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【追跡】「ご主人様は誰だ?」農業法人で外国人に日常的暴行か 渦中の町議を直撃 北海道京極町

<「ご主人様は誰だ?」農業法人で起きた外国人虐待疑惑>

屈辱的な日々が続いたといいます。

農業法人関係者
「日本の法律ってそうやって決まっているんだ」
「わからんか この野郎ちょっと来い来いってだから教えてやるから」

京極町の農業法人で起きたミャンマー人への虐待・パワハラ疑惑。
そして数々の暴言。

農業法人関係者
「ミャンマーに帰すぞ」「日本のご主人様は誰だ?」
「休みなく働け」「社長が言うこと絶対だべや」
「日本語はどうしたのよ」「やれ!早く!」

関与していたとされるのは現職の町議と
その息子たちでした。

「ミャンマーに帰りたい」
 そう語るのは札幌地域労組が保護したミャンマー人労働者です。

被害を訴えるミャンマー人
「仕事に入った次の日ぐらいから暴言が始まり」

農業法人の関係者
「やれ!早く時間ないんだから」
「ふざけんなよお前お前のせいだぞ」

被害を訴えるミャンマー人
「ミャンマーに帰りたい」

ミャンマー人
「ごめんなさい」
農業法人の関係者ごめんなさいじゃねえ」

京極町の農業法人で一体何があったのか。

札幌地域労組鈴木一顧問
「いまだにこんなことがあるの」
「(農業法人の)敷地は日本の法律が及ばないそういう状況だったと思います」

農業法人の関係者から胸ぐらを掴まれるミャンマー人
農業法人の関係者から胸ぐらを掴まれるミャンマー人

農業法人関係者
「わからんか、このやろうちょっと来い 来いってだから教えてやるから」

胸ぐらを掴まれ強引に外へ引っ張り出されたミャンマー人の特定技能労働者。
先月17日、京極町にある農業法人で撮影されました。

農業法人の関係者
「お前もお前もお前もお前も、日本に来て仕事をしたんだったら
日本のご主人様は誰だ?お前たちの先生は誰だ?お金くれるのは誰だ?

さらに顔を叩かれるなど日常的な暴行を受けたと訴えています。

農業法人の関係者
「自分で調べろ。自分で。何言ってんのよ、バカ野郎」「アホか。」(叩く音)

ミャンマー人
「どうして私の顔を叩いたんですか社長」

農業法人の関係者
「アホなことするからだよ」「自分でやれ。」「仕事行けよ、早く」

ミャンマー人労働者の男性は金属製の棒で複数回殴られ
けがをしたなどとして、今月24日に法人の関係者である父親とその息子を
暴行と傷害の疑いで刑事告訴しました。

ミャンマー人に囲まれ食事をしているのは刑事告訴された父親。
京極町の現職の町議でもあります。

刑事告訴された町議を知る人
「町議をやられている方で明るい方ですね」
「なんかの間違いかなと」

刑事告訴された町議を知る人
「役場とかここをどうにかしろよという圧力、議員の力を使った圧力は多かったと思います」「気持ち的にはやっぱりなというかいつかはなると思っていた」

保護されているミャンマー人労働者
保護されているミャンマー人労働者

札幌地域労組に保護されたミャンマー人たちは
現在、札幌市内にある教会で支援を受けながら生活しています。

保護されたミャンマー人
「ミャンマーに送り返すぞ、帰れ」という言葉が怖い。私たちは到着したばかりの時期で日本がどんな国かも分からなくて「送り帰す」と言われたら本当に帰らなきゃいけないのか分からず怖くて怯えていました。「本当に送り返されるのか」と怖かった」

京極町の農業法人
京極町の農業法人

<処分から47日で復活?外国人労働者受け入れ再開>

ミャンマー人たちが被害を訴えている農業法人と同じ住所には名前が似た別会社があります。

登記簿の役員欄には今回刑事告訴された町議とその息子の名前が記載されています。

ここではかつて外国人の技能実習生を受け入れていましたが
2022年3月、国から技能実習計画の認定を取り消される行政処分を受けました。

「技能実習生の人権を著しく侵害する行為を行った」

さらに今回刑事告訴された町議個人も同じ処分を受けていたことが明らかになっています。

自らへの行政処分について議会内で問われた際、
町議本人は当時どのように答えていたのか。

別の町議はこう証言します。

京極町議会城田幸俊町議
「確か全員協議会だったと思うんですけども(処分受けた町議)本人がですね
『不本意であり全く身に覚えがないことだ』と言っていました」

この処分によって原則5年間、技能実習生を受け入れできないこととなっています。しかし、処分からわずか47日後、同じ住所に今回ミャンマー人が被害を訴えている農業法人が新たに設立され、外国人労働者の受け入れを再開。

名義上の代表者には勤務実態がなく、札幌地域労組は町議とその息子たちが実質的に法人を取り仕切っているとみています。

法人の形を変え外国人労働者の受け入れを続けていたとみられる今回のケース。
専門家は「労働力の確保に狙いがあった」と指摘します。

北海学園大学経済学部宮入隆教授
「やっぱり今、営農をしていくためにはずっと雇用労働力を確保しなきゃいけない。外部からできるだけ遠くから人を集めなきゃいけない。そうじゃないと営農になりそういった生産活動を続けられないということがその背景にはあったと思います」
「一番大事なのは地域での監視の目です。隣の農業者からももしくは地域の中で外部の人から働かす方とかを見られているとなればやっぱりこういうことはしないとは思う。」

農業法人を取り仕切っているとされる町議
農業法人を取り仕切っているとされる町議

<渦中の町議 9月の議会欠席へ>

8月28日に開かれた常任委員会。
渦中の町議は「一身上の都合」を理由に欠席し姿を現すことはありませんでした。
議会の中からは説明責任を問う声も上がっています。

京極町議会城田幸俊町議
「今回議員であったということであって一番求められているのは
議会での説明ですよねそれが記者会見なのかもしれないし議会での説明かもしれないけど今回も9月の定例会は全て欠席と聞きましたので」

HTBは渦中の町議を訪ねました。

記者問いかけ
「ミャンマー人の方が被害を訴えているんですが
 コメントお願いできますか?」

町議は取材に応じることはありませんでしたが
農業法人の関係者はHTBの取材に対し「調査、精査中です」とコメントしています。

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