローズ」。2017年に兵庫県神戸市にあった2軍施設を、本拠地から車でおよそ15分の場所に移転。選手の入れ替えをスムーズにし、最新設備をそなえたトレーニング施設を造るなど、選手の育成拠点に特化し、2021年からリーグ三連覇という強さの基盤を作りました。
こうした、育成に特化した2軍施設がある一方で、誰もが楽しめるスタジアムを目指したこんなケースも。
加藤諒也記者
「かなり開けていて広いです。周りは壁がなくて開放的になっています」
読売ジャイアンツは去年3月、東京都内に新たな2軍施設「ジャイアンツタウンスタジアム」をオープン。フェンスの高さやグラウンドの広さは、1軍本拠地の東京ドームと同じです。そして、なんと来年にはレフトスタンド横に水族館がオープン予定。関東最大級の大水槽が作られるなど、水族館と球場が一体化した作りになるといいます。
強さの基盤を築く育成拠点か、誰もが楽しめる地域に開かれた施設か。専門家は。
各地のスタジアム設計に関わる 日本女子体育大学 上林功教授
「地域に開かれた施設であるジャイアンツタウンと、強化・育成に力を入れたオリックスの2軍施設の、両方の良いところを兼ね備えたところになるのではないかと予想している。ここまで思い切って新しいことに取り組めているのは、やっぱりファイターズが先頭を走っているイメージがある。ぜひ今後も、パイオニアとしての2軍施設みたいなものを期待したい」
未来のスター選手が1軍の舞台・エスコンフィールドへと羽ばたいていく場所。一体どんな施設ができあがるのか。今からワクワクが止まりません!
ファイターズ2軍本拠地の移転先は、恵庭市JR恵み野駅、そしてJR島松駅の間にある西島松地区に決定しました。広さは46ヘクタール。あのFビレッジの1・4倍ものスケール。アクセスは札幌駅から恵み野駅まで24分、片道800円。
メインスタジアムは、屋根なしで3000人~5000人収容。そして、スタジアムの横にある建物は、宿泊施設、さらには住居を想定。特に、宿泊施設は、ビジターの選手が泊まったり、スポーツ合宿にも対応できるものにしたいということです。
さらに、右手に見える建物は室内練習場で、北海道の冬の期間でも一年を通して、練習できる環境を意識。その手前の建物は、選手寮など。栗山監督は、「選手を育てるためには、こういう施設が必要だ」と言っていました。練習場が近いというのは、嬉しい環境。
ファイターズは、この2軍新拠点を「スポーツと日常の融合した街づくり」をテーマに子どもや、シニアの皆さんが日常的に集う場所を目指しています。スタジアムのすぐそばには、商業施設や住居の施設。そして子供がスポーツを楽しむグラウンドなどの要素も組み込まれています。
ファーム・リーグは、去年までの2リーグ制から、今年は3地区制に移行し、全14チーム。東地区・中地区・西地区に分かれている。ファイターズの2軍は東地区で、対戦は地区内だけでなく交流戦も行われる。
日本ハムの2軍は、2026年には136試合を予定。ホームゲームは74試合。大半がデーゲームなので、昼に観戦して、夜に1軍の試合に行く事もできる。7月に「フレッシュオールスターゲーム」10月には2軍チャンピオン決定戦「ファーム日本選手権」が開催される。
三菱UFJリサーチ&コンサルティングが試算したデータでは、開業10年間での経済波及効果は、総額およそ2200億円。観戦や日常的に利用する方、観光客など245万人前後の利用者の消費額を試算していて、住居では3000人以上の人口増と見込んでいる。札幌一極集中による人口減少に、ストップをかける抑制効果も期待できる。



















