触れると危険!トゲだらけの外来植物「アメリカオニアザミ」通学路にも 函館
2026年 9月 3日 17:49 掲載
鋭いトゲを持ち、触れるとけがをする恐れがある危険な外来植物が道内で増えています。
いったいなぜ増えているのでしょうか。
鮮やかなムラサキの花。
しかし、葉も茎も鋭いトゲだらけ。
国の生態系被害防止外来種に指定されている「アメリカオニアザミ」です。
前田愛奈記者
「小学校すぐ裏手の場所です。子どもたちの通る通学路にトゲトゲの葉っぱ、トゲトゲの茎が競り出してきています」
触れると危険なこの植物。
近年、道内で爆発的に増えていて、函館もその1つです。
ボランティアで駆除活動を行っている伊藤貴博さんと住宅街で探してみると。
ボランティア 伊藤貴博さん
「これありました。花が咲いてますね」
高さはおよそ1メートル、生えていたのは空き家の前です。
ボランティア 伊藤貴博さん
「函館は空き家や空地がすごく多くてなかなか管理が行き届いていない部分が多いのでそのまま生えてしまうケースが多いですね」
花が終わると綿毛になり、種を何千個も飛ばすアメリカオニアザミ。
1960年代に輸入した牧草にまぎれて持ち込まれましたが、今の日本国内の環境が生命力の強い外来種にとって繁殖しやすい状況にあると専門家は指摘します。
北海道大学・名誉教授 大原雅さん
「どんどん人間が(土地を)開発することによって更地が多くなってくるということはどの植物にとっても入りやすい環境を人間がつくっちゃっている」(アメリカオニアザミが)飛んできやすい種で(更地に)入りやすくてそこでまた根を生やしやすい・越冬しやすい・いろんな条件が整ってしまっているということがあると思う」
繁殖力の高いアメリカオニアザミは、世界自然遺産・知床でも確認され、5年ほど前から駆除活動が行われています。
自宅の庭などに生えた場合どのように対処すればいいのでしょうか。
ボランティア 伊藤貴博さん
「まず最初に花の中に種が入っているので、花の部分だけを先に全部駆除してしまいます」
その後、再生させないために根から取り除くことが大切です。
鋭いトゲを持つ危険な外来植物。
広げないためにはそれぞれの地域で地道に駆除していく必要があります。



















