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ヒグマ最前線

コーヒーで広がる世界 "声と記憶"を頼りに接客 「やりたい」を叶える札幌のキッチンカーカフェ

コンパクトな空間がメリットに。
札幌のコーヒー店が始めたキッチンカーのカフェ。
働くのは目が不自由な視覚障がい者です。

世界中から厳選した豆を丁寧に時間をかけて自家焙煎。
札幌市内に2店舗を構える「RITARU COFFEE」です。
2010年のオープン以来、地元の常連客に愛されてきましたが、先月から新たに営業を始めたのが…

RITARU 三上悦史代表
「視覚障がい者の方の雇用率、障がい者の中でも厳しいというところがあって、コーヒーを通して何ができるかなというところでキッチンカー」

視覚障がい者が働く、キッチンカー「SHIKAKU COFFEE」です。

「ホットのシカクブレンドでございます」

この日、働いていたのは生まれつき目が不自由な井田怜菜さん21歳。
普段は本州の大学に通っていますが、夏休み中のアルバイトとして働いています。

井田怜菜さん(21)
「人がいるぐらいは見えるんですけど、文字などは読むのが難しいので、iPadに画面を読み上げてくれる機能があるのでそれを使用して接客しています」「キッチンカーという特性上、自分がほとんど移動しなくていいというところはすごく楽な点だと考えています」。

キッチンカーで販売しているのは、コーヒーとコーン茶、焼き菓子です。
現金のやりとりがないキャッシュレス決済のみで井田さんが接客を担当し、ドリンクの準備などはスタッフがサポートします。

スタッフ
「上側に切るところがついている」

「こうですね?」

スタッフ
「逆です」

焼き菓子はどこに何があるのか事前に位置を覚えて対応しています。

井田怜菜さん(21)
「商品で「これ」と言われた時がちょっと戸惑う。そのような際は自分でこれですかと適当に指を指して、「そうです」「違うます」という形でやっています。」

客
「全然気にならない。楽しく話ができたので良かった」

客
「私自身も視覚障がいがあるので来た。こういうので視覚障がいを知ってもらえるのはすごくいい取り組みだと思う」

SHIKAKU COFFEEでは現在、井田さんを含め4人の視覚障がい者が働いています。

視覚障がい者スタッフ(25)
「すごい楽しい。できないと思っていたのでキッチンカーで働くのは。」

サポートするスタッフ 数瀬歩未さん
「勝手に(商品など)場所を変えないとか、少し気をつける部分はあるんですけれども、本当に何でも正直できるんですね。やりたいを叶えたいというところとその先の可能性をもっともっと見出すきっかけになれば」

「SHIKAKU COFFEE」の次の営業は27日日曜日の予定です。

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