【特集】アジア人初ベンチプレス400kgの記録を達成した男 実は医学部卒業の経歴も?男性の素顔に迫る
2026年 9月18日 10:40 掲載
ベンチ台に仰向けになり、バーベルを持ち上げる競技
「ベンチプレス」
そのベンチプレスで、なんと400kgの記録を達成した
26歳の男性の素顔に迫りました。
札幌市東区で
トレーニングジムを経営している
藤本竜希さん26歳。
ベンチプレス競技の中でも
より重い重量を持ち上げるために
特殊なシャツを着て行う、
「フルギアベンチプレス」という競技の選手です。
■藤本竜希さん
「ベンチは軽く。
きょうは170kgくらい。
感覚を忘れないようにみたいな感じ」
藤本さんはジムに通う人たちを指導しながら
週に6回、1回あたり1時間から2時間半かけて
自分のトレーニングも行っています。
同じジムで汗を流す人たちは、
彼についてこう語ります。
■ジムの会員
「扱う重量が常軌を逸しているから
圧倒される」
「400kg持ったら骨は折れますね完全に」
中学2年生の時から
ベンチプレスを始めた藤本さん。
数々の年代別の国際大会で優勝を重ねて来ました。
そして今年5月、
藤本さんはベンチプレスや
ウエイトトレーニングの面白さを広めようと、
自らジムを設立。
さらに独自のブランドを立ち上げ、
アパレルやトレーニンググッズの
製作・販売も手がけています。
2024年に室蘭市で行われた
北海道ベンチプレス選手権大会では、
アジア人として初めて400kgを達成し見事優勝。
ベンチプレスでは自分の体重と
同じウエイトを持ち上げることが
一つの目標といわれていますが、
藤本さんの体重は150kg。
自分の体重の倍にさらに
100kgを加えた400kgは、
オスのホッキョクグマの
平均体重とほぼ同じ
驚異的な重量です。
藤本さんにとって
ベンチプレスの魅力とは?
■藤本さん
「大人になってから
例えば身長とかって伸びないじゃないですか。
テストの点数が80点から
100点になる経験もないじゃないですか。
それが味わえると思います。
ベンチプレス60kgだった人がちゃんと継続してやれば
半年後に80kg挙がってるみたいな」
藤本さんがベンチプレスの門を叩いてから
10年以上通っていた
ジムのオーナーに話を聞きました。
■REALTHING GYM
伊藤 学 代表
「竜希もお母さんと一緒に来て、
家で実はベンチをやっていて
ウエイトが75kgまであるけど、
もう足りなくなったのでジムに行きなさい
という感じで
ここを見つけて来てくれてた。
もう普通の子供なんでね。160cmなかったと思う。
体重も60kgくらいと言っていた。
ベンチプレスが来た時75kg挙げられたけど、
実は1ヶ月後に100kg挙げた。
才能の塊だったと思います。」
中学校でベンチプレスと出会い、
高校は道内屈指の進学校である
札幌南高校に入学。
そして医師の父親の影響もあり
大学は旭川医科大学の医学部に入学しました。
しかし医学部を卒業したものの
医師国家試験で不合格となり、
医師の道には進みませんでした。
それは大学在学中に、
ある心境の変化があったからだと言います。
■藤本さん
「医学に向き合う姿勢が必要だなと感じて
そこで努力を怠ると人命に関わる。
その重圧に僕は多分耐えられない。
医者以外にもいろいろな職業の方とお会いする
機会をいただいて、
一つの選択肢だけじゃないという考えになった」
そんな藤本さんを支える
妻の由紀菜さんは。
■妻
藤本 由紀菜さん
「医者は安定みたいなイメージの方が強いから
そのうまくいくかわかんないところに
行くところは不安。
自分の意志がすごい強くある状態での
方向転換ではある。
今でも応援しています。
もし何かあっても
私は私で働いてはいるので。
■藤本竜希さん
「養ってくれますか(笑)」
藤本さんはベンチプレスの記録を
伸ばすために、
トレーニングと同じくらい
大事にしていることがあります。
それは毎日の食事です。
■藤本さん
「一番食べるときで1食2合半。
大体それ3食食べるので
高校の時は1日一升食べてました。
筋肉つけるために体重を増やしながら、
多少脂肪もついていく過程の中で
どれだけ筋肉量を増やせるか
かなり食事が大事になってくる」
400kgという人間離れした記録を持ちながらも
日々のトレーニングと徹底した食事管理を欠かさないのには
ある理由がありました。
■藤本さん
「世界大会優勝をしたくて
世界大会が今年2位だった。
悔しかったです。すごい。
表彰台で2位の位置に立って、
カナダの国歌を聞かされる
すごい屈辱的。
自分が負けたせいで
ここで「君が代」が流れるはずが
流れない。悔しかったです。」
そんな藤本さんの目標は?
■藤本さん
「ベンチプレスは絶対に世界大会優勝。
できれば来年の5月にトルコで世界大会が
またあるので、そこで必ず優勝したいというのと
引退する前に425.5kgが今の世界記録。
426gは、達成できたらいいなと思っている。」
来年こそは世界一へ。
これからも藤本さんの
挑戦は続きます。



















