新千歳空港に史上初のアメリカ・カナダ路線12月に就航 決め手は? 空港運営会社のトップに直撃
2026年 8月23日 14:45 掲載
依田英将アナウンサー
「思ったよりも大きな飛行機、100年前
千歳飛行場に初めて着陸した飛行機が
復元されています。
ここから千歳の空の物語が始まりました」
1926年 当時の千歳村に
新聞社の飛行機が着陸したのが
新千歳空港の原点です
新千歳空港は年間2600万人以上が利用する
北海道の空の玄関口に
12月には史上初の北米路線が相次ぎ就航します
北海道エアポート 山﨑雅生社長
「北米路線をわずか2、3カ月で一気に決めた」
路線誘致の舵取り役が去年6月に空港の運営会社
北海道エアポートのトップに就任した
山﨑雅生社長です
就航決定の決め手や空港が目指す姿を
伺いました
依田英将アナウンサー
「どうですか1年間社長を務めてみて
さらに飛躍しそうな手応えを感じることはできましたか」
北海道エアポート山﨑雅生社長
「手つかずだったところがいっぱいあるので、
少しずつ今やってる感じです。
徹底的な路線誘致、魅力ある空港づくり、ステークホルダーと
一緒に発展していくことっていう3本柱を言っているんですが
今年はこれにスピードって言っているんです。とにかくスピード。
路線誘致で話題を集めているのが
12月に就航する
アメリカの大手航空会社のユナイテッド航空が
サンフランシスコとをおよそ9時間で結ぶ直行便です。
新千歳空港100年の歴史の中で
北米との直行便が就航するのは初めてのことです。
ユナイテッド航空 スティーブ・モリッシー副社長
「太平洋をはさんで、人々、ビジネス、文化をつなぐ
そして地域社会を結ぶ新たな架け橋となります。」
同じく12月にはエアカナダがバンクーバーとの
直行便を開設します
依田英将アナウンサー
「北米直行路線は、どういう経緯で就航になったんですか」
北海道エアポート 山﨑雅生社長
「北海道の皆さんは経済界や行政を含めて北米路線誘致に
動いてたんですけども、北米の航空会社に行き飛んで
くださいとお願いベースだったんです、これまでは。
北海道エアポートは徹底的データの分析、
北米から北海道へ行くお客さんはどれぐらいいるのか。
どのエリアから来ているのか、どういうルートで入って
きたのか」
コロナ禍以降は北米から冬のニセコやルスツに
訪れる人が増えていて、多くが羽田空港を
経由して新千歳空港から入ってきているなどの
データを用いた交渉が路線開設の決め手になったといいます。
驚くべきは交渉の速さです
北海道エアポート 山﨑雅生社長
「路線誘致部隊は北米路線をわずか2、3カ月で一気に決めた」
依田英将アナウンサー
「北海道から北米への需要は道民目線だとどんなことが
考えられますか。」
北海道エアポート 山﨑雅生社長
「正直言うと弱いので、そこが課題で、いろいろと
お声がけしてます。例えば経済界の交流、向こうの
商工会議所や経済団体との交流などを呼び掛けています」
札幌の旅行代理店では北米路線のツアーの販売が
すでに始まっています
エイチ・アイ・エス札幌本店営業所 伊藤洋平所長
「まだまだ周知が物足りないかなと思うので
PRしていこうかと思っています」
バンクーバー直行便での旅のおすすめが
イエローナイフでのオーロラ見物です
エイチ・アイ・エス札幌本店営業所 伊藤洋平所長
「大自然の中でなかなか見ることができない貴重な体験を
できるのが魅力」
サンフランシスコは坂道のケーブルカーや
ゴールデンゲートブリッジなどの観光名所に加え、
アメリカ国内100以上の空港に乗り継ぎできるのも
魅力だといいます
また新千歳空港の近くで
来年度にも次世代半導体の量産を始める
ラピダスの後押しにもなります
サンフランシスコ便を使えば、
世界屈指の半導体関連の企業が集まる
シリコンバレーへも行きやすくなります
北海道エアポート山﨑雅生社長
「ビジネスの方々が半導体関係の方を含めて
利用していただくのが重要になってくると思います。
シリコンバレーに行く北海道発の需要があるのが
航空会社に理解してもらえれば通年運航につながって
いくと思います」
半導体ビジネスをめぐる動きは空港の中にも
今月オープンしたのがシェアオフィスです
レンタル利用のほか事業所としての登記も可能です。
依田英将アナウンサー
「空港の中にシェアオフィスを置いた狙いは」
北海道エアポート 山﨑雅生社長
「半導体関連はラピダスを含めてどんどん進出して
きているなかで、空港でちょっと仕事をしたい
需要がかなりあるんです。オフィス的な部分が空港に
今までなかったので半導体で新しいその業態や
シェアオフィスができることによって新しい需要を
創出できるんじゃないかなというふうに思っています」
国際線と国内線を結ぶ3階の連絡通路では
次の冬にかけてアニメをテーマとした
施設が順次オープンする予定です。
それ以降も空港のリニューアルは進んでいくようです。
北海道エアポート 山﨑雅生社長
「新しいコンセプトで新しい需要を生むような
しっかりとしたテナント誘致をしていきたいと思っています
全体としての千歳のにぎわいをもっともっと
作っていきたいと思っています」
空港を飛行機に乗り降りする場所に
留まらず楽しめる場所に変えていきたいと
意気込む山﨑社長
新千歳空港の未来が楽しみです



















