「祭祀承継者」の要件が壁に…アイヌ団体が国を提訴 遺骨約280体の返還求め初弁論「身勝手な発想」
2026年 9月 4日 18:01 掲載
北海道新ひだか町のアイヌ団体が白老町にある「ウポポイ」に集約された遺骨の返還を求め国を訴えた裁判の初弁論で、アイヌ団体が国が定める遺骨返還のガイドラインに怒りの声を上げました。
静内から持ち去られたおよそ280体の遺骨の返還を求めて国を提訴しているのは新ひだか町のアイヌ団体「シベチャリアイヌトライブ」です。
アイヌ団体が遺骨返還をめぐって国を訴えるのは初めてです。
訴状などによりますと、国が定める遺骨返還のガイドラインでは、アイヌの集団の中に遺骨を埋葬し継続的に供養を行うことができる「祭祀承継者」がいることなどが遺骨返還の条件となっています。
しかし、原告のシベチャリアイヌトライブは、このガイドラインが現実に沿ったものではなく遺骨返還の妨げになっているとしています。
シベチャリアイヌトライブ 高月勉会長)
「ガイドラインというのはとんでもないことじゃないのか。国が策定したガイドラインを通らないと返しませんよとか祭祀継承者とかそれって身勝手な発想ですよね」。
一方、国は遺骨返還を請求できる権利者としての祭祀承継者がいなければ遺骨返還を求めることはできないとして請求の棄却を裁判所に求めています。
※高月勉会長の「高」はただしくは「はしごだか」



















