大型クロマグロの漁獲枠、来年から25%増やす案が国際合意 食卓への影響は?
2026年 8月20日 18:45 掲載
海の黒ダイヤとも呼ばれる「クロマグロ」。今までより身近な存在になるかもしれません。
鈴木農林水産大臣
「今回の再開会合は、太平洋の東西間の漁獲枠の設定方法に合意があったものでありまして、資源の状況に応じた漁獲枠の適切な設定に向けて、前進があったものというふうに考えております」
おととい(18日)行われた、クロマグロの資源管理を巡る国際会議。
日本を含む太平洋に生息する30kg以上の大型クロマグロの漁獲枠を、来年から25%増やす案が合意されました。
先月、長崎市で開かれた国際会議で、クロマグロの漁獲枠拡大は合意されるものとみられていましたが、メキシコが反対し合意は持ち越しに。
農林水産副大臣がメキシコを訪問し説得、異例の再開催にこぎ着けての合意でした。
今回の漁獲枠拡大の合意に、道内の漁師は――
大澤漁業部 大澤晃弘社長
「朗報ですよね。良い方向で話が進んでいると思ってます。今までよりはいくらか良いのかなという感じです」
それでも、依然として再放流しなければならないマグロの数が多いため、漁獲枠が十分に割り当てられることが重要だと言います。
大澤漁業部 大澤社長
「今まで通り自由に採取できるということにはならないのでね。保護しながらの漁獲で、それをどういうふうにこれから先の世代に残していくのかも考えながらの漁獲になる」
漁獲量が増えることで、私たちの食卓にはどのような影響があるのでしょうか。
気になる価格については――
吉本水産 月寒店 嶋村謙一店長
「取っていい量が増えるということで、取った分は下がるのではないかと。集中していっぱいきたら、需要を高くしないといけないから、値段もおのずと下がりますよね」
漁獲枠について、国や地域ごとの配分比率は決まっておらず、日本は今後、韓国、台湾との間で比率の交渉を行う予定です。
海のダイヤとも呼ばれるクロマグロですけれども、スーパーやお寿司屋さんなどでは本マグロとも呼ばれている、本当に美味しい印象のあるマグロですが、このマグロ安くなっていくのでしょうか。
吉本水産に聞きますと、「今年の漁獲枠というのはもう既に決まっているので、価格はあまり変わらないと思う」ということだったんです。
今回のクロマグロの漁獲枠の拡大、これが拡大することによる効果というのは、来年1月から適用予定ということになっているんですね。
そもそもなんですけれども、クロマグロの資源量、海にいる量というのは、2010年の時には大体およそ1.2万トンまで減少していたんですが、2022年には14.4万トン、およそ12倍にまで増えているんですね。
一時、絶滅危惧種にも指定されていましたが、国際的な資源管理のもと、劇的に回復するということになりました。
この増えているクロマグロ、取れている量が拡大するということですので、来年以降、市場に多く出回れば価格は下がる可能性や期待もありますよ、ということだったんですね。
まあ、漁師さんのもどかしさなんかもニュースではお伝えしていましたので、いい方向に向かってくれるといいなというのはありますね。
食べたいですもんね。ずっと海にはいてほしいっすね。
はい。資源量の確保をしながら、ルールを守りながら私たちが美味しく食べるというのが非常に重要になってきますけれど、漁師さんのことも考えると、やっぱり漁獲枠増えるのはいいことですよね。
そして今、やっぱり海の異変が叫ばれている中で、サンマも取れない、サケも取れないってなると、枠が拡大されて高値で売れる可能性のあるマグロを取りたいっていう漁師さんもたくさんいると思いますので、やっぱり生活と保護と両立で難しいですけどね、いいニュースかなと思います。
拡大するクロマグロの漁獲枠については、国や地域ごとの配分比率というのはまだ決まっていないんですね。日本は今後、韓国、台湾との間で比率の交渉を行う予定です。



















