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"ニセ警察官"の詐欺電話の音声公開「無線」を使った巧妙なやり取りも 70代男性が見破った劇場型詐欺 

警察官を装った詐欺が相次いでいます。実際に不審な電話を受けた男性がかたる手口とは。

「これ何したいのかなみたいな感じは思っていたので、ちょっと変だよなみたいな」。

旭川市に住む70代の男性は不審な電話を受けるも、詐欺だと気づき被害を免れました。

8月19日、男性のもとに知らない番号から電話が。折り返したところ、郵便局員を名乗る男につながり、「自分のマイナンバーカード7枚を福岡に送った覚えはあるか」などと言われたということです。

旭川市の70代男性「郵便物だけだから、もしかしてマイナンバーがコピーされたと思った」

男性はマイナンバーカードを送った覚えはなく、「個人情報が悪用されているので被害届を出した方がいい」とすすめられ、次に福岡県警を名乗る別の男が電話に。

ニセ警察官
「被害届を出したいということで」

その後、電話は保留にならず、違う警察官を装う人物と無線で話すようなやり取りも聞こえてきました。

ニセ警察官 その1
「当該個人の情報が不正に利用され、不正発送とマイナンバーカードが偽造された模様です。本部に要請します」

ニセ警察官 その2
「捜査二課、追って回答する。以上」

ニセ警察官 その2
「緊急案件通報。先ほど提供された通報からの情報(男性の氏名・住所)相違ないか」

ニセ警察官 その1
「相違ありません。どうされました?」

ニセ警察官 その2
「該当個人名義で開設された銀行口座を発見。巨額の不審な資金移動を確認したため、警察庁より重要監視リストに指定されている。本件は大規模マネーロンダリング事件の口座関与の疑いがあるため、直ちに当該対象者に対する全面的な取り調べを実行せよ。以上」

被害届の手続きをしていたはずが、いつの間にか自分名義の口座が犯罪に使われ、容疑者として浮上している、という話に。

その後もやり取りは続きましたが、男性は用事があったため一度電話を切ります。

旭川市の70代男性「だってそんなこと全然やっていないし、それを調べれば分かるよなという感じがあった。家に帰ってやっぱり変だと思って、その後は本物の警察に連絡した」

不審に思った男性は、その日の夜に警察相談ダイヤルに電話。詐欺だとわかり、被害に遭わずにすみました。

警察によりますと、電話で被害届の手続きや取り調べを行うことはないということです。

旭川東警察署・今泉勇輝生活安全課長
「“劇場型”ということで高揚感を持たせて、判断力を鈍らせるところがこの手口の肝。そこを1回リセットするのに電話を切って冷静に考える時間を設けたのが、今回の被害防止のポイントになったと思います」

少しでも不審に思ったら、「#9110」に電話してください。

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