北海道・胆振東部地震から8年 厚真町最大震度7 元の生活を取り戻そうと奮闘を続ける米農家の思いとは
2026年 9月 7日 18:20 掲載
胆振東部地震からきのう(6日)で8年となりました。
厚真町では、復旧が進む一方で、復興に向けては課題も残されています。元の生活を取り戻そうと奮闘を続ける米農家の思いとは。
再び土砂崩れが起きないようにと、コンクリートが打ち込まれた山。そのふもとで佐藤泰夫さんは、今も米を育てています。
佐藤泰夫さん)
「最初は本当はね、こんな景色見ながら、仕事したくないなとは思ってたんだけども、でも田んぼ持っていけるわけでもないし、仕方なしにここでやってるけども、一服してこの景色見てるとやっぱそれは思い出すわね。消えることがないね。時が忘れさせてくれるって言うけども、ただ蓋するだけかな」
8年前の9月6日。最大震度7の揺れが厚真町を襲いました。胆振東部地震では、災害関連死を含め、44人が犠牲となりました。
佐藤さん一家5人は、無事でしたが、すぐ隣に住んでいたいとこの正芳さんは家ごと土砂に巻き込まれ、亡くなりました。
佐藤泰夫さん(当時)
「そこらへんから見つかった」「お互いに相談し合える仲間。年もそんなに離れていないし。同じ農業経営者として」
正芳さんの田んぼで作業佐藤さんは、地震の翌年から正芳さんの田んぼを引き継ぎ、守ってきました。
今年も無事に収穫を迎えます。
厚真町防災無線)
「こちらは防災厚真です」「この8年間、急傾斜地対策など大規模な災害復旧事業はおおむね完了し、被災森林の再生にも力を尽くしています」「しかし、復旧の進展だけをもって復興したとは言えません。被災された方々の心のケアをはじめ、今なお長期にわたる支援を必要とする課題が残されています」
佐藤泰夫さん)
「まだまだ2年、3年復興までやるにはかかるかなと思っている」「とりあえずはある程度の復旧・復興を終わらせてから、息子に経営移譲して、あとは息子がどう経営していくか」
復興に向けて一歩ずつ歩んできた佐藤さん。今は、地震の前に作っていたホウレンソウをもう一度育てるため、選別場として使うハウスを手作りしています。
佐藤泰夫さん)
「水の確保、選果場、これを今年中に何とかしたいなと思って頑張っています」「区切りのいい10年で全て元へ戻るようになっておけばいいかなと思ってね」



















