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札幌市こども人形劇場こぐま座50周年 来年3月の発表会に向けて活動するこども人形劇団に密着

7月24日に50周年を迎えた人形劇を上演する
札幌市のこぐま座。
年間およそ8000人の観客が訪れる
こぐま座で人形劇を上演しようとする
こどもたちの劇団の活動に密着しました。

50周年式典でオープニングを飾るこぐま座こども人形劇団
50周年式典でオープニングを飾るこぐま座こども人形劇団

札幌市こども人形劇場こぐま座。
国内で初めてつくられた公立の人形劇専門劇場です。
7月24日、50周年を迎えたことを記念して
式典が行われました。

■札幌市 秋元市長
「デジタルの世界ももちろんありながら
リアルの現実の世界の中で子どもたちの
豊かな感情、空間が育っていくのだろうと思います」

1976年も札幌市こども人形劇場こぐま座
1976年も札幌市こども人形劇場こぐま座

こぐま座は、1976年に当時の板垣札幌市長が
姉妹都市のドイツのミュンヘンを視察した時に、
人形劇に夢中になる子どもたちの姿に感動し、
「札幌にも人形劇場を」と願ったことから誕生。

それから半世紀にわたり、こぐま座は
人形劇という文化を札幌の子どもたちに
届け続けてきました。

こぐま座こども人形劇団(50周年式典)
こぐま座こども人形劇団(50周年式典)

式典のオープニングを飾ったのは
こぐま座こども人形劇団でした。
小学生だけのこの劇団は、ひとつの人形劇を
およそ1年がかりで制作しているのです。 

ポプラの綿毛が舞う5月。

こぐま座こども人形劇団は
小学3年生から6年生までが参加できます。
札幌市内全域から公募しているので学校も学年もバラバラ。
今年は6人がそろいました。

こぐま座こども人形劇団では
およそ1年をかけて、3月の発表会に向け
ひとつの人形劇を完成させます。
台本を考えるところから
人形や舞台のセット作り、本番の司会進行まで
すべてこどもたちによって行われます。

パネル遊びをして打ち解ける子どもたち
パネル遊びをして打ち解ける子どもたち

自己紹介を終えた後はみんなでパネル遊び。

みんなでパネルやロープなど、
モノを使って生き生きと遊ぶことで
劇に通じる自由な発想が生まれていきます。

札幌市こども人形劇場こぐま座
札幌市こども人形劇場こぐま座

こぐま座では毎週土日や祝日、夏休みなどの
長期休暇には、ほぼ毎日人形劇の公演が行われています。
基本は大人による公演です。
年間およそ200回以上。
これだけの回数の公演を続けていくためには、
人形劇を担う人材を育てていくことが、とても大切です。

1996年に誕生したこぐま座こども人形劇団は、
子どもたちが人形劇づくりを通して舞台を体験し、
創造力や表現力を育む場としてたくさんの卒業生を輩出してきました。

子どもたちはなぜ、人形劇の世界に
飛び込もうと思ったのでしょうか。

■小学5年生
かずやくん
「こぐま座の裏方体験募集中みたいなので、やってみて面白くて」

■小学5年生
はなちゃん
「インターネットで見つけて
楽しそうだったから入ってみた」 

■小学5年生
まさとくん
「お母さんに見てもらいたいっていうので
最初そういうのもあって入ったりしてたから、
頑張ってやってます」

自分が選んだ絵本をプレゼンする小学6年生じんくん
自分が選んだ絵本をプレゼンする小学6年生じんくん

7月8日、この日は
自分たちで作り上げる人形劇の演目を決めます。
それぞれが絵本を持ち寄りました。

■こぐま座こども人形劇団担当
鈴木朋花さん
「みんなの持ってきたやつをプレゼンしてもらえればいいかな?」

■小学6年生
じんくん
「100かいだてのいえで、選んだ理由は
ちょうど人数があいそうだから」

■小学5年生
あかねちゃん
「ほげちゃん」
「選んだ理由はおもしろいから」

■小学3年生
たいがくん
「ようかいサッカー。
ようかいが好きだから」

■こぐま座こども人形劇団担当
鈴木朋花さん
「金のがちょうです」
「みんなつながって歩いてたらかわいいな」

多数決でどの絵本を題材にするか決める
多数決でどの絵本を題材にするか決める

みんなのプレゼンが終わり
いよいよ多数決。


■こぐま座こども人形劇団担当
鈴木朋花さん
「せーので2つ指さしてください」

演目の題材決めは、
女の子がぎょうざを作るお話の「ぎょうざのひ」と
有名なグリム童話の「金のガチョウ」の2冊の絵本を巡って
女の子2人と男の子3人で意見が割れています。
まさとくんは、どちらか一つに決めきれず悩んでいました。

自分が「金のがちょう」を選んだら
女の子たちの希望を潰してしまう。
自分の選択で結果が決まってしまうため、思い悩んでいました。

なかなかどの演目にするか決められない小学5年生まさとくん(写真中央)
なかなかどの演目にするか決められない小学5年生まさとくん(写真中央)

■こぐま座こども人形劇団担当
鈴木朋花さん
「じゃあ一回踊ってから考える?」
「踊りながら考えてもいいよ」

なかなか決まらないので
ここで一度、気分転換。

音楽に合わせて踊る子どもたち。

2週間後の7月24日
前回は、結論を出せなかった
演目選びも、いよいよ大詰めです。

■こぐま座こども人形劇団担当
鈴木朋花さん
「ぎょうざのひ派と
金のがちょう派にわかれる」

■小学5年生
かずやくん
「まさと決めるんだお前男だろ」

■こぐま座こども人形劇団担当
鈴木朋花さん
「じゃあ多数決ですが、金のがちょうにしましょう」

子どもたちの劇の演目がついに決まりました。
これから子どもたちは、3月の発表にむけて
準備を進めていきます。

■こぐま座こども人形劇団担当
鈴木朋花さん
「自分のことだけじゃなく周りも見て
どう助け合えるかなというところが
うまく進むかどうかというのに
関わるかなと思うので、みんながお互いを思って
周りを見ながら私たちもフォローしながら
進めていきたいなと思います」

■子どもたち
「こぐま座こども人形劇団です!」 

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