JR函館線「山線」を室蘭線の代替路線に活用は「安全上難しい」 JR北海道社長が見解示す
2026年 9月16日 15:33 掲載
JR北海道の綿貫泰之社長は16日の定例会見で、函館線の長万部・小樽間(通称「山線」)について、現状、安全上の問題から災害時の室蘭線の代替路線としての活用は難しいという認識を示しました。
8月下旬の大雨の影響で、室蘭線は静狩・小幌間など複数個所で線路に土砂が流入するなどして約2週間にわたり運転見合わせとなり、5万人以上に影響が出ました。
旅客だけでなく北海道と本州を結ぶ貨物輸送も大きな打撃を受け、災害時における輸送の大動脈の代替路線として「山線」に注目が高まっていました。
JR北海道の綿貫社長は、会見で「現在は列車と踏切との連動など安全上の問題で、山線を走ることができる特急車両は2編成しかない。運転士の操作だけに頼り、万が一のことが起きると、取り返しのつかないことになる」と述べ、山線を災害時の室蘭線の代替路線として活用していくことは現状では難しいという認識を示しました。
「山線」は、2000年の有珠山噴火で室蘭線が運転見合わせになった際に、札幌と函館を結ぶ特急や本州方面の寝台特急などのう回路として大きな役割を果たしました。



















