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2010年12月1日(水)

嬉野です。

さて奥さん、
月も代わりまして12月、
今年もどんづまりの師走でございます。

そして本日はその初日。

で、ございますので、
さっそくと当HPのお寺も雪におおわれてしまいました。
という、おなじみの絵柄でございます。

奥さんもうねぇ、
こうやってこのお寺に雪が積もるのも何回目でございましょう。

2005年に建立されましたどうでしょう寺も、
早や5年の風雪に耐え、
老朽化することもなく立っておるのでございます。

え?だって絵でしょう?って奥さん言いました?
今言いました?
言ってない?

あぁ、言ってない。
言ってないね。
よしよし。
言うんじゃないよ。

なに?わかってる?
お前こそ言うんじゃない?

なるほど。
さすがベテラン。

という、まぁ、
どうでしょう班とベテラン主婦視聴者の
あうんの呼吸という場面を、
すべて自作自演で書いておりますうれしのでございます。

お悩み相談は自作自演じゃないですが、
こういう場合は、平気で自作自演でございます。

やらせでもない、
ぜんぶ手前でやっております。

臆面も無くやる。
この腹の太さが肝要でございます。

あぁどーでもいい?
なるほど。
まったくですな。

それでは、本日も各自の持ち場でお気張りください。

解散。

もう少し書け?
そーですか。書きますか。
なに?そんなことを言った覚えはない?

えぇ、
自作自演でございます。

ということでね、
もういいでしょう。

じゃ、また。


(12:44 嬉野)

12月2日木曜日。
まったくもって久しぶりの藤村でございます。

会社に出てくれば編集室にこもりっきりで、こちらにはなかなか顔を出せず、皆の衆には不義理をいたしております。

そういう事情で日記の更新は嬉野先生に一任しておるのですが、あの人は昨日の予約開始という大事な日の日記に、

「雪が積もったの、寺がどうだの、えぇ自作自演でございます」などと、どーでもいいことをほざいてお茶をにごして日記を終わるしまつ。予約開始の「よ」の字もない。

これでは討ち入る皆の衆の足並みがそろわないじゃないか!と心配して掲示板を見ますと「今日は予約開始の日だようれしー」「ヒゲに怒られるようれしー(ヒゲはよけいだ!)」と、反対に奥様方に心配させるという、ていたらく。

はなしにならん!わたくしさっそくにあの先生を編集室に呼びつけまして、罵声をあびせ、巨大水車にくくりつけまして高速回転の水車攻めでヒィーヒィー言わしてやりましたところ、「大変反省しております」と全身ずぶぬれで詫びましたので、わたくしももののわからぬ男ではありませんので許してやることにいたしました。

どうぞ皆の衆も、これに免じてなにとぞ御勘弁を。

嬉野先生には、バツとして、
バケツもたせて廊下に立たせております。

ということで本日も猛編集!
現在「アメリカ合衆国横断」の第六夜を終えたところ。よーし!あと半分だ!

今日もやってやるぞぉー。

藤村でした!


(17:31 嬉野)

12月3日金曜日。本物の藤村でございます。

DVD第15弾「アメリカ合衆国横断」の編集が佳境を迎えておりまして、こちらに顔を出すこともままならず、嬉野先生に茶番をさせてしまいました!

とにかく藤村、来週は嬉野先生、福屋キャップとシンガポールへ旅立たないといけないため、猛編集中であります!

ということで、以下↓嬉野日記。


2010年12月3日(金)

さて奥さん。嬉野でございます。
私は昨日ね、うちの藤村に言ったのでございますよ。

「あんたね」
「うん」
「忙しいのは分かるよ」
「あぁ」
「分かるけどさ、たまには日記書いたほうがいいよこれ」
「そうなんだよね。でもさぁ毎日編集ばっかやってるから書くこと思いつかないんだよ」
「だからそれを書けばいいわけでしょう。書きたいと思っているんだけど思いつかないわけです、みなさん、って」
「あぁ、なるほど」
「ねぇ、書くことが無いっていう書くことがあるわけですよ」
「そうだそうだ」
「このままじゃオレが藤村のなりすましでね、あんたの変わりに書くなんてことになるわけでしょう」
「あ、それやんなよ」
「はぁ?」
「あんたそれやんなよ」
「オレが藤村になりすましでかい?」
「そう」
「自作自演かい?」
「そうそう」
「それやっちゃったらあんた、読むほうはこれから疑心暗鬼だよ、これはいったいどっちが書いてるんだって、落ち着いて読めたもんじゃないよ」
「それ明日やんなよ」
「いや、だから…」
「とりあえず明日だけそれやんなよ」
「いや…」

でまぁ、やりましたけどね奥さん。

オレが水車にくくりつけられて高速回転の水攻めに遭わされてね、猛反省して謝ってね、して許されてバケツ持って廊下に立つというね。もうね、あほらしいわけです奥さん私、書きながら。

ということで、善良なるどうでしょうバカの奥さん方には、「うしれーを責めないで!」などと、ご心配いただきまして、なんとも申し訳なし。

ですがまぁ奥さん余興です。
しゃれです洒落です。
すべてはうちの藤村のせいです。
もうしませんよ。

なーんつて、本当はこれも藤村が書いてたりしてね。

…。

はいはい冗談冗談。
冗談はこれっきりにして本日はこれにて解散!

また来週お集まりくださいませ。

「う」と「ふ」でお待ちしております。

それではこの週末も各自の持ち場で奮闘されますように。

嬉野でございました。
そして猛編集中の藤村に合いの手を。いや愛の手を。


【なりすまし日記メモリアルのコーナー】
12月2日木曜日。
まったくもって久しぶりの藤村でございます。

会社に出てくれば編集室にこもりっきりで、こちらにはなかなか顔を出せず、皆の衆には不義理をいたしております。

そういう事情で日記の更新は嬉野先生に一任しておるのですが、あの人は昨日の予約開始という大事な日の日記に、

「雪が積もったの、寺がどうだの、えぇ自作自演でございます」などと、どーでもいいことをほざいてお茶をにごして日記を終わるしまつ。予約開始の「よ」の字もない。

これでは討ち入る皆の衆の足並みがそろわないじゃないか!と心配して掲示板を見ますと「今日は予約開始の日だようれしー」「ヒゲに怒られるようれしー(ヒゲはよけいだ!)」と、反対に奥様方に心配させるという、ていたらく。

はなしにならん!わたくしさっそくにあの先生を編集室に呼びつけまして、罵声をあびせ、巨大水車にくくりつけまして高速回転の水車攻めでヒィーヒィー言わしてやりましたところ、「大変反省しております」と全身ずぶぬれで詫びましたので、わたくしももののわからぬ男ではありませんので許してやることにいたしました。

どうぞ皆の衆も、これに免じてなにとぞ御勘弁を。

嬉野先生には、バツとして、
バケツもたせて廊下に立たせております。

ということで本日も猛編集!
現在「アメリカ合衆国横断」の第六夜を終えたところ。よーし!あと半分だ!

今日もやってやるぞぉー。

藤村でした!

(嬉野だったんですがね)
(何とか言ってやってくださいようちの藤村に、ねぇ奥さん)

(19:17 嬉野)

12月7日火曜日。本物の藤村でございます。

さぁさぁ!DVD第15弾「アメリカ合衆国横断」の予約受付が全国のローソン・ロッピー端末で始まっております。

私もついに第八夜(最終夜)の編集に突入いたしまして、いよいよ完成も間近となってまいりました。

現在、北海道内ではちょうど「クラシック」でこのアメリカ横断を放送しておりまして、ですから中には、「見たばっかりだからDVDはいらないや」もしくは「録画したからわざわざ買う必要ねぇや」などと申す不届き千万な輩もおりますことでしょう。

しかし編集者本人から言わせてもらえば、

「バカもの」と。

「なにをたわけたことを言ってやがるんだ」と。

「テレビ放送とDVDでは作り方が全然違うんだ」と。

「買っといたほうがいいに決まってんだろう」と。

「損はさせないから」と。

「実際、中古になっても値段は下がらんし」と。

まぁ、そういうことで、水曜どうでしょうDVD全集もいよいよ第15弾!

7年かけてようやく半分ぐらいまでDVD化が進みました。自分でも飽きずによくやってるなぁと思います。

さて、明日から私と嬉野先生、そして福屋営業キャップ部長の3人でシンガポールに行ってまいります。

アジア最大の国際テレビコンクール「アジア・テレビ賞」の「単発ドラマ・テレビ映画部門」で、ドラマ「ミエルヒ」がグランプリ最終選考のノミネート作品に選ばれまして。

そのグランプリ発表の式典に行ってまいります。

結果発表は9日木曜日の現地時間午後6時半から。

ABU(アジア・太平洋放送連合)賞では、韓国のドラマに大賞を取られ、「ミエルヒ」は惜しくも審査員奨励賞でありました。

今度こそビシっとグランプリ取って、シンガポールスリングで乾杯するぞー!

では、明日からしばらく留守にします。

来週には戻ります。

では、茶王!

(16:40 藤村)

2010年12月9日(木)

嬉野です。
ただいまシンガポールより広報女子On越あきを遠隔操作いたしまして書いております本日の日記でございます。

シンガボールはこの時期も真夏でありまして気温30℃。現在は雨季でございますので突発的な雨が降るようでございます。

成田からチャンギ国際空港までは飛行時間7時間40分。日本との時差はマイナス1時間でございます。

シンガポールは、いまやGDPだかは日本を抜き去りましてお金持ちの国とのことでございますが町の飯屋の料理物価は安いですよ。中年男三人、昨夜は鍋まで食う始末で熱い暑い旨い美味いと大汗をかきながら腹も膨れました。夜着いたので夕食後の夜風が汗だくの身体に心地好かったですね。

でまぁなんでシンガポールくんだりまで男三人来たかと申しますとね奥さん。

去年制作しましたドラマ「ミエルヒ」が、ここシンガポールで開催されますアジアテレビフェスティバルの単発ドラマ部門の最終ノミネート作品の9本だかに残りましてね、その発表が今夜、ここシンガポールのなんちゃらホテルであるのでございす。ですからその受賞の瞬間の感激を味あわん!とて中年男三人でやってきたわけでございます。

まぁ賞を貰ったわけでもなくね、もらうかもなぁってだけでね、なにも三人がかりの塊でシンガポールまで来ることないじゃないのよと、思いますかしら?
奥さん思った?
なに?思わないでもなかった。あぁそう。え?なに?自作自演はもういい?
すいません。すいません。

ということで先程ホテルのビュッフェで朝食を中年男三人で食い。今また街へくり出して飲茶を食おうという中年男三人のリラックスぶり。

そして日暮れを待ちましてフェスティバル会場へと乗り込みます。

発表は明日。この日記上で!
さすれば諸氏!
吉報を待て!

吉報なければ更新なし!

いや、やります。
あってもなくてもやります。

ではみなさん、お寒い中、風邪など召しませぬように。こちらシンガポールは常夏。あぁリラックスリラックス。

それでは本日も各自の持ち場で奮闘されたし!

わしらは飲茶を…。

いや、すいませんすいません。我らも緊張のうちに会場へ入る準備を怠りなく。
では解散。




【今週の藤村日記メモリアル保存のコーナー】

12月7日火曜日。本物の藤村でございます。

さぁさぁ!DVD第15弾「アメリカ合衆国横断」の予約受付が全国のローソン・ロッピー端末で始まっております。

私もついに第八夜(最終夜)の編集に突入いたしまして、いよいよ完成も間近となってまいりました。

現在、北海道内ではちょうど「クラシック」でこのアメリカ横断を放送しておりまして、ですから中には、「見たばっかりだからDVDはいらないや」もしくは「録画したからわざわざ買う必要ねぇや」などと申す不届き千万な輩もおりますことでしょう。

しかし編集者本人から言わせてもらえば、

「バカもの」と。

「なにをたわけたことを言ってやがるんだ」と。

「テレビ放送とDVDでは作り方が全然違うんだ」と。

「買っといたほうがいいに決まってんだろう」と。

「損はさせないから」と。

「実際、中古になっても値段は下がらんし」と。

まぁ、そういうことで、水曜どうでしょうDVD全集もいよいよ第15弾!

7年かけてようやく半分ぐらいまでDVD化が進みました。自分でも飽きずによくやってるなぁと思います。

さて、明日から私と嬉野先生、そして福屋営業キャップ部長の3人でシンガポールに行ってまいります。

アジア最大の国際テレビコンクール「アジア・テレビ賞」の「単発ドラマ・テレビ映画部門」で、ドラマ「ミエルヒ」がグランプリ最終選考のノミネート作品に選ばれまして。

そのグランプリ発表の式典に行ってまいります。

結果発表は9日木曜日の現地時間午後6時半から。

ABU(アジア・太平洋放送連合)賞では、韓国のドラマに大賞を取られ、「ミエルヒ」は惜しくも審査員奨励賞でありました。

今度こそビシっとグランプリ取って、シンガポールスリングで乾杯するぞー!

では、明日からしばらく留守にします。

来週には戻ります。

では、茶王!


(12:16 嬉野)

2010年12月10日(金)

嬉野です。
さて奥さん、どこから話せばいいのか…、
つーか落選であります。
「ミエルヒ」落選。

こういうものはもったいつけてもしょうがない。
ねぇ奥さん。
最終ノミネート作品に残り、シンガポールまで来て、最終的に落選、大賞は韓国ドラマでありました。

ありがとう!みなさん!
さいごまでご声援ありがとう!

韓国はそれこそいろんな部門で大賞をとっておりました。

会は五時間ぶっつづけで行われまして、終わったのは夜中12時!その間、空調は激冷え、身体は震え、言葉は分からず、酒は飲みすぎ、腹は膨れ、身体はくたくた、で、やっとの思いで昨夜は帰りました。

でまぁせっかくシンガポールまで来たんでね、今日はうちのエース藤村の引率でね、動物園に行きますよ。
昨日もね、藤村、福屋、嬉野の三人でね、昼間、シンガポールの街を歩きましたが、たこやきの店に列が出来たりして、日本食、人気なんですよね。

なかでも気候の違う北海道が人気のようでね、ほっかいどうアイスクリームなんて店が大人気。イメージが人に刷り込む力ってばかになりません。

異国をあてもなく歩くだけでも得るものは多いと思いましたしだい。

ということでね、本日は動物園であります。

なにぶん日本より時差がマイナス1時間なもんでなにかと初動が遅い。こちらはまだ朝の8時過ぎでありますから。まだまだホテルでぐだぐだしております。

じゃぁまた。

本日も広報女子On越あきを遠隔操作いたしまして、常夏のシンガポールより更新しております水曜どうでしょう本日の日記であります。

それではみなさんまた来週!われわれはまだまだシンガポールにおります!




【今週の嬉野日記メモリアル保存のコーナー】

2010年12月9日(木)

嬉野です。
ただいまシンガポールより広報女子On越あきを遠隔操作いたしまして書いております本日の日記でございます。

シンガボールはこの時期も真夏でありまして気温30℃。現在は雨季でございますので突発的な雨が降るようでございます。

成田からチャンギ国際空港までは飛行時間7時間40分。日本との時差はマイナス1時間でございます。

シンガポールは、いまやGDPだかは日本を抜き去りましてお金持ちの国とのことでございますが町の飯屋の料理物価は安いですよ。中年男三人、昨夜は鍋まで食う始末で熱い暑い旨い美味いと大汗をかきながら腹も膨れました。夜着いたので夕食後の夜風が汗だくの身体に心地好かったですね。

でまぁなんでシンガポールくんだりまで男三人来たかと申しますとね奥さん。

去年制作しましたドラマ「ミエルヒ」が、ここシンガポールで開催されますアジアテレビフェスティバルの単発ドラマ部門の最終ノミネート作品の9本だかに残りましてね、その発表が今夜、ここシンガポールのなんちゃらホテルであるのでございす。ですからその受賞の瞬間の感激を味あわん!とて中年男三人でやってきたわけでございます。

まぁ賞を貰ったわけでもなくね、もらうかもなぁってだけでね、なにも三人がかりの塊でシンガポールまで来ることないじゃないのよと、思いますかしら?
奥さん思った?
なに?思わないでもなかった。あぁそう。え?なに?自作自演はもういい?
すいません。すいません。

ということで先程ホテルのビュッフェで朝食を中年男三人で食い。今また街へくり出して飲茶を食おうという中年男三人のリラックスぶり。

そして日暮れを待ちましてフェスティバル会場へと乗り込みます。

発表は明日。この日記上で!
さすれば諸氏!
吉報を待て!

吉報なければ更新なし!

いや、やります。
あってもなくてもやります。

ではみなさん、お寒い中、風邪など召しませぬように。こちらシンガポールは常夏。あぁリラックスリラックス。

それでは本日も各自の持ち場で奮闘されたし!

わしらは飲茶を…。

いや、すいませんすいません。我らも緊張のうちに会場へ入る準備を怠りなく。
では解散。




【今週の藤村日記メモリアル保存のコーナー】

12月7日火曜日。本物の藤村でございます。

さぁさぁ!DVD第15弾「アメリカ合衆国横断」の予約受付が全国のローソン・ロッピー端末で始まっております。

私もついに第八夜(最終夜)の編集に突入いたしまして、いよいよ完成も間近となってまいりました。

現在、北海道内ではちょうど「クラシック」でこのアメリカ横断を放送しておりまして、ですから中には、「見たばっかりだからDVDはいらないや」もしくは「録画したからわざわざ買う必要ねぇや」などと申す不届き千万な輩もおりますことでしょう。

しかし編集者本人から言わせてもらえば、

「バカもの」と。

「なにをたわけたことを言ってやがるんだ」と。

「テレビ放送とDVDでは作り方が全然違うんだ」と。

「買っといたほうがいいに決まってんだろう」と。

「損はさせないから」と。

「実際、中古になっても値段は下がらんし」と。

まぁ、そういうことで、水曜どうでしょうDVD全集もいよいよ第15弾!

7年かけてようやく半分ぐらいまでDVD化が進みました。自分でも飽きずによくやってるなぁと思います。

さて、明日から私と嬉野先生、そして福屋営業キャップ部長の3人でシンガポールに行ってまいります。

アジア最大の国際テレビコンクール「アジア・テレビ賞」の「単発ドラマ・テレビ映画部門」で、ドラマ「ミエルヒ」がグランプリ最終選考のノミネート作品に選ばれまして。

そのグランプリ発表の式典に行ってまいります。

結果発表は9日木曜日の現地時間午後6時半から。

ABU(アジア・太平洋放送連合)賞では、韓国のドラマに大賞を取られ、「ミエルヒ」は惜しくも審査員奨励賞でありました。

今度こそビシっとグランプリ取って、シンガポールスリングで乾杯するぞー!

では、明日からしばらく留守にします。

来週には戻ります。

では、茶王!

(11:15 嬉野)

2010年12月15日(水)

本日。札幌の天候は雪。
気温は氷点下5℃。

根雪となるとのこと。
つまり春まで、積もった雪はもう融けませんよ、
ということでござそうろう。

本日、嬉野も藤村も元気でございますれば、
諸氏もお気張りのうえ精進なされまして、
どうぞ心身ともに健吾であられますよう。
北辺の地より祈念しております。

ではまた明日。
負けるな諸君!


【シンガポール漫遊・日記メモリアルのコーナー】

シンガポール帰りの嬉野です。

なんでしょうねぇ奥さん。
北海道の寒くなり始めの時期に暑い国へ出向くのも好いものですね。
なにやら、もうけた気がしました。

なんだ、ここに夏があったじゃぁねぇか。と、
そういう錯覚めいた思いがありました。

夏はいったい何処へ行ったろう?と思っていたら、
なんのことはない、ここに来ていただけだったんだという。

まぁ、シンガポールはいつ行っても夏ですから、
あそこの夏が行ったり来たりしてるわけでもないわけですよ。

ないわけですが、
勝手にそう思って私ひとりが、なごんだというねぇ奥さん、
だけの話ですから、
ここ、とくにつっこみは要りませんよ。よろしいね。

さて、
少しばかり年の違う仕事仲間を北海道で得ましてね、
それらの者どもと国際線の飛行機に乗り、
常夏の国へ出向いたわけですが。

片やキャップ福屋渉は敏腕と呼ばれるプロデューサであり、
こなた藤村は天才と自称する名物ディレクターであり、

いわばリーダー福屋と、
エース藤村というわけでありますよ。

リーダー福屋は、
なるほどリーダーだけあってなにかと先頭を歩きたがります。

エレベータに入るのもまず福屋!
出るのもまず福屋!
玄関の出入りもまず福屋!
自然と福屋渉、他に先んじて足が出ます。

したがいましてシンガポール観光も先頭は福屋!

ただリーダー福屋は行き先も知らない。
知らないんだけど歩き出すと何故か先頭!
さすがにリーダー!と、
私をもって思わせる癖でありますな。

そして観光といえば、うちのエース藤村であります。

とにかく調べます彼は。
今回も機内でシンガポールの旅本を熟読すること7時間。
分厚いガイド本を2冊、かわるがわる読んでおりました。

この間、リーダー福屋はひたすら恩田陸さんを熟読。
手前こと嬉野は橋本治さんを熟読。

ですので、
彼の地に着いてから藤村が小言を言うわけであります。

「あんたたちは、なんにも調べないで来たの?」
「調べましたよねキャップ」
「調べました。シンガポールドルのレートとか」
「そうそう、ぼくも電圧とコンセントの差し込みの違いとか」

「他はどうよ」
「他は、あんたがいるし」
「よくそんなんで平気でいられるね」
「だってあんたいるし。ねぇキャップ」
「まったくですよ、うれしー」

藤やんはあきれて半笑いで言うのでありました。

「まぁ、オレは構わないけどね」
「そうでしょう。それぞれに持ち場ってあるのよ」

藤やんが「チャイナタウンへ行きますか」と言えば、
あとの二人は「行こう行こう」と、ついてくわけで、

藤やんが「中華食いますか」と言えば、
あとの二人は「食いますか」と異論も無く、

「飲茶も食いますか」と言えば、
「食いますか」とこれに追従する、

行きたいところのある男と、
つきあう気持ちのある男がいて、
無理なく友情は生まれるわけでありますよ奥さん。

チャイナタウンへ行くには地下鉄に乗ります。

地下鉄の乗り方のレクチャーもうちの藤村が指導。

乗車料金を券売機に入れるとプラスチックのカードが出てくる。
これを日本のそれのように改札にかざすと「ピッ」といって改札のゲートが開く。

このカードを降りた駅の券売機に入れると、
「1ドル」返金される。

つまり紙の無駄をなくし、
プラスチックカードの再利用を円滑にするために1ドル余計にふっかけている。そういうシステムなんだ。と、これも藤村のレクチャーであとの二人は学習する。
役割分担の妙でありますな。

こうして我ら三人、
いざチャイナタウンへ向かわんとホテルの玄関を出ました。

出てすぐの往来で先頭を行くリーダー福屋が何かにつまずいてこけそうになりました。

「あ。今、いきなりリーダーがこけたな」

私はそう心の中で思いました。

オレらは、これまでこの男についてきたわけで。
これからもついていくわけで、
その男が、いきなりこける。

私は、なんだか可笑しくなってきまして。

さて、地下鉄駅の改札で、買ったカードをかざすと、
「ピッ」と鳴ってゲートが開きました。

レクチャー通りでありましてまごつくことなし。
藤村のおかげであります。

しかしながら、振り向きますと、
改札のゲートで藤村がまごついております。

「どーしたの?」

「あれ?あかねぇぞ。おい。なんでだ。この改札あかねぇぞ」

「なんで開かないの?藤やん」
「なんべんやっても開かねぇんだよ」
「オレら二人とも開いたよ」
「おっかしぃなぁ」
「だいじょうぶ?」
「あ!」
「どーした」
「これ開かないわ」
「なにが」
「これホテルのカードキーだった」
「開くかい!そんなもんで!」

この男がうちのエースかと思うだに、
どこが天才だ!と、
なにやら可笑しくなってきまして。

で、チャイナタウンへ着きましたら、
目当ての店へ行く出口がわからないので探しました、

「Aだね。Aの出口から出ればいいよ」
「ここはなんだっけ?どっかに書いてない?」

私と藤村が探しておりますと、
悠然とリーダー福屋が答えました。

「ここは(i)ですよ」
「(i)?どこに書いてます?」
「そこですよ」
「いや、キャップ。ありゃインフォメーションの(i)ですよ」
「なに言ってんのキャップ!」

私は、もうもう、完璧に楽しくなっておりました。
この抜けさく三人でここまで来たのであります。
初めてのドラマも、この抜け作三人で始めたのであります。
そしてここまで来た。
よくぞ来た。よくぞここまで。
そう思いました。

それぞれにどっか完璧に抜けている。
それも脱力するほどに。

でもそれで好いのです。
それが、独特の場を作っている。
私はそう思いました。

人間は誰しもが「場」の雰囲気に左右されていくのです。

優れているだけが好いわけではなく。
自信に満ちているだけが好いわけでなく。
厳格、厳粛であるだけが好いわけでなく。
プロフェッショナルであるだけが好いわけでなく。
厳しいだけが大事なのではなく。

実にその逆でもまたなく。

人は誰もが、
それぞれの者にとって居心地の好い「場」は違うのです。

そして、いろんな「場」で醸される「場の力」によって出来上がっていく作品の風合いも違っていく。

良くも悪くも、人は「場」の雰囲気に育てられる。

その「場」を失えば、作りたいものも作れない事がある。
あたりまえだと、そう納得する自分がいました。

それを思えば、私は、今、
非情に居心地の好い、
自分にとってまたとない「場」を得ていると、
思うのであります。

なぜなら、50の坂を越え、
その先へ行こうとする今。
それでも私は抜け作でいられるのです。

抜け作であろうと、
スットコドッコイであろうと構わない。

肝心なのは、己の持ち場で踏ん張る事。

そう改めて思える「場」にいるから。

抜け作を問題なし!としてしまう人間の集う、
「場」を得ているから。

私は私でいられる。

「水曜どうでしょう」にしてもそうです。

あの番組のロケにも失敗も成功もない。

どちらへ転んでもなんとでもなるのです。

それは、あの番組の構成員の醸す「場」の中に、
そもそも失敗したという状況も、
成功したという状況も無いからです。
どちらへ転ぼうと、そこにはあのメンツがいるばかり。
あのメンツが「場」を醸し、
その「場」の中で作品を作っているのです。

そんな「場」があるから、
どうでしょうは、あんな感じの風合いになるのです。

なんにしても、思いつきの書きながらですから、
あまり御参考にはなりませんでしょうが、
でも、なにやら、そのような合点した感が、
今回のシンガポール漫遊にはあったような、
気がするのであります。

私が私でいることのために、
なにが必要であるかということ。

なんかそんなことの合点であります。

いずれまた改めて整理して。
とりあえず本日は結論なし。

それでは諸君また明日!

この場で会おう!

本日も各自の持ち場で奮闘されたし!

解散!


(16:39 嬉野)

2010年12月16日(木)

嬉野です。

ねぇ、もうしょうがないの奥さん。
うちの藤村も現在たしかに編集佳境でね、
なかなかこちらに顔を出せないの。

そこで私が藤村になりすまし!ということもやりましたよ。

バッシングの嵐が起こるかと思いきや、
思いのほか好評で。(わからんもんです)

で、藤村どん、本日も猛編集中でありまして、
わたくし先ほど彼の編集室を表敬訪問してまいりましたよ。

「どうなの藤村くん」
「なに?」
「順調なの?」
「順調だよ」
「なるほどね」
「なに?」
「いやべつに…」
「あ!それよりあんた写真!」と藤村君猛然と発言する。
「写真?」
「アメリカロケの写真!」
「あぁ…大丈夫大丈夫。なに?もうエンディングつなぐの?」
「つなぐよ。明日だよ。明日つなぐよ」
「すごいねぇ藤村くん!じゃもう明日で編集終わるんだ!」
「いや、そうじゃないけど…」
「今回はあれなの…?わりと未公開シーンもつなぎこんだの?」
「そうね、入ってるね。ラストのワシントンもかなり盛り込んでるよ」
「なるほど。じゃぁいよいよDVDの編集も終えて、年明けからとうとうお楽しみの新作の編集に入れわけだ!」
「まぁね。なに?あんた取材してんの?」
「いや、とくに」
「あぁ」
「じゃ、まぁ帰るかな」
「はいはい」

ということでね。
彼は元気でしたよ奥さん。

私もね、毎回DVDのジャケットの裏表紙に書いてる、あらすじめいた文章あるでしょう?おもしろいやつ。あれ、私の担当なのよ奥さん。あれをね書かなきゃなんないんだけど、今回はどうにも思いつかなくてね。締め切りじゃっかん割りましたよ奥さん。

次回は、DVDひっくりかえしたら真っ白かもね。

ということで、今夜は、コンテンツ事業室の忘年会なの。
もうね、年末なの。

諸君もこの年の瀬を、
各自の持ち場で懸命に乗り切るのよ。

じゃぁね。
また明日。

明日も来んのよ!

解散!




(16:49 嬉野)

12月17日金曜日。

どーも藤村でございます。ご無沙汰しております。

DVD第15弾「アメリカ合衆国横断」の編集も佳境を迎えておりまして、ずーっと編集室におります。

昨日は嬉野先生がDVDジャケット裏面に書く気の利いたコメントが思い浮かばず、なんらかのヒントを得ようと思ったのでありましょうか、編集室に現れまして私の横でごちゃごちゃと質問を始めました。

私としましては、まさに編集も佳境、できれば作業に没頭したいところであります。早く話を切り上げてほしいと思っておりましたところに、音効の工藤ちゃんから「第一夜から第五夜までの整音作業が終わった」との連絡が入りまして、さっそく工藤ちゃんの部屋で第一夜から順に確認しながら見ていきました。

嬉野先生もその場にやってきて私の横で見始めたわけですが、こともあろうにあの方、途中で居眠りを始めました。なんたる悠々自適ぶり。なんたる傍若無人ぶり。わたくし、嬉野先生の手足を即座に水車にくくりつけまして、高速回転冷水攻めの刑に処した次第でございます。

ほんとうにあんた、裏面のコメント書く気あんのか!と。


さて、先日。

私、日本ハムの武田勝投手と対談をいたしました。

武田投手といえば、登場曲に「1/6の夢旅人」を使うほどの熱烈などうでしょうファン。狭い編集室に弊社の谷口アナと一緒にやってきて、1時間あまりもしゃべっていきました。

彼は今年、ダルビッシュ投手よりも多い14勝をあげたチームの勝ち頭だったわけですが、編集室にやってきた武田投手にはそんなオーラはなく、恐縮して小さくなっておりました。いや、実際にスポーツ選手としては体も小さく、なんなら普通の30代サラリーマン的体型でありまして、プロ野球で14勝もあげた大投手とは思えないフツーぶり。

武田投手といえば、マウンド上では喜怒哀楽をほとんど表情に出さず、実に淡々としていて、ポーカーフェイスなことで有名。しかし私は実際の彼を見て、こう言ったんです。

「実はあれでしょう。マウンド上では考えすぎるぐらい、いろんなこと考えてんでしょう。一球投げたらもう次のこと考えてるから、いちいちガッツポーズなんか取ってるヒマがない。喜んだり悔しがったりしてるヒマがない。人間、考え過ぎると無表情になるんです。だから、結果ポーカーフェイスに見えるだけで、本当は内心、ドッキドキでテンパってるんでしょう?」と。

そしたら、

「図星です」

と。

武田投手は、高校、大学、そして社会人を経て、ようやくプロに入った選手です。本人いわく、

「ぼくは、中学生のころには豪速球のピッチャーでした。誰もぼくの速球を打てなかった。でもスピードはそれ以来まったく伸びてないんです。高校に進んでも大学に行っても、まったく伸びない。だからもうスピードはあきらめたんです」

だから彼は、力で押す投球ではなく、人より考える投球を身につけざるをえなかった。

体も小さく、投球スピードも中学生どまり。実際、武田投手の直球は120キロ台。それって、え?直球?というほどのスピードであります。そんな彼が遠回りをしてようやくプロに入り、豪腕ダルビッシュをしのぐ14もの勝利ををあげた。

おもしろい。実におもしろい。

北海道日本ハム投手陣といえば、早稲田の斎藤くんも入団、なにかと話題のダルビッシュ投手も健在と、実に来年が楽しみではありますが、いやいや、一番おもしろいのは、内心ドッキドキでマウンドにあがっている小さな投手、武田勝であります。

この不可思議な対談の模様は、明日18日朝9時30分からのHTBのスポーツ番組「FFFFF(エフファイブ)」(19日深夜1時50分からの再放送もあり)で放送されます。(道内のみの放送)

武田投手、最後は高台公園で「タコ星人」の衣装を着て、ぐるんぐるんに回っておりました。

「あープロ野球に入ってよかった」と。

「どうでしょうと猫が好き」という、荒々しさのかけらもない武田勝投手、注目であります。


本当にあの人、いい人です。



【嬉野先生の昨日の日記】

2010年12月16日(木)

嬉野です。

ねぇ、もうしょうがないの奥さん。
うちの藤村も現在たしかに編集佳境でね、
なかなかこちらに顔を出せないの。

そこで私が藤村になりすまし!ということもやりましたよ。

バッシングの嵐が起こるかと思いきや、
思いのほか好評で。(わからんもんです)

で、藤村どん、本日も猛編集中でありまして、
わたくし先ほど彼の編集室を表敬訪問してまいりましたよ。

「どうなの藤村くん」
「なに?」
「順調なの?」
「順調だよ」
「なるほどね」
「なに?」
「いやべつに…」
「あ!それよりあんた写真!」と藤村君猛然と発言する。
「写真?」
「アメリカロケの写真!」
「あぁ…大丈夫大丈夫。なに?もうエンディングつなぐの?」
「つなぐよ。明日だよ。明日つなぐよ」
「すごいねぇ藤村くん!じゃもう明日で編集終わるんだ!」
「いや、そうじゃないけど…」
「今回はあれなの…?わりと未公開シーンもつなぎこんだの?」
「そうね、入ってるね。ラストのワシントンもかなり盛り込んでるよ」
「なるほど。じゃぁいよいよDVDの編集も終えて、年明けからとうとうお楽しみの新作の編集に入れわけだ!」
「まぁね。なに?あんた取材してんの?」
「いや、とくに」
「あぁ」
「じゃ、まぁ帰るかな」
「はいはい」

ということでね。
彼は元気でしたよ奥さん。

私もね、毎回DVDのジャケットの裏表紙に書いてる、あらすじめいた文章あるでしょう?おもしろいやつ。あれ、私の担当なのよ奥さん。あれをね書かなきゃなんないんだけど、今回はどうにも思いつかなくてね。締め切りじゃっかん割りましたよ奥さん。

次回は、DVDひっくりかえしたら真っ白かもね。

ということで、今夜は、コンテンツ事業室の忘年会なの。
もうね、年末なの。

諸君もこの年の瀬を、
各自の持ち場で懸命に乗り切るのよ。

じゃぁね。
また明日。

明日も来んのよ!

解散!




(14:45 藤村)

12月20日月曜日。いやもう夜10時半ですか、藤村でございます。

DVD「アメリカ横断」は、勇猛果敢な編集ぶりで、先ほど最終夜までの作業をすべて終えました。嬉野先生からアメリカの旅の写真も受け取り、エンディングも情緒豊かに仕上がりまして、あとは特典映像を残すのみ。なんとか年内に作業はすべて終えて、いよいよ年明けからは、「最新作」の編集にどっぷり入れることになりそうであります。

さてその最新作。

北海道での放送日がついに決定いたしました!

マスコミ各社を含め、情報解禁はあさって22日となっております。

22日の日記に注目!


・・・さぁ、では帰りますよぉう。

DVD「アメリカ横断」、現在予約受付中でありますよぉう。

未公開シーンもちょこちょこ入れて編集しましたよぉう。

手間かかってますよぉう。

予約しなさいよぉう。

じゃぁ解散しなさいよぉう。



(22:41 藤村)

12月22日水曜日。藤村でございます。

さぁ!お待たせいたしました!

いよいよ4年ぶりの「水曜どうでしょう最新作」の放送開始日が決定いたしました!

2011年3月2日(水)夜11時15分から!

毎週この時間で、北海道内のみなさまには、しばらくお会いすることとなります。

現在のところ「10週以上は確実にやるだろう」という予測しかたっておりません!

また、北海道以外の地区での放送はまだ未定でありますが、決まり次第、順次お知らせすることになるだろうと思います。しばし、お待ちください。

以下、マスコミ各社に発表された内容です。


HTB「水曜どうでしょう」新作 3月2日(水)放送スタート決定!

2002年秋のレギュラー放送終了から年に一回のペースで新作を制作してきた『水曜どうでしょう』は、2006年「ヨーロッパ20カ国完全制覇の旅」のロケを最後に中断したまま、4年の歳月が流れました。
その間、「新作はまだか!」「もう作らないのか!」との世間の声にもただ沈黙を守り、どうでしょう班ディレクター陣は、2008年にはHTB開局40周年スペシャルドラマ『歓喜の歌』、翌2009年にはスペシャルドラマ『ミエルヒ』を制作し、新境地を開いてきました。そして迎えた2010年・夏。ついに『水曜どうでしょう』は満を持して、実に4年ぶりとなる新作ロケの旅へ出ました。
行き先は「海外」か?「国内」か?4年のブランクを打ち破る久々の新作にいやおうなく高まる期待・・・その期待に応えるべく、変わらない往年の名調子は果たして番組内で繰り広げられるのか!?
 今回も大泉洋さんは企画内容を一切知らされず、これから自分の身に何が降りかかるのかも分からずに東京都内某所に立ちます。さぁ!4年ぶりの『水曜どうでしょう最新作』、果たして何が起きるのか?放送開始のその日まで、いつものように内容は一切マル秘です・・・。

(14:00 藤村)

2010年12月28日(火)

嬉野ですよ奥さん。

昨日ね、昨日やりましたの副音声録音。
だいたいあれですね、年の瀬と初夏にやってるんですね。
花火大会とか、もの凄い夕立とか、
大雪とか、年末で道が混んでたとかね、
そういう世間を乗り越えて録音スタジオに入る記憶がありますもの。

この頃はね、タレントのお二方と久々に会うタイミングみたいな感じにもなっておりますね。

4人、それぞれに無事に、
今年も気張って生きておったなと確認する、
そういうタイミングにもなりつつあります副音声録音の日。

さて、そろそろ会社も仕事納めですから、
ここらで、年末の「小さなお悩み」の募集をいたします。
お答えするのは、所詮嬉野でありますのでお答えの程度に関しては如何なる事になりますとも御納得のほどを願います。

応募資格は、
「何を書かれてもとくに腹の立たない寛容な人」。
「気休めでも無いよりはまし」という期待値の低い人。
に限ります。

お悩みは掲示板へ。

回答する日時は未定。なんとか年内。

それでは、年忘れ「こんちわ小さなお悩み2010」。
適当にやりますので、地味にご応募くださいませ。


HTB「水曜どうでしょう」新作 3月2日(水)放送スタート決定!

2002年秋のレギュラー放送終了から年に一回のペースで新作を制作してきた『水曜どうでしょう』は、2006年「ヨーロッパ20カ国完全制覇の旅」のロケを最後に中断したまま、4年の歳月が流れました。
その間、「新作はまだか!」「もう作らないのか!」との世間の声にもただ沈黙を守り、どうでしょう班ディレクター陣は、2008年にはHTB開局40周年スペシャルドラマ『歓喜の歌』、翌2009年にはスペシャルドラマ『ミエルヒ』を制作し、新境地を開いてきました。そして迎えた2010年・夏。ついに『水曜どうでしょう』は満を持して、実に4年ぶりとなる新作ロケの旅へ出ました。
行き先は「海外」か?「国内」か?4年のブランクを打ち破る久々の新作にいやおうなく高まる期待・・・その期待に応えるべく、変わらない往年の名調子は果たして番組内で繰り広げられるのか!?
 今回も大泉洋さんは企画内容を一切知らされず、これから自分の身に何が降りかかるのかも分からずに東京都内某所に立ちます。さぁ!4年ぶりの『水曜どうでしょう最新作』、果たして何が起きるのか?放送開始のその日まで、いつものように内容は一切マル秘です・・・。

(13:11 嬉野)

2010年12月29日(水)

おはようございます。
嬉野であります。

昨日、年忘れのお悩みを募集いたしましたところ、
一夜明けまして、さきほど掲示板を閲覧しましたら、
ぎょうさんのお悩みをいただいておりまして、
わたくしも若干慌てまして、
とりあえず、ここらで打ち止めとさせていただきます。

いや、構わないんですよ、この後もどっかんどっかん送られても。読みはしますからね。

ただまぁ、呼びかけたものは、ここらで一旦終了!と、いたします。

回答は年内に!の気持ちはあっても!
やむをえぬ場合は年明けに!

諸般の事情を勘案しつつ、
やれる範囲でやりますので、太い心でお待ちくださいませ。

それでは一旦解散!


HTB「水曜どうでしょう」新作 3月2日(水)放送スタート決定!

2002年秋のレギュラー放送終了から年に一回のペースで新作を制作してきた『水曜どうでしょう』は、2006年「ヨーロッパ20カ国完全制覇の旅」のロケを最後に中断したまま、4年の歳月が流れました。
その間、「新作はまだか!」「もう作らないのか!」との世間の声にもただ沈黙を守り、どうでしょう班ディレクター陣は、2008年にはHTB開局40周年スペシャルドラマ『歓喜の歌』、翌2009年にはスペシャルドラマ『ミエルヒ』を制作し、新境地を開いてきました。そして迎えた2010年・夏。ついに『水曜どうでしょう』は満を持して、実に4年ぶりとなる新作ロケの旅へ出ました。
行き先は「海外」か?「国内」か?4年のブランクを打ち破る久々の新作にいやおうなく高まる期待・・・その期待に応えるべく、変わらない往年の名調子は果たして番組内で繰り広げられるのか!?
 今回も大泉洋さんは企画内容を一切知らされず、これから自分の身に何が降りかかるのかも分からずに東京都内某所に立ちます。さぁ!4年ぶりの『水曜どうでしょう最新作』、果たして何が起きるのか?放送開始のその日まで、いつものように内容は一切マル秘です・・・。

(13:03 嬉野)

12月29日水曜日。藤村でございます。

2010年もまもなく終わり。わたくし、本日仕事納めであります。会社自体はきのうで仕事収め。ガランとしたオフィスで、嬉野先生と二人、机を並べてパソコンに向かっております。

嬉野先生は明日も出てくるようで、皆様から募集した小さな悩み事相談にのりまして、まぁお互い今年の厄払いをしとこうじゃないか、ということでありましょう。

よいことです。

今年のことは除夜の鐘とともにさらっと流してね、あの瞬間から「おめでとぉーごずわいまぁーす!」と、陽気に笑ってリセットしちまえばいいんです。

実は我々、「電撃ゲームス」というゲーム雑誌で「お悩み相談」の連載を始めまして。

まずもってゲームなんかには興味はすっかり無くなったし、だいたい子供に「おい!ゲームなんかするな」と言うぐらいの人間が、ゲーム雑誌に連載とはどういうことですか?と思いましたが、むこうは「いや、そのほうがいいんです」と。「ゲーム雑誌の中で、『ゲームなんかしてたらダメだ!もっと外へ出ろ!』と言うのもいいんじゃないか」と。

あーそれならいいと、いうわけで連載を始めております。

ひとつの悩みを、藤村、嬉野、それぞれが勝手に答えるということで、まるで違う答えが返ってきて、相談者は結局どうしたらいいのかわからん、ということにもありましょうが、まぁおもしろそうなので、是非ご覧ください。

もうひとつ、我々は、もうずいぶん前から付き合いのある熱血編集長井上氏から熱血依頼を受けて、「Blu-ray&DVD EXPRESS」というフリーペーパーで「観る、思う、考える」と題した連載をしておりましたが、残念ながらこの12月でいったん休刊となるそうで、昨日、熱血氏から休刊に至る無念を書き連ねたメールが届きました。正直「いや長ぇよ」と思いながらも読みまして。「必ず復刊させたいです!」と力説しておりましたが、私、すでに来月号の原稿を書き上げておりまして、この原稿の行き場がなくなってしまったので、「まぁこの日記にのっけてしまえ」ということで、以下、転載いたしまして、わたくしの年末のご挨拶にかえさせていただきます。

皆の衆!よいお年を!

来年は新作!いよいよ放送だぞ!


 待望のDVDがいよいよ発売された。フジテレビ「とんねるずのみなさんのおかげでした」の人気企画「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」のDVDだ。その名の通り、「落合博満選手が内野フライを取るところ」とか、「え?そこをマネすんのかよ」「てか、落合が選手だったころ知らないし」という、目の付けどころが細かすぎてほとんどの人には伝わらないモノマネを次々に披露する企画である。
 そもそもモノマネとは「比較対象に対して似ているか否か」という判断の上にのみ成立するものであって、つまり前提として、「マネをされる対象のことをみんなが知っていること」が必要である。知っていなければ、似ているか否かの判断ができない。ところがこの「細かすぎて~」は、その前提をしょっぱなから完全に放棄してしまっている。知ってる人はいいだろうが、知らない人は完全においてけぼり。従って多くの人たちは、「うわぁーすごい似てるぅー!」というモノマネ芸に対する最高級の賛辞を送ることができない。演じる者たちは、だからほとんど賞賛されることがない。しかし不思議なことに、マネされる対象を知らなくても笑うことができ、歴代のモノマネ番組の中で、これが一番おもしろい。それはなぜか?
 「モノマネ」を定義するならば、それは「再現」とは意味が異なる。モノマネは、その対象物が発する言葉の一語一句、声の質から顔の表情、動作までを完ペキに再現することではない。すべてを機械的にマネるのであれば、それは「模倣」にすぎない。モノマネとは、その対象物のある特徴を抽出し、それを誇張して表現することによって、その全体像を見る者に投射することである。決してすべてをマネしているわけではなく、ある部分だけを独自の観点で見出し、そこを重点的にマネしているのである。つまり対象物をいったん分解し、精査したのち、ある機能だけを膨張させて再構築する、フルチューンナップのような緻密な作業をしているのである。モノマネ芸のすべては、どこを抽出するかの着眼点であり、それを見出す感性のたまものに他ならない。「細かすぎて~」が、なぜおもしろいのか。モノマネの対象物を知らなくても、なぜモノマネとして見ることができるのか。それは、「モノマネとは対象物の特徴を見出す感性のたまものである」という、芸の本質的な部分を見事に突いているからである。我々は知らず知らずのうちにモノマネ芸の本質を理解し、似ているかどうかではなく、その着眼点のおもしろさで笑っているのである。
 だが、残念ながら海外ではモノマネ芸の評価はとても低いと聞く。日本人を評して「猿まね」という言葉もよく使われる。自動車だって家電だって、もともと西洋で生み出されたものではないか。日本人は、それを猿のようにマネをして作ったに過ぎないのだと。ふっ!バカなことを言うなと。日本人は、西洋が作り出したものを模倣したのではなく、独自の着眼点をもって、その機能をさらに昇華させたのだと。西洋で「細かすぎて人に伝わらないこと」のおもしろさがわかるか?と。これは実に奥深い日本独自の感性なのだと、私は胸を張って言いたい。
 もうひとつ。「細かすぎて~」は、モノマネ芸を披露する者たちが、芸の途中にステージが割れて、突然目の前から消えてしまう。いくら素晴らしい芸を披露しようとも、彼らはスタンディングオベーションなどという西洋的な馴れ合いの賞賛合戦をだらだらと続ける事なく、いさぎよく奈落の底へと落ちていく。それまでじっと見入っていた視聴者たちは、演者がいなくなったカラの舞台を見て爆発的な笑いを引き起こす。すべてが「無」になった時にこそ、そのモノの神髄がそこに存在するという「無の境地」。どうだ、西洋人には到底理解できるまい。
 「細かすぎて伝わらないものまね選手権」には、世界に誇るべき日本の文化が、見事に花開いているのだ。


【以下、本日の嬉野日記】

2010年12月29日(水)

おはようございます。
嬉野であります。

昨日、年忘れのお悩みを募集いたしましたところ、
一夜明けまして、さきほど掲示板を閲覧しましたら、
ぎょうさんのお悩みをいただいておりまして、
わたくしも若干慌てまして、
とりあえず、ここらで打ち止めとさせていただきます。

いや、構わないんですよ、この後もどっかんどっかん送られても。読みはしますからね。

ただまぁ、呼びかけたものは、ここらで一旦終了!と、いたします。

回答は年内に!の気持ちはあっても!
やむをえぬ場合は年明けに!

諸般の事情を勘案しつつ、
やれる範囲でやりますので、太い心でお待ちくださいませ。

それでは一旦解散!


【「水曜どうでしょう」新作3月2日(水)放送スタート決定!】

2002年秋のレギュラー放送終了から年に一回のペースで新作を制作してきた『水曜どうでしょう』は、2006年「ヨーロッパ20カ国完全制覇の旅」のロケを最後に中断したまま、4年の歳月が流れました。
その間、「新作はまだか!」「もう作らないのか!」との世間の声にもただ沈黙を守り、どうでしょう班ディレクター陣は、2008年にはHTB開局40周年スペシャルドラマ『歓喜の歌』、翌2009年にはスペシャルドラマ『ミエルヒ』を制作し、新境地を開いてきました。そして迎えた2010年・夏。ついに『水曜どうでしょう』は満を持して、実に4年ぶりとなる新作ロケの旅へ出ました。
行き先は「海外」か?「国内」か?4年のブランクを打ち破る久々の新作にいやおうなく高まる期待・・・その期待に応えるべく、変わらない往年の名調子は果たして番組内で繰り広げられるのか!?今回も大泉洋さんは企画内容を一切知らされず、これから自分の身に何が降りかかるのかも分からずに東京都内某所に立ちます。さぁ!4年ぶりの『水曜どうでしょう最新作』、果たして何が起きるのか?放送開始のその日まで、いつものように内容は一切マル秘です・・・。

(16:37 藤村)

2011年1月1日(土)

新年。あけましておめでとうございます。
嬉野でございます。

昨年も皆様には大層ご贔屓にしていただきまして、
感謝に耐えません。
明けました2011年も、どうぞ変わらぬ御愛顧、御贔屓を、
たまわりますよう、On願い上げ奉ります。

掲示板のお悩みも、必死こいてお返事を書きましたが、
時間足らず。

皆様には食い足りないでありましょうが、
なにぶん私も大晦日に出てまいりまして書いておりますので、
もうそろそろ家に帰ってゆっくりさせてもらっても、
好いじゃないのよ!ということでね。
やめました!

えぇ、どうぞ、みなさま、
本年も各自の持ち場で奮闘されてくださいませ。
期待しております!

そして明日の日本と!
「水曜どうでしょう」!をどうぞヨロシク!

では諸君!
正月休み明けにまた会おうぞ!

正月ボケ、するなよ!
謹賀新年!!

【2010年最後の藤村日記メモリアルのコーナー】
実は我々、「電撃ゲームス」というゲーム雑誌で「お悩み相談」の連載を始めまして。

まずもってゲームなんかには興味はすっかり無くなったし、だいたい子供に「おい!ゲームなんかするな」と言うぐらいの人間が、ゲーム雑誌に連載とはどういうことですか?と思いましたが、むこうは「いや、そのほうがいいんです」と。「ゲーム雑誌の中で、『ゲームなんかしてたらダメだ!もっと外へ出ろ!』と言うのもいいんじゃないか」と。

あーそれならいいと、いうわけで連載を始めております。

ひとつの悩みを、藤村、嬉野、それぞれが勝手に答えるということで、まるで違う答えが返ってきて、相談者は結局どうしたらいいのかわからん、ということにもありましょうが、まぁおもしろそうなので、是非ご覧ください。

もうひとつ、我々は、もうずいぶん前から付き合いのある熱血編集長井上氏から熱血依頼を受けて、「Blu-ray&DVD EXPRESS」というフリーペーパーで「観る、思う、考える」と題した連載をしておりましたが、残念ながらこの12月でいったん休刊となるそうで、昨日、熱血氏から休刊に至る無念を書き連ねたメールが届きました。正直「いや長ぇよ」と思いながらも読みまして。「必ず復刊させたいです!」と力説しておりましたが、私、すでに来月号の原稿を書き上げておりまして、この原稿の行き場がなくなってしまったので、「まぁこの日記にのっけてしまえ」ということで、以下、転載いたしまして、わたくしの年末のご挨拶にかえさせていただきます。

皆の衆!よいお年を!

来年は新作!いよいよ放送だぞ!


 待望のDVDがいよいよ発売された。フジテレビ「とんねるずのみなさんのおかげでした」の人気企画「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」のDVDだ。その名の通り、「落合博満選手が内野フライを取るところ」とか、「え?そこをマネすんのかよ」「てか、落合が選手だったころ知らないし」という、目の付けどころが細かすぎてほとんどの人には伝わらないモノマネを次々に披露する企画である。
 そもそもモノマネとは「比較対象に対して似ているか否か」という判断の上にのみ成立するものであって、つまり前提として、「マネをされる対象のことをみんなが知っていること」が必要である。知っていなければ、似ているか否かの判断ができない。ところがこの「細かすぎて~」は、その前提をしょっぱなから完全に放棄してしまっている。知ってる人はいいだろうが、知らない人は完全においてけぼり。従って多くの人たちは、「うわぁーすごい似てるぅー!」というモノマネ芸に対する最高級の賛辞を送ることができない。演じる者たちは、だからほとんど賞賛されることがない。しかし不思議なことに、マネされる対象を知らなくても笑うことができ、歴代のモノマネ番組の中で、これが一番おもしろい。それはなぜか?
 「モノマネ」を定義するならば、それは「再現」とは意味が異なる。モノマネは、その対象物が発する言葉の一語一句、声の質から顔の表情、動作までを完ペキに再現することではない。すべてを機械的にマネるのであれば、それは「模倣」にすぎない。モノマネとは、その対象物のある特徴を抽出し、それを誇張して表現することによって、その全体像を見る者に投射することである。決してすべてをマネしているわけではなく、ある部分だけを独自の観点で見出し、そこを重点的にマネしているのである。つまり対象物をいったん分解し、精査したのち、ある機能だけを膨張させて再構築する、フルチューンナップのような緻密な作業をしているのである。モノマネ芸のすべては、どこを抽出するかの着眼点であり、それを見出す感性のたまものに他ならない。「細かすぎて~」が、なぜおもしろいのか。モノマネの対象物を知らなくても、なぜモノマネとして見ることができるのか。それは、「モノマネとは対象物の特徴を見出す感性のたまものである」という、芸の本質的な部分を見事に突いているからである。我々は知らず知らずのうちにモノマネ芸の本質を理解し、似ているかどうかではなく、その着眼点のおもしろさで笑っているのである。
 だが、残念ながら海外ではモノマネ芸の評価はとても低いと聞く。日本人を評して「猿まね」という言葉もよく使われる。自動車だって家電だって、もともと西洋で生み出されたものではないか。日本人は、それを猿のようにマネをして作ったに過ぎないのだと。ふっ!バカなことを言うなと。日本人は、西洋が作り出したものを模倣したのではなく、独自の着眼点をもって、その機能をさらに昇華させたのだと。西洋で「細かすぎて人に伝わらないこと」のおもしろさがわかるか?と。これは実に奥深い日本独自の感性なのだと、私は胸を張って言いたい。
 もうひとつ。「細かすぎて~」は、モノマネ芸を披露する者たちが、芸の途中にステージが割れて、突然目の前から消えてしまう。いくら素晴らしい芸を披露しようとも、彼らはスタンディングオベーションなどという西洋的な馴れ合いの賞賛合戦をだらだらと続ける事なく、いさぎよく奈落の底へと落ちていく。それまでじっと見入っていた視聴者たちは、演者がいなくなったカラの舞台を見て爆発的な笑いを引き起こす。すべてが「無」になった時にこそ、そのモノの神髄がそこに存在するという「無の境地」。どうだ、西洋人には到底理解できるまい。
 「細かすぎて伝わらないものまね選手権」には、世界に誇るべき日本の文化が、見事に花開いているのだ。



【「水曜どうでしょう」新作3月2日(水)放送スタート決定!】

2002年秋のレギュラー放送終了から年に一回のペースで新作を制作してきた『水曜どうでしょう』は、2006年「ヨーロッパ20カ国完全制覇の旅」のロケを最後に中断したまま、4年の歳月が流れました。
その間、「新作はまだか!」「もう作らないのか!」との世間の声にもただ沈黙を守り、どうでしょう班ディレクター陣は、2008年にはHTB開局40周年スペシャルドラマ『歓喜の歌』、翌2009年にはスペシャルドラマ『ミエルヒ』を制作し、新境地を開いてきました。そして迎えた2010年・夏。ついに『水曜どうでしょう』は満を持して、実に4年ぶりとなる新作ロケの旅へ出ました。
行き先は「海外」か?「国内」か?4年のブランクを打ち破る久々の新作にいやおうなく高まる期待・・・その期待に応えるべく、変わらない往年の名調子は果たして番組内で繰り広げられるのか!?今回も大泉洋さんは企画内容を一切知らされず、これから自分の身に何が降りかかるのかも分からずに東京都内某所に立ちます。さぁ!4年ぶりの『水曜どうでしょう最新作』、果たして何が起きるのか?放送開始のその日まで、いつものように内容は一切マル秘です・・・。

(20:01 嬉野)

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