100年を超える歴史の中で初めて誕生 北海道大学の応援団に女性応援団長 活動に密着!
2026年 7月16日 12:38 掲載
今月、大通公園で行われたのは100年以上続く北海道大学と小樽商科大学のプライドをかけた応援団による伝統の対面式。
小樽商大「いつまでたっても新幹線が来ないではないか」。
北大「お前ら、商大応援団は張り合いがなさすぎるぞ。男どもはマネージャーに鼻の下ばかり伸ばしている」。
小樽商大「そっちはマネージャーいねーだろーが」。
実は、この北海道大学の応援団を率いるのは、その長い歴史の中で初めてとなる女性の応援団長。その素顔に迫りました。
北大農場に向かって力強い声を響かせるのは、100年以上の歴史を持つ北海道大学応援団。年季の入った羽織袴に、裸足で応援歌や演舞を披露するのが特徴です。その先頭に立つのは、長い歴史の中で初めてとなる北大初の女性団長、早坂知夏さん(3年生)。
北大応援団は、野球やサッカーなどの北大の部活動の競技応援を中心に総勢7人で、北海道大学を盛り上げるため活動しています。
北海道大学第百十四代応援団 団長 早坂知夏さん「やっぱり結構体力がないと応援歌とか振り切れないので、きっちり振り切るためにまずは、体力をつけて数をやろうということでたくさんやってます」。
早坂さんは横浜出身。一人暮らしと雪への憧れがあり北海道大学に入学。現在は、看護師を目指して、看護学を学んでいます。そんな早坂さんが応援団に入団したきっかけは。
北海道大学第百十四代応援団 団長 早坂知夏さん「入学式で応援団の演舞を見て、面白そうだなと思ったので入団しました。たくさん応援団で交友関係が作れるっていうのを聞いたのと、北大祭の『一万人の都ぞ弥生』っていうので、ひさしの上にのって、ステージをできるって聞いて、すごい面白そうだなって思って」。
団員同士の推薦で去年の夏、団長に就任した早坂さん。
今年6月の北大祭には、早坂さん率いる応援団の姿が。
毎年、北大祭のフィナーレを飾るのが応援団による一万人の都ぞ弥生。北海道大学の学生寮である恵迪寮で明治45年に作られた寮歌『都ぞ弥生』を訪れた人たちみんなで肩を組んで歌う恒例行事です。
北大応援団がひさしの上で祭りを盛り上げます。
この日は、応援団のファンだという人たちの姿も見えました。
応援団を見に来た人「かっこよくて、(応援団)すごいファンで。息子が入学式の時に、応援団がエールを送ってくれた」。
応援団を見に来た人「息子が野球部で野球部の応援にいつも来てくれてるんで。ありがたい存在で」。
北海道大学第百十四代応援団 団長 早坂知夏さん「無事終わってよかったな、って思います。恵迪寮生はじめ、いろんな観客の人や普段応援している部活生の人が応援来てくれて、今まで応援してたのが北大祭のステージに繋がったなと思ってよかった」。
そして応援団には、練習に熱が入るもう一つの歴史ある有名な行事が。北海道大学と小樽商科大学の応援団による伝統の舌戦『対面式』です。
迎えた7月4日。北大応援団の案内のもと、人目を引くいで立ちの集団が歩いて会場に向かいます。
いよいよ青空のもと対面式が幕を開けました。互いに激しく非難しつつ、相手を奮い立たせ、果たし状を突きつけ合う伝統行事です。
小樽商大「敵陣である札幌の地にて、北大との真剣勝負が幕をあけた」。
北大「なんだー?」
小樽商大「めでたいことに北大は150周年を迎えた」。
北大「ありがとー!」
北大「よくぞ札幌まできた、山猿どもよ。このおれが直々に歓迎してやる」。
小樽商大「札幌は都会だと威張り散らしているが、いつまでたっても新幹線が来ないではないか」。
北大「教育学や心理学を学ぶこの俺が、教育実習の前にお前らを教育してやる」。
対面式には、300人以上の観客が集まり笑いと拍手に包まれていました。この日、北大応援団が対決した小樽商大の団長も女性でした。
小樽商科大学応援団 団長 久保海音さん
「すごく気持ちよかったですね。今まで積み重ねてきた練習の成果をこういう場で発揮できるのは本当に光栄なこと」。
北海道大学応援団 大島渉さん「応援って別になくてもいいし、応援団ってなくてもいいんですけど、でもやっぱりあると楽しいのであると想いを届ける、言葉を届ける、声を届ける、そういうところが応援団の良いところ」。
この日訪れた人の中には、北大応援団の大先輩の姿も。
北大応援団OB「早坂さんは114代で、私74代。副団長やりました。初めて、女性同士がね近くで向かいあったというのは。これも北大150年になりますけど初めてのことがおきました」。
100年以上続く、長い歴史の中で受け継がれてきた応援団の伝統。
初の女性応援団長、早坂さんの想いは。
北海道大学第百十四代応援団 団長 早坂知夏さん「北大応援団と札幌は長年、一緒に歩んできたというかそういう存在であるので、札幌に根付いたものとして形作れたんじゃないかな、と思う。(今後も)受け継いできた羽織や伝統、うまく引き継いでいってほしいなと思います」。
応援団の学生たちは、大きな声で未来へエールを送り続けています。



















