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27:55

人生100年時代を元気に過ごす秘訣大公開スペシャル!

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2012年11月2日(金)

嬉野です。

11月です。

そして今日は金曜日!
ラブレターfromクジラ2奮闘編の更新日です!ぜひご覧ください!
今週は札幌を離れて八丈島に向かうクジラさんと愛犬ちゃちゃのお話です。

さて奥さん、
温泉町というものがありますが、
自分の故郷が温泉町だったらなぁと思うことがございますよ。

温泉町は、湧き出る温泉の湯を求めて人が集まるようになり、出来た町です。そこは、温泉の湯が町の柱と誰もが認識する町です。

山間に湧き出た湯量豊富の温泉に、
湯の効能を求めて訪れた都会の人たちが、

「ここの温泉は気持ち好いなぁ。このままここに泊まりたいものだなぁ」

と言いだし、そんな声が、あちらからも、こちらからも湧き始めると、
目ざとい誰かがそんならと温泉の宿を作る。

その後、出来たその宿屋がめっぽう繁盛しだすのを確認すると
「我も我も」と名乗りを上げ次々に新たな宿が建ち始める。

その賑わいに乗じて都会から益々湯治客が押し寄せてくれば、
宿もますます出来て、それらの客のお腹を満たすために町に食堂ができ始める。
宿屋自身も自前で朝夕のまかないをして客を饗応するようになる。

町の外から人が訪れるから、泊まれる場所や、食事のできる店ができていくのだ。

そうすると今度は、繁盛する食堂や宿屋のまかないに食材を提供するための、魚屋、肉屋、八百屋、乾物屋、米屋、酒屋が以前にも増して店を構え始める。

宿屋の普請が続くので大工も足りなくなり職人が今日も町へ流れてくる。

宿屋が増えたから畳屋も商売繁盛し忙しくなる。

都会から趣味の好い上客が来る宿も出来て庭師もこの頃は忙しい。

こうして宿を支える商人や職人が温泉町の景気に乗じて流れ着き、この町に定住し町の人口は増えていく。

遊び心のある木地屋がこけしを挽き始め、
そのこけしが温泉客に気に入られ、おおいに売れ始めれば、
木地屋のカンナを作る鍛冶屋も繁盛する。

「宿の玄関に毎日綺麗な花を活けませんか」

花屋も宿屋へ足を運んで営業をし、生花が足りなくなれば近隣には花づくりに精を出すお百姓も現れる。

温泉町に都会の人たちが押し寄せて、よそからのお金が集まるようになると、郵便局や銀行も行員さんと共にやってくる。

こうして町の人口がまた増えて、その人たちも子供を育てる身だから、小学校が建ち、中学校が建ち、生徒数が増えれば、赴任してくる学校の先生たちのための下宿も出来る。

温泉町は湧き出る湯の恵みで発展していく。

「湯が枯れるようなことがあっては町の荒廃につながる」と、

湯の町の人たちは湯の恵みを大切に思い温泉神社をつくって神頼みも怠らない。

温泉町には小さな歓楽街もでき始める。
夜には酒に酔った温泉客がぞろぞろとそこを練り歩く。
暗がりでは子供には教育上良くない逢引もある。

見慣れた日常の裏側では男女の惚れたはれたや痴情のもつれもありするのだが、温泉町は、スキャンダラスには割に寛容な感じがする。だから子供たちも幼いうちから男女のことに精通するようになり固いことを言わない頼もしい大人に育っていく。

芸者さんの昼間のすっぴん顔を、買い物に出た先で不意に見かけた小学生は、お母さんとどこか違うしっとりとした女の風情を、驚きと照れくささの中で眺める。

そんな子供時代があるとすれば、それはなんともうらやましい思い出である。

温泉には、温泉→湯治という健康路線と、温泉→歓楽という福利厚生路線があるように思える。だが、なににせよ、温泉町が故郷であれば、子供時代の想い出が、自分の家や学校だけでなく、温泉町という風情に町ぐるみ包み込みこまれ、
生まれ故郷に温泉町という一体感をもたらしてくれるような気がする。

ぼくは、そんな温泉町の成り立ちと佇まいにあこがれを抱き、
そんな町が自分の生まれ故郷だったら、どんな子供時代の想い出があったろうと、わくわくとする。

それでも、都会に不景気が吹き荒れて、都会の人が温泉を目指してガヤガヤと訪れなくなれば、温泉町は往時の勢いを無くしてしまう。

湯治客が来てくれたから、そこに湯治客を迎え入れる町が出来たのに、迎え入れるはずの湯治客を失えば、温泉町は、町民がそこに留まれる理由のほとんどを失ってしまうことになる。

だが、どうして都会が不景気になったのかまでは、温泉町の人々の努力の与り知らないところであり、一生懸命自分の仕事を働くだけでは、上手くいかないことのあることを思い知らされることは、素朴に生きる生活者として途方に暮れることである。

都会の不況の原因は複雑で難し過ぎてよく分からない。

けれど温泉町には以前のように湯治客が来ない。

宿屋組合も商工会も手を打たねばと思うが、なにをどう手を打てばいいのか分からない。

世界的に有名なサーカス団を温泉町に呼んで都会のお客の興味を惹くイベントを考えたり、温泉資料館という立派な施設を作ったり、歌手を呼んだり、名物を作ったり。

温泉町は、生き残りを掛けて思いつく限りのイベントを仕掛けていく。

そうして数年、十数年、持ちこたえ、

また都会からお客が来なくなる。

これはひとつのたとえ話のようなものだけれど、

この先、この日本はどうなっていくのだろうと思うこともある。

この国で生活する人は、まだ豊かな暮らしをしているように見える。

その豊かさがどこからくるのか、どんな理由で今もあるのか、
その理由も、おそらく複雑すぎて、だれか優秀な人に聞いてもきっと分からないだろうと思う。

自分の努力の与り知らないところで、国の衰亡が始まる。

そうなら。
そんな時は、驚かず、焦らず、衰亡していくままにまかせればいいかなぁと思う。

そうして、何も手を打たない分、誰かに優しくしたり、だれかと夜更けまで話したりする方が良い。

衰亡した温泉町の家々の屋根は老朽化したままで雨漏りがするけれど。部屋の中に洗面器やバケツやらをいくつも置いて雨だれをペタンペタンと受ければいい。

ここは湯の町。
湧き出る温泉の湯を大事に守って、みんなで効能新たかな湯の恵みにふれる日を、おくれるだけおくると好いのだと思う。

ということで、気合も入らない日記でしょうが(^^)
本日も各自の持ち場で奮闘くださいませ!

解散。また来週。


【藤やんうれしーの悩むだけ損!】
ネットサイト「電撃オンライン」にて月2回のペースで「お悩み相談」を執筆しております。

(15:53 嬉野)

2012年11月3日(土)

嬉野です。

クジラさんが書き送ってくれる

「ラブレターfromクジラ2奮闘編」

というタイトルのイラストエッセイ企画を先月から始めて、毎週金曜日になると更新しています。

クジラさんは、2年ほど前に札幌で知り合った60歳を過ぎた
絵描きのおじさんですが。今、家族と別れて12歳になるゴールデンレトリバー犬と八丈島でくらしています。

札幌にあったクジラさんの家はもう人手に渡ってしまってね。
八丈島に越していったおじさんにはもう帰るところがない。

その境遇は実に哀愁が漂い過ぎるのだけれど。
でも、救いは、おじさんが、いろんなことが出来る人だということだな。

絵はもちろんのこと、料理もプロ。
趣味で陶芸もやるらしいよ。
美術の人ってそういうことなんだね。

でもやっぱり歳だから、
膝を痛めて杖をついて歩くこともある。

でも、そういう傷ついた野生動物的な素振りを見せても、
可愛い女の子が近寄ると口説きもするわけでね。
まぁ当たり前ながら上手くはいかないようですが。

でも、そういうおちゃめなところがあるのも救いだと思うな。

外見から眺めるおじさんの風貌は、
実に茫洋として、のどかだからね、それも救いなのだ。

それでもね。
内面は分からない。

けど、まぁ人間、ひょっとすると内面なんてものは要らないのかも知れない。
ただ、そうは言っても、おじさんも高齢化していくわけでね、少し心配でもあるのです。

だから、ぼくは、週に一回、
八丈島から手紙を呉れるようにクジラさんに言いました。

その手紙を見れば、クジラさんがなんとか生きていることを知ることができるから。それが「ラブレターfromクジラ2奮闘編」です。

クジラさんが、書き送ってくれるのは、八丈島での日々の暮らしの中の小さな小さな出来事です。それを独特の素朴な文章にまとめて得意のイラストをつけて送ってくれるのです。

もちろんクジラさんは、別に八丈島へバカンスに行ったわけじゃない。大人の事情でね、行くとこが無くて八丈島へいったのさ。

この先、クジラさんがどうなっていくかなんて、クジラさんにも分かるわけがない。

それでもね、将来のことなんか本当は誰にだって分かるわけがないよ。未来の自分をイメージして、その自分に近づくために今の自分を頑張るなんてことも、実はそんなに上手に出来ないのが人間だと思います。

人間に出来るのは、今、自分の目の前にある状況を乗り越えて行こう乗り越えて行こうとすることだけだと思う。

そのことをクジラさんは教えてくれてると思う。

とりたてて目覚ましいことは何にも無いけど、それでも生きていくということの中に、意外に大事なものがあるんだってことをね。

だからね、時間のある時にみんなで、おじさんのページを覗いて欲しい。そしておじさんが60歳を過ぎた年齢から、また一人で、そして知らない土地で、もう一度ゼロから生きようとしていることを知ってほしい。

それで、おじさんのことが気に入ったり、気になったりした人はさ、おじさんに励ましのお便りを書いて欲しい。

多分、とても喜ぶと思うからね。

それでは本日もご苦労様でした。
引き続き明日もまた各自の持ち場で奮闘願いますね。

では解散。



【藤やんうれしーの悩むだけ損!】
ネットサイト「電撃オンライン」にて月2回のペースで「お悩み相談」を執筆しております。

(18:05 嬉野)

2012年11月3日(土)

嬉野です。

クジラさんが書き送ってくれる

「ラブレターfromクジラ2奮闘編」

というタイトルのイラストエッセイ企画を先月から始めて、毎週金曜日になると更新しています。

クジラさんは、2年ほど前に札幌で知り合った60歳を過ぎた
絵描きのおじさんですが。今、家族と別れて12歳になるゴールデンレトリバー犬と八丈島でくらしています。

札幌にあったクジラさんの家はもう人手に渡ってしまってね。
八丈島に越していったおじさんにはもう帰るところがない。

その境遇は実に哀愁が漂い過ぎるのだけれど。
でも、救いは、おじさんが、いろんなことが出来る人だということだな。

絵はもちろんのこと、料理もプロ。
趣味で陶芸もやるらしいよ。
美術の人ってそういうことなんだね。

でもやっぱり歳だから、
膝を痛めて杖をついて歩くこともある。

でも、そういう傷ついた野生動物的な素振りを見せても、
可愛い女の子が近寄ると口説きもするわけでね。
まぁ当たり前ながら上手くはいかないようですが。

でも、そういうおちゃめなところがあるのも救いだと思うな。

外見から眺めるおじさんの風貌は、
実に茫洋として、のどかだからね、それも救いなのだ。

それでもね。
内面は分からない。

けど、まぁ人間、ひょっとすると内面なんてものは要らないのかも知れない。
ただ、そうは言っても、おじさんも高齢化していくわけでね、少し心配でもあるのです。

だから、ぼくは、週に一回、
八丈島から手紙を呉れるようにクジラさんに言いました。

その手紙を見れば、クジラさんがなんとか生きていることを知ることができるから。それが「ラブレターfromクジラ2奮闘編」です。

クジラさんが、書き送ってくれるのは、八丈島での日々の暮らしの中の小さな小さな出来事です。それを独特の素朴な文章にまとめて得意のイラストをつけて送ってくれるのです。

もちろんクジラさんは、別に八丈島へバカンスに行ったわけじゃない。大人の事情でね、行くとこが無くて八丈島へいったのさ。

この先、クジラさんがどうなっていくかなんて、クジラさんにも分かるわけがない。

それでもね、将来のことなんか本当は誰にだって分かるわけがないよ。未来の自分をイメージして、その自分に近づくために今の自分を頑張るなんてことも、実はそんなに上手に出来ないのが人間だと思います。

人間に出来るのは、今、自分の目の前にある状況を乗り越えて行こう乗り越えて行こうとすることだけだと思う。
その都度の状況に対応していく。
人生って結局それを繰り返し続けるだけのことじゃないかな。

とりたてて目覚ましいことは何も無いけど、それでも日々の繰り返しの中で、不意に大事なものが見えた気がするから。そんなことってあるから。そんなことって大事なんじゃないのって、クジラさんが教えてくれるかもしれない。

だから時間のある時はみなさん。
おじさんのページを覗いてみてください。

そしておじさんが60歳を過ぎた年齢から、また一人で、そして知らない土地で、もう一度ゼロから生きようとしているって事実を知ってほしい。

それで。おじさんのことが気に入ったり、気になったりした人はさ、おじさんに励ましのお便りを書いてください。

多分、おじさん、とても喜ぶと思うからね。

では、この星で生きるみなさま。
本日もお疲れさまでした。
引き続き、明日もまた、各自の持ち場で奮闘願います。

来週まで、解散です。



【藤やんうれしーの悩むだけ損!】
ネットサイト「電撃オンライン」にて月2回のペースで「お悩み相談」を執筆しております。

(18:20 嬉野)

藤村でございます。

クジラさんの「ラブレターfromクジラ2奮闘編」。いいですな。あのおっさんの絵がいいです。色が特に。いいですわ。

さて、11月5日ですか、もう。

大阪マラソンまであと20日となりまして。

先々週、腰に激痛が走り、それから結局10日あまり、まったく走らないという状態が続きまして、まぁ天気も悪かったですしね、でも今朝は久しぶりに良い天気だったので、「どれどれ」と、「走ってみるか」と、いうことで恐る恐る川沿いのサイクリングロードを10キロ走ってみました。

大丈夫ですね。いけますね。ただもう、本番までに30キロとかは走らないほうがいいだろうと思いますね。

11月25日、ぶっつけ本番ですね。

先週、ミスターさんと飲んだときも「プロだって35キロ以降はキツイって言ってるじゃないですか!」と言われましたけど、まぁぶっつけ本番ですよ、これは。

そもそもなんでフルマラソンを走ろうと思ったのかと言えば、朝のランニングを、なんだかんだでもう5年ぐらい続けてますからね、「いけるだろう」という目算があったからなんですね。

病的な楽天家ではありますが、目算が立たないものを「やればできる!」なんてことは思わないんですよ。ただ、その目算というのが、世間一般の言う「データ的裏付けがある目算」ではなくて、あくまでも「自分の中で成り立つ目算」ということですから、他人から見れば「そりゃぁー無理だよー」ということになるわけです。

しかしまぁ、自分の中では目算が立ち、イメージもできているから、「不安はない」と。その言い切りを聞いて「病的な楽天家だ」と、いうことになるわけですな。

フルマラソンを走ったからといってどうなるわけじゃありませんが、とりあえず四十七の体力であっても「目算が立った」ということで、走ってみようと、そういうことです。

さて、私は、12月15日に放送が決定したドラマ「幸せハッピー」の編集を終えて、現在、音楽プロデューサーの本間さんが作り上げる音楽の仕上がりを待っているところです。

そしてこの間に、今年の2月に撮影した韓国のアイドルグループ「クロスジーン」のバラエティー番組の日本語版の編集をやっております。

すでに韓国内では放送されたようですが、彼らの日本デビューはまだこれからなので、ようやく日本での放送が決定したと。

番組のタイトルは「クロスバトル」。北海道と韓国を舞台に、イケメンどもが2チームに分かれ、様々な対決をやっていきます。

バカバカしくも真剣な戦い。

番組のMCは、チームナックスのリーダー森崎博之!

リーダーはね、こういう番組にはピッタリだと思うんですよ。やつの大声は万国共通ですから。

この番組、リーダー森崎と私が、ほとんどしゃべってます。韓国版では、だからもう翻訳の字幕スーパーが出っ放しという状態。たぶん、どうでしょうの韓国語版を作ったらこうなるだろうという感じです。

日本語版は、まさにどうでしょうのスピンオフといった感じだろうと。

全8回の放送ですが、最後には、クロスジーンのメンバーが好きになるのではないかと、そう思っております。

北海道での放送は、12月1日から!と聞いております。他の地域はまだ決まっておりません。

これはね、気安く見て、楽しんでもらえると思いますよ。

ではまた明日!


【藤やんうれしーの悩むだけ損!】
ネットサイト「電撃オンライン」にて月2回のペースで「お悩み相談」を執筆しております。

(14:27 藤村)

2012年11月7日(水)

嬉野です。

奥さん、この頃の私の心の慰めはねぇ、
鯨森惣七さんが、八丈島での日々の徒然を書き送ってくれる
「ラブレターfromクジラ2奮闘編」の原稿を構成することです。

作業しながら、私は実に慰められるわけですよ。
この心がね。

つまりこの私が早く読みたいものだから、
あのおじさんから届けられる原稿を熱心に構成してしまうのですね。

鯨森惣七さんからは、文章とイラストが別個に送られてきますから、クジラさんの文章をどこで切って、どのイラストをどの文章の下に貼るかは、ページ立ては全部私任せということになっているのです。

鯨森惣七さんは、意外に放任主義の作家ですね。

でもその作業が、私には楽しいの。

この頃は「ラブレターfromクジラ2」を眺めながら思うの。

あれを眺めることは、「あのおじさんの頭を通して、もう一度この世を眺めるという作業になるのだな」と、ね。

この頃の私は、そんなふうに思うようになったのです。

あのおじさんの頭の中は、ひとつの乱暴な濾過装置なものかも知れないですよ。あのおじさんの頭で濾過してもらえば、この星の今のありようも、まんざら捨てたもんじゃなく見えてくる。

あのおじさんの濾過の基準は定かではないけれど、
でも、生き物に悪い影響を及ぼすものは全部濾過されているような気がする。そして一見どうでもいいようなものが残されているようにも思えるけど、そこは凡人の判断できる領域ではないのだと思ったりもするのです。

あのおじさんの頭を通してこの星を眺めれば、
この星は、まだまだ呑気なものなのだなと、

そんなことをね、あおのおじさんは思わせる。

あれは、妙なおっさんです。

ということで奥さん。
明日は金曜日。「ラブレターfromクジラ2」の更新日です。
良ければ眺めてご覧なさいな。

携帯ではやっておりませんので悪しからず。

そして、大阪マラソン。

来週あたりを目途に、走る藤やんの写真とその時の場所と時刻と様子(あくまでも主観でいいのです。状況の正確さはいっさい問いません)を、現場から携帯写メ等で送信する「応募フォーム」を立ち上げます。

なので、特に京阪神にお住いのみなさんで「我と思わん」方は、現場へ急行して当日取材に専心してくださいませ。
その労力に対するねぎらいはもちろん言葉だけです!
でも、好いですよね!

という告知でね、本日の日記は終わります。

それでは諸氏!
本日も各自の持ち場でよろしく奮闘願います。
解散。

また明日ね。


【藤やんうれしーの悩むだけ損!】
ネットサイト「電撃オンライン」にて月2回のペースで「お悩み相談」を執筆しております。

(16:01 嬉野)

2012年11月8日(木)

嬉野です。

今日は木曜日です。
今日はまだ金曜日ではありません。

金曜日はとにかく明日です。
明日は金曜日だから
「ラブレターfromクジラ2奮闘編」の更新があります。

それだけです。

問題…ないですよね…?

じゃ。
本日も各自の持ち場でね。
奮闘してください。ね。

解散してください。
言いたいことはわかってっから!
充分過ぎるくらいわかってっから!

解散!


【藤やんうれしーの悩むだけ損!】
ネットサイト「電撃オンライン」にて月2回のペースで「お悩み相談」を執筆しております。

(12:24 嬉野)

11月8日木曜日。藤村でございます。

韓国のイケメングループCROSSGENE(クロスジーン)のバラエティー番組「クロスバトル」と、ドラマ「幸せハッピー」の編集を同時に進めており、なかなか編集室から出てこれない状況が続いております。

昨日、宮城女川の蒲鉾屋「高政」の高橋くんが札幌に来たついでにHTBに寄ってくれて、しばらく編集室で待ってもらいました。

「ここでどうでしょうが作られてるんですかぁー」

と、感慨深げでありました。

その後は、嬉野先生と店長と一緒に高橋くんとジンギスカンを食いに行き、

「うめぇー!」

と、これまた感慨深げでありました。

女川では、町民主導で新たな町作りの話し合いが行われているそうであります。

高台に住宅地を移し、海岸沿いにあった町を新たに作り直す。

この時代に、イチから町作りを始めるというのは、とても稀有なことで、これはもしかしたら、これからの時代の町のあり方を示す、ひとつの道しるべになるかもしれないと、そう思っております。

そんな女川の「高政」をはじめ、どうでしょうとゆかりのあるところを背中にプリントした「マラソンTシャツ」が、明日夜8時から、HTBオンラインショップで限定発売されるとのことであります。まぁ、「どうせなら」という感じで作ったTシャツなので、数はそんなに作っておりません。

マラソンに出場する私と店長が着るTシャツは、ランニング用のメッシュみたいなやつですが、発売されるのは、そのレプリカということで、まぁ普通のTシャツなので、マラソンでは着用しないほうがよろしいかと。

でもこれ、デザインがなかなかいいので、来年の祭りなんかに着てもらえば大変よろしいかと。

そういえば、ノーベル賞の山中先生は、大阪マラソンに出場できないそうで。うーむ、目標をひとつ失ったなぁ。


2012年11月8日(木)

嬉野です。

今日は木曜日です。
今日はまだ金曜日ではありません。

金曜日はとにかく明日です。
明日は金曜日だから
「ラブレターfromクジラ2奮闘編」の更新があります。

それだけです。

問題…ないですよね…?

じゃ。
本日も各自の持ち場でね。
奮闘してください。ね。

解散してください。
言いたいことはわかってっから!
充分過ぎるくらいわかってっから!

解散!


【藤やんうれしーの悩むだけ損!】
ネットサイト「電撃オンライン」にて月2回のペースで「お悩み相談」を執筆しております。

(19:57 藤村)

2012年11月15日(木)

一週間ぶりのご無沙汰でした。
嬉野です。

今年の夏の、暑い暑い時期に撮影をいたしておりました、
ドラマ「幸せハッピー」の放送が1ヶ月後に迫りましたのでね、
「幸せハッピー」の公式サイトがそろそろ立ち上がろうとしておりまよ。

撮影が始まる頃から、うちの広報の大越さんがサイトのデザインイメージを考えてくれていたので、お世話になっている関係上、私としても大越さんの求めるままに記事を書かねばならず、ねぇ。

加えて、大阪マラソン(うちの藤村さんと店長さんがぶっつけ参加するのよ奥さん)も近いのでね。

そっちも、「大阪マラソンを走る藤村さんと店長さんの勇姿」を沿道から写メして、その時の状況をレポートした一文を添えてHTBへ送ろう!の応募フォームをね、

これも立ち上げないといけないものだから、

こっちの文言も書き、店長を当日のユニフォームに着替えさせて写真を撮りに会社の屋上へ連れ出せばね「寒い」だの「なんだの」ね言う中を立たせて撮りましたよ。

これも近々立ち上がります。

ということで、ここへ顔を出す時間がここのところ無くてねぇ、
という、これはあからさまなる言い訳でござります。

さぁ奥様方。明日は金曜日でございます。
「ラブレターfromクジラ2奮闘編」の更新日でございます。
今年の春の桜の頃の八丈島でのお話です。
ぜひ覗いてみてくださいまし。
あのおっさんのイラストとあの文章に、奥さんの脳の、
柔らかい部分を揉みほぐしてもらってくださいませよ。

では本日はこれにておいとまをいただきまして、
皆様方には、明日また、ご参集くださいませ!

それでは、本日も各自の持ち場で奮闘願います!
解散です。



【藤やんうれしーの悩むだけ損!】
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(16:11 嬉野)

11月16日金曜日。藤村でございます。

ドラマ「幸せハッピー」の音楽が本間さんの手により完成し、明日から最後の音入れの作業が始まって、いよいよ週明けには完成の運びとなります。

このドラマは、「歓喜の歌」「ミエルヒ」と同じく90分の放送枠として制作しました。

90分枠というと、CMを除けば、本編はだいたい75分ぐらいになるわけですが、私が編集したところ、どうしても90分ぐらいになってしまいまして、10分以上のオーバー。普通なら「なんとかカットしてくれ」ということになるわけですが、ご存知のとおり普通ではないのが我々でありまして、結局のところ放送は、「101分枠」というほとんど目にしたことのない枠で放送されることになりました。

いや、我々は決してわがままを言っているのではなくて、なんとか90分枠に収めようと思ったんだけど、編集したらどうしてもそれは無理だとわかったので、「無理なことは無理です」「無理を通したって作品の質を落とすだけです」とまぁ、正直に言い続けたというだけのことで。

というわけで、ドラマ「幸せハッピー」は、HTBで12月15日土曜日午後3時30分から放送です。

そして、チームナックスリーダー森崎博之をMCに迎えた、韓国のイケメングループ「クロスジーン」のバラエティー番組「クロスバトル」の日本語版(韓国版はすでに韓国で放送済み)の北海道での放送も12月1日土曜日からスタートいたします。

放送時間は、深夜のまぁ、2時過ぎという、ガックリするようなド深夜の放送枠しか与えられませんでしたが、是非!録画して見ていただきたいなぁと。

韓国人3名、中国人2名、日本人1名からなるクロスジーンのメンバーと、HTBのスタッフを中心に、東京、韓国のスタッフが加わって作ったこの番組。

最初の方は、メンバーにもカタさがあるものの、最後にはなんだか、バカバカしくも、韓国も中国も日本も「みんな一緒じゃん」という感覚が沸き上がってくる番組だと思います。

言葉が通じてないはずなのに、韓国人も中国人も日本人も同じところで笑っている、みたいな。

全8回の放送ですが、4回目ぐらいからぐんぐんおもしろくなってきます。

あと、全部見ると、いくつか韓国語が覚えられます。だいたいバラエティー番組で盛り上がるところって、みんな同じ言葉を繰り返しているんだということが、編集しててよくわかりました。

ま、そういう意味でも見て損はないかなと。


そして先日、またミスターと嬉野先生と3人で飲みまして。まぁ来年は祭りもあるし、「新作ももちろんやろうよ!」という話で盛り上がって。

「どこ行こうか」と。

「でもね、年をとってくるとさぁ、もうどこ行きたいとか別にあんまりないんだよねぇ」
「そうそうそう」
「もうさ、オレなんか、別に飲めればどこでもいいやみたいな感じだもん」
「いや、あんた飲み過ぎだよ」

みたいなオヤジ話をしてて。

「なんかさ、テレビだとやっぱりそうは言っても、盛り上げなきゃいけないみたいなとこあるわけじゃん。でもね、オレらはもう、そういうのも別に考えないほうがいいんじゃないかなぁって」
「そうそうそう」
「でもそうは言いながら、あんたは盛り上がるじゃないの」
「いやまぁそうだけど、でも、年をとったらとったなりのことでいいと思うんだよね。そこらへんはもう、若手のあいつにやってもらえばオレらは別に・・・」
「いや!あいつだって来年四十だよ」
「いやいや、働き盛りでしょう」
「いや、あいつねぇ、働き過ぎなんですよ」
「あーもう、逆に働いてないと安心できないっていうね」
「あなたそりゃ、ご活躍ですもの」
「ねぇー」

「でもあれだね、考えてみたらさ、オレらもね、無理できる年っていうのも、もうそうないわけじゃん」
「まぁそうですね」
「いや!もうオレはとっくに無理できないよ。オレあんたと6つ違うんだから」
「まぁまぁ先生はいいとして」
「よくないよ!」
「そう考えたらさ、やっぱ新作もね、多少こう、無理してみるっていうのもね」
「あー」
「いやいや!」
「いやだからね、無理なところは、あいつに無理させればいいんですよ」
「あー」
「あいつは乳飲み子を抱えてね、まだまだお父さんがんばらないといけないわけですよ。でもウチなんかもう、子供たちも手を離れてね」
「そうだね」
「だからエベレスト行くんならね、あいつに登らせて、オレらは下で見てるっていう」
「あ、いいんじゃないですか、それで」

みたいなね、そんな会議をね、行きつけの居酒屋でしてました。

ということでね、もしこれをね、読んでたら、来年そういうことだから、体ひとつあけて待ってろよ!大泉!と。

さて来週は、滋賀県の工場に行ったり、京都大学の学園祭で私と嬉野先生の特別講義があったり、そして25日土曜日には大阪マラソンがあったりで、出張が続きます。

関西のみなさま、お目にかかる機会があれば!と、しかしながら、マラソンやってるときに声をかけられても答えられんぞ!と。

とりあえずマラソン、走ってきます。

多少、無理してきます。




2012年11月15日(木)

一週間ぶりのご無沙汰でした。
嬉野です。

今年の夏の、暑い暑い時期に撮影をいたしておりました、
ドラマ「幸せハッピー」の放送が1ヶ月後に迫りましたのでね、
「幸せハッピー」の公式サイトがそろそろ立ち上がろうとしておりまよ。

撮影が始まる頃から、うちの広報の大越さんがサイトのデザインイメージを考えてくれていたので、お世話になっている関係上、私としても大越さんの求めるままに記事を書かねばならず、ねぇ。

加えて、大阪マラソン(うちの藤村さんと店長さんがぶっつけ参加するのよ奥さん)も近いのでね。

そっちも、「大阪マラソンを走る藤村さんと店長さんの勇姿」を沿道から写メして、その時の状況をレポートした一文を添えてHTBへ送ろう!の応募フォームをね、

これも立ち上げないといけないものだから、

こっちの文言も書き、店長を当日のユニフォームに着替えさせて写真を撮りに会社の屋上へ連れ出せばね「寒い」だの「なんだの」ね言う中を立たせて撮りましたよ。

これも近々立ち上がります。

ということで、ここへ顔を出す時間がここのところ無くてねぇ、
という、これはあからさまなる言い訳でござります。

さぁ奥様方。明日は金曜日でございます。
「ラブレターfromクジラ2奮闘編」の更新日でございます。
今年の春の桜の頃の八丈島でのお話です。
ぜひ覗いてみてくださいまし。
あのおっさんのイラストとあの文章に、奥さんの脳の、
柔らかい部分を揉みほぐしてもらってくださいませよ。

では本日はこれにておいとまをいただきまして、
皆様方には、明日また、ご参集くださいませ!

それでは、本日も各自の持ち場で奮闘願います!
解散です。



【藤やんうれしーの悩むだけ損!】
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(15:06 藤村)

2012年11月19日(月)

嬉野です。

この土曜日から作業をしておりました
ドラマ「幸せハッピー」の仕上げ作業が、
本日終了いたしました。

今はね、ただただホッとしております。
そうしてね、心から満足してね…おりますよ。

なんか、とても不思議なテイストのドラマになりました。

青木豪の書くものは、難しい話ではないのだけれど、
分かりやすい物語でもないからね、

このドラマの展開が分かる分からない、
そんなことも人それぞれにいろいろ違ってあるのだろうけれど、

でも、見てもらえば、きっとね、
何かを感じてもらえると思います。

その感じてしまうものが何であるのか、
それがね、実はぼくにもまだ分からないのです。

でも、言葉にできない何かが、
この胸に降り積もっていくのです。

それは言ってしまえば、人間に対する共感なのかもしれないね。
このドラマは群像劇だから、主役以外の人の思いに不意に寄り添えてしまう瞬間がある。それはつまり自分にも覚えのある気持ちだったりするのだと思う…。

人が生きている。生きている以上、
ぼくらは、考え続け、思い続け、
ぐるぐる、ぐるぐると、しているのだと思うのです。

そのことが自分にも覚えがある。
知らない間に、ドラマを見ながらそんな気持ちになっている。
多分そんなドラマです。

でも、こんなドラマを、
ぼくらは、よく作り上げたなと素朴に思うのです。

ドラマ「幸せハッピー」の本サイトも本日から立ち上がりました。

北海道以外の地域にお住いの皆さんに、いつ、ぼくらのドラマを見
てもらえるのか、ぼくらには分かりませんが、どうぞ多くの人に見てもらえますように。

HTBスペシャルドラマ「幸せハッピー」。
北海道では12月15日午後3時30分から放送です。

あ、それと!
大阪マラソンにぶっつけ参加する藤村さんたちの写メを撮れる環境にある人へ向けての応募フォームも今日立ち上がっておりますのでそちらもあわせてご覧くださいませ!

では本日は、とりあえずここまで。

それでは諸氏。
本日も各自の持ち場で奮闘されますように。
切に願いあげます。

解散

また明日!

【藤やんうれしーの悩むだけ損!】
ネットサイト「電撃オンライン」にて月2回のペースで「お悩み相談」を執筆しております。

(17:14 嬉野)

2012年11月21日(水)

嬉野です。

さて、大阪マラソンが近づいてまいりまして。

えぇ、そのついでと言ってはなんですが、
せっかくなのでこれに出張も付け加えましたので、
明日から不在でございます。

で、週明けの26日までこちらに参ることが出来ませんので。
本日みなさまへご挨拶にと、いうことでね、
のこのこと顔を出しましたでございますよ。

あさって23日は、京都大学の学園祭のイベントにも
藤村さんと二人呼んでいただきましたのでね、
そちらにも顔を出しますので、
京都のみなさんどうぞよろしくね。

ということでね。
大阪マラソン。

マラソンはねぇ、
「テレビ中継で見たいなぁ」と思うの。

だって誰かがあの二人を中継でもしてくれない限り、
現場へ行っても人だかりでね、
あの二人の勇姿をこの目で見ることは叶わないだろうなぁ、
と思いますよ。

ですからなんとかね、
トップ集団に交じって走ってくれないだろうか?あの二人。
そしたらテレビで勇姿を見れる!

いやぁ、それなんとかやってくれるんじゃないだろうか。
2時間半くらいでゴールしてくれるんじゃないだろうか?

不可能を可能にしてくれるような気がしますがね。
まったくもって自分の都合で考えすぎるのでしょうか…ねぇ。

せめて当日、晴れてくれれば好いなぁと思います。
氷雨の中を薄着で走るのは厳し過ぎます。

「雨降ったら中止かなぁ…」
藤村さんに言いましたらね、

「何言ってるの!やるに決まってるでしょ、雨くらい!」
と、彼の人は言っておりましたよ。

今を去る8年前にね、藤村さんはマレーシアのブンブンクンバンに大泉洋さんをだまして連れて行ってね、「誕生日をジャングルで迎えさせてやった!」と大爆笑しておりましたが、

大爆笑も束の間、夜にはご本人が「板張りのベッドで寝られないんだよぉ」と哀れを装う騒ぎようで、他の三人の参加者には気の毒に思えてしまうほどでねぇ。

そういうところのある人で。
病的な楽天性と言いますか…。
ま、病気だと思うんですがね、
不安というものを感じることができないというね。
うーん、つまりまぁ欠陥というのか…ねぇ。

ま、そう言いましたら、あの人「なに?!」と怒ってましたが。
まぁ、病気みたいなもので。

ただ、そうは言っても、ジャングルでも結果的にはね、

あの人が「寝れない」と、あまりに落ち込むものですからね、
他の三人は善人ばかりですから、「それは仕方ないよねぇ」ということでね。善人一致でシーツをあの人に三人分貸し与えてね、
で、あの人は、「ありがとう、ありがとう」と泣きながらね、
そのゆずってもらったシーツを束ねてね、
そのシーツにくるまって、
他の三人が深夜、寒くて寝られず身を固くする中、
ひとり安眠の上に寝汗までかいたという武勇伝を持つ人ですから。

まぁなんというんでしょうか。
時々刻々と変化していくご自分の心象風景を大音声で吐露しては、周りの者を巻き込み、最後にはご自分一人がのうのうと好い目に合われるお人柄でございますから、

それを思えば25日も、結果的に上手いことやられるのだろうと推測するばかりでございます。

では、本日も各自の持ち場で奮闘願います!
解散!


【藤やんうれしーの悩むだけ損!】
ネットサイト「電撃オンライン」にて月2回のペースで「お悩み相談」を執筆しております。

(13:53 嬉野)

2012年11月28日(水)

嬉野です。

大阪マラソン!藤村石坂両名共に完走!

いやぁこれには驚きました。
あの人たちタフですねぇ~。

なかでも藤村さんは、5時間を切るタイムで早い早い。
おかげでこちら応援団は地下鉄での追っかけで丸一日座れない!
体力が若干おばちゃんぎみな藤村次女が、
そうとう疲れて不機嫌顔になるほどでありました!

あの方、やはり只者では無かった!
病的な楽天家でもなかったですねぇ!

そして、店長さんにいたっては、
マラソン当日の朝、なんと4時起きして、
そしてなぜか5キロも走ってしまうという
どうにも意味の分からんハードなウォーミングアップで
大会に挑むということでございましたよ。

大阪市内、まれにみる晴天でまさにマラソン日和!
当日の激走写メもたくさんいただいております!
ありがたい!
確かにどれも似たような画になっておりますが、
そんなのは当然でございます!

時間の隙間を縫って大阪マラソン激走の記録を
後日(未定)当HPにアップいたしますのでお楽しみに!

それでは諸氏!本日も各自の持ち場で奮闘願います!


藤やんうれしーの悩むだけ損!】
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(13:16 嬉野)

2012年11月28日(水)

嬉野です。

大阪マラソン!藤村石坂両名共に完走!

いやぁこれには驚きました。
あの人たちタフですねぇ~。

なかでも藤村さんは、5時間を切るタイムで早い早い。
おかげでこちら応援団は地下鉄での追っかけで丸一日座れない!
体力が若干おばちゃんぎみな藤村次女が、
そうとう疲れて不機嫌顔になるほどでありました!

あの方、やはり只者では無かった!
病的な楽天家でもなかったですねぇ!

そして、店長さんにいたっては、
マラソン当日の朝、なんと4時起きして、
そしてなぜか5キロも走ってしまうという
どうにも意味の分からんハードなウォーミングアップで
大会に挑むということでございましたよ。

大阪市内、まれにみる晴天でまさにマラソン日和!
当日の激走写メもたくさんいただいております!
ありがたい!
確かにどれも似たような画になっておりますが、
そんなのは当然でございます!

時間の隙間を縫って大阪マラソン激走の記録を
後日(未定)当HPにアップいたしますのでお楽しみに!

お!そうこうしているうちに藤村さん御出社であります!
↓(以下藤村日記に続く)

11月28日水曜日。藤村でございます。
25日の日曜日に「大阪マラソン」を走りました。

その前々日、23日は京都大学で嬉野先生と「水曜どうでしょう×京大 特別集中講義」と題した講演を3時間やりまして、その後は、我々を呼んでくれた京大生の玉木くんをはじめ、学生諸君としこたま飲んで、とてもいい夜を過ごしました。

翌24日は、朝8時に起きて、鴨川沿いをランニングしました。なんせ、12月15日に放送されるドラマ「幸せハッピー」の仕上げや、12月1日から北海道で放送がスタートする「クロスバトル」の日本語版の編集、そして3月に発売される次のどうでしょうDVDの編集もあって、1週間以上走ってなかったんです。せめてマラソン本番の前日ぐらいは走っておかないとダメだろうと。それで5キロぐらい走りました。

で、大阪に移動して、昼は道頓堀でお好み焼きとインディアンカレーを食い、思いっきり腹を下して、腹の中のものを全部出しまして、夜は鶴橋で焼肉を食い、ハイボールをしこたま飲んで、夜10時には熟睡!という万全の体勢でマラソン当日の朝を迎えました。

一方、同じくマラソンに出場する店長は、鶴橋で一緒に焼肉を食ったあと、ホテルに帰る前に、「うどんを食いたい」と言い出したらしく、嬉野先生はじめHTBから同行したスタッフと夜の町をさらに徘徊し、でもうどん屋が見つからず、結局喫茶店に入って無為な時間を過ごしたと聞いております。さらに店長は、マラソン当日の朝も暗いうちからのそのそと起きだして、5キロを走ったと聞いております。

「バカじゃないか?」と思いましたけれど、そんなことは知る由もありません。私は、店長が喫茶店でホットミルクを飲んでいるときも、早朝5キロ走っているときも、ぐっすり寝ていたわけですから。

我々は、大阪のとなり堺市にあるホテルに泊まっておりました。大阪市内のホテルが満室で取れなかったんですね。

25日朝7時。ホテルのロビーに降りますと、すでに店長は私を待ち構えておりました。そりゃそうです。店長は5時前には起きていたんですから。

そして我々は、嬉野先生をはじめとするスタッフに見送られ、電車に乗ってスタート地点である大阪城へと向かいました。

電車に乗っている間、店長が私にやたらと話しかけてきます。

「藤村さん、サングラス買いました?」
「買わねぇよそんなもん。だって帽子あるだろう」
「あー帽子だけじゃダメですよー目が焼けちゃいますよー」
「はぁ?」
「ほら!朝日がまぶしいでしょう!」
「そりゃ今はまぶしいよ、朝だもん」
「焼けちゃいますよー?」

そう言って、店長は自慢げにサングラスをかけて、朝日を眺めておりました。

私は内心、

(夏のオリンピックなら、そりゃ路面の照り返しとかもあるだろうよ。キューちゃんだってサングラスはしてたよ。でも12月間近のこの時期に、照り返しもねぇだろう。ていうか、こっちは市民マラソンの、それも初マラソンだぞ。キューちゃんを参考にしてどうする)

そう思っておりました。

さらに店長は話を続けます。

「藤村さん、腕の振りは大事ですよ」
「あぁ」
「いや、マラソンってね、腕の振り方でリズムをとったり、いろいろあるんですって」
「まぁあるだろうな」
「たとえば、こうやってね」

言いながら店長は、なんだか女の子のルンルン走りみたいに、胸の前でくるくると手を回します。

「いや、ほんと!こうやるといいんですって」
「まぁ、そうかもな」

私は内心、こう思ってました。

(確かにな、腕の振り方ひとつにしても、マラソンのノウハウみたいなものはたくさんあるだろうよ。でもな、そんなノウハウで頭を埋め尽くしてしまったら、頭ばっかり重くなって、それこそ身軽になれないだろう。おまえの頭の上にはすでに帽子とサングラスがのっかってんだからな)

と、そんなことを話しているうちに、我々は、電車を乗り間違えていることに気付きました。

「おい、これ違うぞ」
「え、そうなんですか?」
「ヤバイ、これ乗ってたら奈良に行っちまう」

我々、あやうく奈良に行くところでした。

スタート地点の大阪城公園に着いたのは、7時45分。

駅から続く長蛇の列に従って、待機場所に向かいます。

その間、何人かの人に声を掛けられました。

「どうでしょういつも見てます!がんばりましょう!」
「自分も北海道です!がんばりましょう!」

8時30分。我々のカテゴリーである「K」の待機場所に到着。

なんせ3万人が出場するマラソン大会ですから、全員がスタートラインに一緒に並ぶわけにはいきません。スタートラインの先頭に並べるのは、カテゴリー「A」の、2時間そこそこで走るプロフェッショナル。その後ろに3時間で走れる人、3時間半で走れる人と、走力によって待機場所がスタート地点から後ろに下がります。我々がいる「K」は、4時間半から5時間でゴールを目指す人たち。

9時ちょうど。大阪マラソンがスタート。プロフェッショナルが勢いよく走り出します。しかし、我々は後方の待機場所でまだ立ち止まったまま。徐々に長い列が動きだして、我々がスタートラインを切ったのは、9時17分ごろでした。

スタートラインを越えるのと同時に、腕時計のストップウオッチを押します。

店長と並んで走り出します。

「写真撮ってくれる人がいるから、オレらはなるべく沿道に近い端っこを走ろう」

スタート地点を少し過ぎたところで、早くも「藤やーん!」という声が聞こえます。

「なんと心強い。ちゃんと来てくれてるじゃないか」

「朝早くからすまんなぁ」

店長とふたりで手をあげてこたえます。

一方で、腕時計を見ながら、1キロごとのラップタイムを確認します。

1キロあたり6分40秒台。

目標タイムは4時間30分で、なんなら4時間を切りたい。となれば、1キロを5分台で走りたいところ。

「ダメだ。これ遅いぞ」
「そうですね」

力強く店長も答えます。しかしながら、ランナーの行列はダンゴ状態。行くに行けない状況が続きます。

5キロ地点を越えたあたりから、少しずつ行列に隙間が見えてきたので、一気にペースを上げて、前のランナーをどんどん追い抜いていきます。なるべく沿道に近いところを走り、「藤やん!」の声を聞けば、そちらを向く。

大阪の繁華街、御堂筋に入る。沿道の人たちの数が一気に増える。その中で、系列局の岩手朝日の顔見知りの男が、iPadを抱えて動画を撮りながら「藤村さーん!」と声を張り上げて沿道を並走してくる。同じように携帯を向けながら並走する藩士諸君もあちこちに。

「おう!」と答えながらも、ランナーの間をぬって、前へ前へ。

御堂筋を右に折れて、土佐堀通へ。10キロ地点。ラップタイムは1時間ジャスト。

「よし、4時間半のペースに追いついたな。いけるぞこれは」

スピードに乗った足並みは快調そのもの。後ろを見ると、店長の姿はいつのまにか見えなくなっていました。

「調子いいぞ。これは4時間切れるかも」

片町の折り返し地点を過ぎ、再び御堂筋へ。その間、とにかく前のランナーをどんどん追い抜く。

京セラドームの20キロ地点の手前で、嬉野先生をはじめとするHTB軍団の姿を発見。

「藤やーん!」
「はーい!がんばっておりまーす!」

余裕で手を振って、さらに前へ前へ。

京セラドームを過ぎて、再び折り返し。そして20キロ地点。

ラップタイムは、1時間53分。このラップタイムは、あとでわかったことだけど、4時間を切ったコブクロの小渕さんより、4時間8分で走ったNMB48の女の子よりも早い。つまり10キロ以降は、1キロ5分の超ハイペースで飛ばしていたわけです。

20キロを1時間53分。これはしかし、練習のときには出していたタイムですから、別に驚くようなことじゃない。でも、致命的なのは、私は、今まで20キロ以上を走ったことがないということです。ここから先は、未知の世界なわけです。

そして、未知の世界、20キロを過ぎた直後、驚きました。

体が急におかしくなったんです。ふくらはぎがガチガチになって、めまいがしたんです。

「やばい。倒れる」

ほんとにそう思いました。まわりの風景が白くなる。ペースがぐんと落ちて、ついさっきまでは遅いと思っていたランナーたちに、どんどん追い抜かれていく。

「ダメだ。これ絶対にダメだ。完走は無理だ。倒れる。どこで地下鉄に乗ろうか」

もう完走はあきらめようと半分思ってました。沿道の「藤やーん!」の声援も、ほとんど耳に入りません。でもまだ歩いてはいませんでした。でも、歩いているのとさして変わらないペース。1キロのラップは7分を大きく越えていました。

「ダメだ。ダメだ。もうほんとにダメだ」

そう思っていたところに、給水所が見えました。

私はここまで給水をまったくしていませんでした。

フラフラと給水所にたどりつき、スポーツドリンクを口に含む。そしたら、なんでしょうか、めまいが一瞬のうちに消えて、一気に生き返ったような心地になったんです。

そういえば、マラソンのノウハウを頭に詰め込んだ店長が言ってました。

「藤村さん、給水所ではちゃんと休憩したほうがいいんですって」と。

それで、ようやく走るのをやめて、歩きながら、スポーツドリンクをガブガブと飲みました。2杯飲みました。生き返るんですね、そしたら。

で、またゆっくりと走り出してみる。足はまだまだ言うことをきかないけれど、もう少しは行けそうな気がしてくる。

「よし、次の給水所までがんばろう。そこでまた休憩しよう」

そう思って走りました。

次の給水所には、バナナやらお菓子やらがありました。

そういえば、店長が言ってました。

「給水だけはなくて、ちゃんと食べてエネルギーを補給しないとダメなんですって。あと、途中途中で屈伸とかもやったほうがいいですよ」

それで、バナナもお菓子も全部食べました。そして、端っこで立ち止まって、屈伸運動をしました。

するともうなんでしょうか、体がシャキッと元に戻っていくんです。

「店長、バカにしてすまんかった。おまえの言う通りだった」

私は猛烈に反省し、それ以降のすべての給水場に立ち寄り、そこにある食べ物はすべて食べることにしました。

バナナもチョコレートもキュウリもトマトもおいなりさんも桜餅もわらび餅も。まるでホテルのバイキングのように片っ端から。そして食い終わると屈伸運動。

それを繰り返して30キロ地点。ラップタイムは、3時間4分。20キロからの10キロは、1時間10分かかったことになります。もう4時間は切れません。しかし、まだ目標の4時間半は射程距離内。

「よし、あと10キロちょっと。これは毎朝走ってる距離じゃないか。もう楽勝じゃないか。そのうえ、途中でメシも食えるんだ。スポーツドリンクも飲み放題。そして、あちこちから声も聞こえる。心強いじゃないか」

「アメちゃん」と書かれたところでは、アメをもらい、それをなめながら走る。

「アメとか、口に入れて走るのがいいんですって」

言ってた言ってた。店長が言ってた。確かにアメはすごくいい。

30キロ以降、ペースはもう前半のようには戻らなかったけれど、しかし、給水、給食、屈伸を繰り返して、調子は上がりました。

もう「地下鉄に乗る」という選択肢は消えました。

あと5キロの地点で、南港大橋という橋を渡ります。登りです。最後の難関です。その入り口に、どうでしょうフィギュアを作っている「ユニオンクリエイティブ」の連中が陣取っておりました。

「藤村さーん!がんばれーッ!」

彼らもかなり熱くなっているんでしょう。こっちが引くぐらいの大声を張り上げております。「ありがたい」と思いつつも、こっちは「次の給水所にはどんな食い物があるんだろう?」と、そっちの方が気になってしょうがない。

時計を見れば、4時間30分を切れそうなタイムです。

しかし、その時の私にとっては、ビシッと給水所に立ち寄り、そこにあるものを全種類飲み食いする、そうしなければ完走できないという思いがありました。それがあたかもルールのような、「早食い完食マラソン」のような様相を呈しておりましたので、タイムはもう二の次でありました。

最後の給水所でもキッチリとお菓子を頂戴し、完食してゴールを目指します。

あらかた腹は一杯です。

ラスト1キロぐらいになると、「藤やんがんばれ!」の声があちこちから飛んできます。途中で何度か見た顔が並んでいます。彼らも同じく、42.195キロを移動して、ゴール地点に集結していたのです。

「藤やーん!」

たぶん、ゴール地点で、一番声を掛けられていたのは私ではないでしょうか。そのぐらい、ひっきりなしに声が掛かるんです。

手を振って、気合いを入れて、ラストスパートをかけます。

「藤やーん!」
「ありがとう!」

ゴール。タイムは、4時間31分26秒。

目標の4時間半には少しだけ遅れましたが、悔いはありません。悔いがあるとすれば、「わらび餅をもう2、3個食いたかった」ということだけでした。

ゴールすると、嬉野先生たちと大阪マラソンの実行委員の人たちが待ち構えておりました。彼らも熱いどうでしょうファンだそうです。関西にもいつのまにか、どうでしょう好きがこんなに増えていたんですね。

初マラソンの感想は、

「案外、マラソンって、腹一杯になるんだな」

ということでした。

でもその後、着替えをして、「うまいもん市」とかいうイベント会場で、富山のラーメン店の行列に並んでラーメンを食い、ビールも2杯飲みました。

「もうね、十分満足しました。あとはもう、早くホテルに戻ってゆっくり休みたい」

そう思っておりましたが、店長がまだゴールしていません。

「もういいんじゃねぇの?あいつは」

そう申しましたら、全員から猛反発をくらい、待つことにしました。

店長がゴールしたのは、私の2時間後、6時間を越えたときでした。

フラッフラの店長の姿を沿道で見届けて、一足先にホテルへと戻りました。

途中、嬉野先生からメールがありました。

「現在、スタッフ全員で店長を護送中。まだ時間がかかりそうです」と。

店長はもう、足腰が立たず、両脇を抱えられて帰りの電車に運び込まれたそうです。

その夜、メシを食いながら店長の話を聞きました。彼はしきりに「腕が痛い」と申しておりました。彼は、例の「ルンルン走り」を実践し、その結果、腕を振り過ぎて、痛めたそうであります。

「でも店長、おまえが言ってた通り、いろんなもの食べたら元気が出たわ。トマトなんて最高にうまかったもんな」
「あ、そうですか。ぼくが行ったときにはもうトマトなんてなかったです」
「え?そうなの?」
「ないです。もう売り切れでした。それ見て、心が完全に折れました」
「わらび餅は?」
「ないです」
「あ、タイムが遅いと食い物もどんどん売り切れちゃうんだ」
「ぼくが行ったときに残っていたのは、バナナと紙コップだけです」

店長は、さびしげに笑い、そして30分もしないうちにテーブルに突っ伏して寝てしまいました。そしてまたスタッフに護送されてホテルに帰っていきました。

大阪ヒゲマラソンは、こうして終わりました。

沿道に駆けつけてくれたみなさま、ありがとうございました。

みなさまから投稿していただいた写真は、嬉野先生がまとめて、掲載する予定であります。

「ヒゲのおっさん二人がフルマラソンに挑んだらどうなるか?」という人体実験の様子を、沿道に陣取ったみなさまから送られてくる写真からひもといていくという今回の企画。

一体どんな表情が写し出されているのか。興味深いところであります。



藤やんうれしーの悩むだけ損!】
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(13:52 嬉野)

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