遺族「ハッチ不具合見逃し」指摘に検査員「外観検査で違和感なかった」と主張 知床沖観光船沈没事故裁判
2026年 7月17日 18:56 掲載
知床沖の観光船沈没事故で亡くなった甲板員の遺族が国などに損害賠償を求めている裁判で、事故前に船を検査した検査員が出廷し、事故原因とされるハッチの不具合について「違和感がなかった」などと述べました。
訴えを起こしているのは2022年、知床沖で沈没した「KAZU I」の甲板員曽山聖さんの遺族です。
訴状によりますと、遺族は国の検査代行機関JCIの検査で、船前方部にあるハッチの不具合を見逃し合格させたことが事故につながったとして、国やJCIにおよそ1億800万円の損害賠償を求めています。
3年前に行われた初弁論で国側は「検査の責任主体は国ではない」と訴えを退けるよう求めています。
きょう(17日)の裁判では事故3日前に船を検査したJCIの検査員が出廷しました。
弁護側から「ハッチの開閉検査をしなかったのはなぜか」問われると検査員は「外観検査でも違和感がなかったから」とし、理由については「全体を見て感じる。ハッチだけを見ているわけではないので」などと述べました。
次回は10月23日です。



















