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【特集】アジア人初ベンチプレス400kgの記録を達成した男 実は医学部卒業の経歴も?男性の素顔に迫る  

ベンチ台に仰向けになり、バーベルを持ち上げる競技
「ベンチプレス」
そのベンチプレスで、なんと400kgの記録を達成した
26歳の男性の素顔に迫りました。

藤本竜希さん26歳
藤本竜希さん26歳

札幌市東区で
トレーニングジムを経営している
藤本竜希さん26歳。
ベンチプレス競技の中でも
より重い重量を持ち上げるために
特殊なシャツを着て行う、
「フルギアベンチプレス」という競技の選手です。

ジムの会員
ジムの会員

■藤本竜希さん
「ベンチは軽く。
きょうは170kgくらい。
感覚を忘れないようにみたいな感じ」

藤本さんはジムに通う人たちを指導しながら
週に6回、1回あたり1時間から2時間半かけて
自分のトレーニングも行っています。
同じジムで汗を流す人たちは、
彼についてこう語ります。

■ジムの会員
「扱う重量が常軌を逸しているから
圧倒される」

「400kg持ったら骨は折れますね完全に」

藤本さんが製作・販売するアパレル
藤本さんが製作・販売するアパレル

中学2年生の時から
ベンチプレスを始めた藤本さん。
数々の年代別の国際大会で優勝を重ねて来ました。
そして今年5月、
藤本さんはベンチプレスや
ウエイトトレーニングの面白さを広めようと、
自らジムを設立。
さらに独自のブランドを立ち上げ、
アパレルやトレーニンググッズの
製作・販売も手がけています。

ベンチプレスに励む藤本さん
ベンチプレスに励む藤本さん

2024年に室蘭市で行われた
北海道ベンチプレス選手権大会では、
アジア人として初めて400kgを達成し見事優勝。

ベンチプレスでは自分の体重と
同じウエイトを持ち上げることが
一つの目標といわれていますが、
藤本さんの体重は150kg。
自分の体重の倍にさらに
100kgを加えた400kgは、
オスのホッキョクグマの
平均体重とほぼ同じ
驚異的な重量です。
藤本さんにとって
ベンチプレスの魅力とは?

■藤本さん
「大人になってから
例えば身長とかって伸びないじゃないですか。
テストの点数が80点から
100点になる経験もないじゃないですか。
それが味わえると思います。
ベンチプレス60kgだった人がちゃんと継続してやれば
半年後に80kg挙がってるみたいな」

REALTHING GYM 伊藤学さん
REALTHING GYM 伊藤学さん

藤本さんがベンチプレスの門を叩いてから
10年以上通っていた
ジムのオーナーに話を聞きました。

■REALTHING GYM
伊藤 学 代表
「竜希もお母さんと一緒に来て、
家で実はベンチをやっていて
ウエイトが75kgまであるけど、
もう足りなくなったのでジムに行きなさい
という感じで
ここを見つけて来てくれてた。
もう普通の子供なんでね。160cmなかったと思う。
体重も60kgくらいと言っていた。
ベンチプレスが来た時75kg挙げられたけど、
実は1ヶ月後に100kg挙げた。
才能の塊だったと思います。」

大学在学中の心境の変化を語る藤本さん
大学在学中の心境の変化を語る藤本さん

中学校でベンチプレスと出会い、
高校は道内屈指の進学校である
札幌南高校に入学。
そして医師の父親の影響もあり
大学は旭川医科大学の医学部に入学しました。

しかし医学部を卒業したものの
医師国家試験で不合格となり、
医師の道には進みませんでした。
それは大学在学中に、
ある心境の変化があったからだと言います。

■藤本さん
「医学に向き合う姿勢が必要だなと感じて
そこで努力を怠ると人命に関わる。
その重圧に僕は多分耐えられない。
医者以外にもいろいろな職業の方とお会いする
機会をいただいて、
一つの選択肢だけじゃないという考えになった」

そんな藤本さんを支える
妻の由紀菜さんは。

■妻
藤本 由紀菜さん
「医者は安定みたいなイメージの方が強いから
そのうまくいくかわかんないところに
行くところは不安。
自分の意志がすごい強くある状態での
方向転換ではある。
今でも応援しています。
もし何かあっても
私は私で働いてはいるので。

■藤本竜希さん
「養ってくれますか(笑)」

藤本さんの食事の様子
藤本さんの食事の様子

藤本さんはベンチプレスの記録を
伸ばすために、
トレーニングと同じくらい
大事にしていることがあります。
それは毎日の食事です。

■藤本さん
「一番食べるときで1食2合半。
大体それ3食食べるので
高校の時は1日一升食べてました。
筋肉つけるために体重を増やしながら、
多少脂肪もついていく過程の中で
どれだけ筋肉量を増やせるか
かなり食事が大事になってくる」

トレーニングに励む藤本さん
トレーニングに励む藤本さん

400kgという人間離れした記録を持ちながらも
日々のトレーニングと徹底した食事管理を欠かさないのには
ある理由がありました。

■藤本さん
「世界大会優勝をしたくて
世界大会が今年2位だった。
悔しかったです。すごい。
表彰台で2位の位置に立って、
カナダの国歌を聞かされる
すごい屈辱的。
自分が負けたせいで
ここで「君が代」が流れるはずが
流れない。悔しかったです。」

そんな藤本さんの目標は?

■藤本さん
「ベンチプレスは絶対に世界大会優勝。
できれば来年の5月にトルコで世界大会が
またあるので、そこで必ず優勝したいというのと
引退する前に425.5kgが今の世界記録。
426gは、達成できたらいいなと思っている。」

来年こそは世界一へ。
これからも藤本さんの
挑戦は続きます。

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