小樽の国道の飲酒事故、大学院生を死亡させた男に懲役4年6か月判決 求刑より軽く 遺族は控訴の方針
2026年 7月29日 18:01 掲載
おととし、小樽市の国道で飲酒運転で事故を起こし、大学院生を死亡させた危険運転致死の罪に問われた男の裁判で、札幌地裁小樽支部は29日、男に懲役4年6か月を言い渡しました。
事故で息子を亡くした両親
父
「法律の合理性は分かりませんが、感情的にはちょっと許しがたい」
母「非常に腹立たしく、悔しい思いでいっぱい」
悔しさを語るのは、事故で息子を亡くした両親です。被告の男に言い渡された判決は、求刑よりも軽いものでした。
起訴状などによりますと、大沢亮汰被告はおととし9月、酒を飲んだあと車を運転し、小樽市の国道5号で乗用車と正面衝突する事故を起こし、大学院生の田中友規さんを死亡させた、危険運転致死の罪に問われています。
これまでの裁判で、大沢被告が事故を起こすまでの足取りが明らかになっています。
事故前日の9月21日、大沢被告は午後5時半ごろから酒を飲み始めました。
その後、居酒屋でビールやハイボールなど6杯を飲んだあと、スナックへ移動しウーロンハイを9杯。
日付が変わり、午前6時ごろまでおよそ12時間にわたって酒を飲んだあと、小樽市内に向けて運転を始めたといいます。
きょうの裁判で、札幌地裁小樽支部の薮田貴史裁判官は…。
薮田貴史裁判官
「主文、被告人を懲役4年6か月に処する」
「運転できると安易に判断した無謀な意思決定は非難に値する」と指摘。
一方で「被告人なりに反省の態度を示し、損害賠償が見込まれる」などとして、懲役5年6か月の求刑に対し、懲役4年6か月を言い渡しました。
田中さんの両親
母
「飲酒運転を撲滅するための抑止力にはまったくならず、その程度で済むんだと思う判決になってしまった」
父
「今後の飲酒運転に対しての『抑止力』としての刑罰の重さの邪魔になることが、本当に耐えがたい」
田中さんの両親は判決を不服として、検察側に控訴するよう求める方針です。



















