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【オシプラ】もう北海道は涼しくない!? 北国ならではの要因で死に至る可能性も…“熱中症”について

森唯菜アナウンサー
「オシプラ」です。
今回のテーマは、死に至る事もある恐ろしい「熱中症」についてです。まずは熱中症の何が死に至らしめるのか、答えは「熱で脳が溶けてしまうから」なんです。私たちの脳の約60%は、脂質=脂肪でできているんです。脂肪は熱に弱く、熱中症で脳が高温にさらされ続けるとドロドロに溶け出し、「融解壊死」という細胞の破壊が起きてしまうんです。一度壊れた脳細胞は二度と元には戻らず、生きていたとしても記憶障害など後遺症を残す事も。ことしは全道で今月12日までに313人が搬送、特に65歳以上の高齢者が201人=3分の2以上です。これには北海道ならではの理由が。

とよひら公園内科クリニック・藤本晶子院長
「札幌も本当暑くなってきて、あと今年は特に雨が多いというか、やっぱり湿度と気温の関係で、北海道の人はあまりこの暑さとか湿度に慣れてないので、熱中症の人が増えてるなっていうのは、そこから来てるかなと思いますね」

「私(飲み物を)飲んでるわよっていう人なんかに聞いても、どれぐらい飲んでるって聞くと、ご飯以外で(500mlの)麦茶1本飲んでいればまだ多い方、少なくとも女の人でも30度近い時は、3本1.5Lぐらいお勧めするんですよ。ほとんどの方は飲んでない。服も風通しの良くない目の込んだ服なんかご高齢の方とか冬用のシャツとか着てくると風通しが悪い。そういうところだとやっぱり(熱が)こもりやすいのかなと思いますね」

「もともとは気温が低いところで生活してきてたのが、5月ぐらいから30度とか意識するような気温になるようになってきて、『いつまでも涼しい北海道じゃない』というふうに意識を変えていかなきゃダメなのかなって思いますね」

森アナ
こんな北海道ならではのデータもあるんです。総務省が公表している、去年の北海道と東京の熱中症による救急搬送の発生場所の割合です。住居の割合が東京は34%、北海道はなんと50%。理由は家の作りです。北方建築総合研究所によると、北海道では寒い冬を乗り切るため「高気密・高断熱構造」の造りにしていますが、夏は室内から熱が外に逃げにくく、部屋の中が暑くなりやすいんです。2023年に実施された国の統計によると、北海道のエアコンの未設置率は53.2%、半分以上の家に設置されていないということなんです。街のみなさんはどんな対策をしているのでしょうか?

50代女性
「ミント・ハッカのオイルを使ったりとか、首元だったりとか腕の関節のところに使ったりしています。子供にはスポーツドリンクを適宜飲ませたりとかさせています」
小学4年生
「以前暑いとき、水分補給などをしていなかったので、熱中症になって吐き気などがしたんですけど、今は水分補給などハンディファンを使ったりして、熱中症を避けています」
愛知からの観光客
「(北海道は)もっとカラッとしていると思っていた。意外と気温高いですね。日傘さしたりハンディファンを持って涼んだりしていますね」
埼玉からの観光客
「水飲む。水飲んでエアコン昼間ずっと全部つけておく。38度以上になると相当つらいよね。体温より上がると。去年も怖いぐらいだったね、毎日毎日ね」

森アナ
熱中症なってしまったらどうすればいいのか?藤本先生に教えていただきました。

“水などをどれくらい飲むべきか”
藤本先生
「夏っていう想定で言うとやっぱりできれば1.5から2L、500mlペットボトルで3、4本。風邪とかで熱がある場合、もしくは外で作業する場合はさらに1、2本。追加というふうに言っている。ただの水は『水中毒』といって塩分足りないと水だけ入っちゃうので(血が)薄まるんですね。それはそれで良くない。逆にスポーツドリンクばっかり飲むというのも、塩分過多になって、お年寄りは尿で出す能力が落ちてますから、65歳以上はスポーツドリンクは多くとりすぎない方がいいと思います」

“エアコンがない部屋で過ごす際は”
「扇風機やサーキュレーターとかで空気を攪拌するということ。暖気は上にあがるはずなので、冷たい空気は下に降りるので。あとは自分自身が脇なりネッククーラーなりで冷やすべきところを冷やしてあげる」

“熱中症にかかってしまったとき、体を冷やすにはどこがいいのか”
「簡単に言うと動脈が体表に出ているところなんですよ。頭で言うと、浅側頭動脈というのがあるんですけど、こめかみのところですね。あとは首ですね、首もネッククーラーなんかよく今使ってますけど、あれも相当いいと思います。脇も結構表面に出てくる動脈があるんですね」

森アナ
熱中症を防ぐためにグッズを活用してみてはいかがでしょうか?今、売れている商品を取材してきました。

ハンズ札幌店・下山紘生さん
「今よく売れている傾向としては、長期的に冷えるというよりは、その場その場で冷えるような瞬間的に冷感が欲しいという時に使うアイテムが、売れる傾向にありますね」

下山さん
「こちらが首からかけるネックファンというジャンルのものになるんですけど、扇風機と冷却のプレートがついているものになっていて、両方スイッチがついているので、よかったらかけてみてください」
髙橋純暉記者
「ではつけてみます。あっ!これだいぶ涼しいですね」
「すごくこの首の後ろの部分が金属の装置で、冷たくキンとしていて」

「遮熱、耐風効果がある商品になっております。傘自体が回るようにできてまして、風を受け流すこともできるようになっております。傘がひっくり返っても戻して開いていただければ、元に戻るようにできているので、壊れにくく作られている傘になっております」

「続いてこちらの商品になるんですけど、髙橋さんよかったら背中向けてもらってもいいですか。
髙橋記者
「背中がすごいスースーします」
下山さん
「お出かけする前とかに使っていただくと、涼しいまま最初のうちはお出かけができるというので、よく重宝されている商品です」

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