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2013年1月1日(火)

奥さん明けましておめでとうございます。
ことしもどうぞよろしくお願いをいたします。

嬉野でございます。

わたくしはねぇ奥さん。
比較的に会社の近所に住まいしておりますのでね、
まぁこの元日にてくてく出社して参ったわけでございますよ。
雪もね。降っておりませんでしたのでね。

なんで、てくてく出て来たかと言いますとねぇ。
この日記のこの場所がね、
年が明けても去年の記事のままというのがね、
なんだかどうにも落ち着かないのですよ奥さん。

だもんで出てまいりましたが。
もとより正月の会社にゃ火の気はない。
暖房なんか入っちゃおりませんよ。
そらそうです。誰も出てないんですから。
省エネですよ。
当たり前じゃないですか。
ねぇ。
おかげで指先が冷えてますよ。

まぁ正月気分もずいぶん無いですが。
でもなきゃないで好いんです。そんなものは。
正月気分になる理由がないんですから。
そら無理もないの。

人間そんなにねぇ、
わけもなく正月気分だけ欲しがってもしかたがないですよ奥さん。
元旦だってコンビニはやってますでしょう。
スーパーだって明日からは営業するでしょうから。

だったら正月の準備で年末はおおわらわとかなりませんよ。
それにお休みだってねぇ、
ここんとこ連休がずいぶん増えましたからねぇ。
盆暮れ正月だけが休みって時代じゃないですからね。
正月が待ち遠しかったり、
ただただ楽しくて浮かれるなんてことにもならない。

だからまぁ好いんですよ。
どんなに正月気分が無くたって、年は明けるんですから。
なんとなくでも新しい年が始まるんだなぁという認識だけはある。
それがあればね、充分かなと思います。

さて、それではね、
「2013年が、どうぞ穏やかな年になりますように」と。
この元日に、みんなでお祈りしときましょうね。

そうして「今年も一年楽しく過ごす」
これでございます。なにがあろうとね。

この狭い日本ですが、それぞれの人が、
いろんなことになってるはずですから。
気持ちだけでも足並みが揃えば好いなぁと思いますよ。

それではみなさん。
本年も各自の持ち場で奮闘願います。
あなたの持ち場をあなたが守る。
それが日本の明日を維持する唯一のことのように思えます。

ではまたいずれ仕事始めの日に会いましょう(^^)
それまで諸君お元気でお気張りくださいませ。
解散。



【旧年中の日記メモリアルのコーナー】
12月29日土曜日。

仕事を収めきれずに出勤しております、藤村でございます。

DVD第19弾の編集が多少遅れておりまして、このように年末ギリギリまで編集室ごもりが続いております。

さて、2012年も終了となりますな。

小学生のころ、愛知県の新城市という田舎に住んでおりまして、そこの盆踊りで毎年こんな曲が流れておりました。

♪にぃーじゅういっせいきのぉー夜明けはちかぁーいー らんららん

21世紀というのは明るい未来の入口であると、いうようなのんきな歌だったように記憶しております。

21世紀を迎える時、「自分は36歳か」と小学生だった私は計算し、「それはまたずいぶん遠い話だなぁ」と、これまたのんきに思っておりました。

それがもういつのまにやら来年は48歳。21世紀になってから干支が一回りして再びへび年を迎えるという。

私ももう、ずいぶんと遠くへ来てしまいました。

しかしながら先月、名古屋で20年ぶりに会った中学や高校の同級生たちから、「全然変わってないよ!おまえ」と言われて、「そんなことねぇだろう!」と、「ずいぶんオレも変わっただろう!」と、信じられない思いでしたが、「変わってねぇよー藤村は」と、みんなが口をそろえて言うので、たぶんほとんど変わってないんでしょう。

いや、それぞれに年を取って、すっかり禿げ上がっちゃったヤツもいて「うわっ!どーしたッ!どぉーしたんだよッ!おまえ昔カッコよかったじゃん!」と、あまりの見た目の変わりように驚いたりもしましたが、でもしゃべってみると全然変わらなくて、「いやぁーやっぱり変わってないわ」と、私もうれしくなったりもして。

「変わってない」というのは、なぜか、うれしいことなんですね。

多くの人が「自分は変わらなきゃ」と思って、無理してるくせに。
選挙では「日本を変えよう!」とか声高に言っているくせに。

でも、「変わらない」ほうが、実はうれしかったりする。

だったら自分は「これからも変わらないでいよう」と、そんなことを思いました。


さて、来年2013年は、8年ぶりとなる「どうでしょう祭」を、札幌で開催いたします。

「で、来年のいつやるんですか?」と、すぐに聞いてくるでしょうが、発表はまだです。1万人以上のバカが本州から大挙してやってくる大イベントですから、交通機関、宿泊施設などの手回しをしておかなければなりません。発表はもう少しお待ちください。

そして、時期は未定ですが、新作の旅にも出たいと思っております。来年、どっかのタイミングで「しばらく旅に出ます」の置き手紙が、この日記に貼り出されることと思います。

あいも変わらないおっさん4人の旅を、みなさんに見ていただける日を楽しみにしております。


では、2012年も、本当にありがとうございました。

来年も、水曜どうでしょうを、よろしくお願いいたします!

では、皆の衆!

2012年は!今日でひとまず解散!

よいお年を!


あ、DVD第19弾はHTBオンラインとローソンで絶賛予約受付中ーッ!


【昨日のう日記】


2012年12月28日(金)

嬉野です。

本日は、日本各地の多くの職場で仕事納めの運びでしょうね。
札幌の道は大雪のせいも相まって早くも混雑し始めておるようでございますよ。今年も年の瀬です奥さん。

でもまぁ、師走の雰囲気も、やがて迎える新年の気分も、もうとくに湧き上がってこないので、それはまぁ湧き上がる理由もとくに見当たらないからだわいなぁとようやく思い至り、諦めもつき。
帰らざる川ということでね、時代は行くべきところへ流れて行くんだわ、となんか思ってます。

行くべきところというのが、まだ誰にも分からないだけに。
良くない方へ行きそうな予感だけがあり。

でも、それがどう良くないのか、それもまた分からずで。

そもそも良くない方向へ向かいそうな予感の根拠も定かではなく。
それがたんなる思い違いかもしれないということも含め、

「来年のことを言うと鬼が笑う」という諺を思い出すのです。

「未来のこと?誰に分かるよ」
そういって鬼が笑うのだそうです。

明日という未来を語るということは、
ひょっとすると「一足飛び」のことなのかもしれないですね。

「じゃぁ今はどうよ」
鬼はそう続けて言うのだと思います。

「今はさぁ。どんな時代よ」

言われて思うのです。
「そうだ。分からない。今がどんな時代かも分からない」

言ってみれば、今さえも分からないのでは、とぼくは思います。

未来とか、時代とか、世の中とか。
そんな大きなことは、どれも分からない。

でも、今、自分がどんな環境にいるのか。
それくらいはね、分かる。

昨日ちゃんと朝、昼、晩とご飯を食べられた、とか。
毎晩帰る家はある。毎朝出かける職場も仕事もある。
寒い思いもしないで寝られてるな、とか。
食べたいものが食べられてる、とか。

その時、どこからか鬼が出てきて、私の横に腰を下ろすと、
デカい図体のわりに穏やかな口調で私に話しかけたのです。

「大事な人たちは、いるの?」
「いるよ。」
「大事にしてるの?」
「してる、かな?」

「大事な人たちが誰だかわかってる?」
「分かってる、つもり。」

「誰かの世話になっている?」
「え?誰の?」
「生きていく上で。あんたが支え、支えられもしている人」
「あぁ、そうだね、いろんな人の世話になってるかな」
「みんな、大事にしなきゃね」
「そうだね」

鬼は根気よく私の横にすわり遠くを見ています。

「2、3日前さぁ、仲間と飲みに行ったよね」
「うん」
「親しい人間とさ、美味いもの食べたね」
「そうだね」
「あのマグロの刺身、美味かったんじゃない?」
「あぁ、あれ美味かったなぁ」
「ずいぶん安い値段で出す店だったね」
「そう。毎朝市場に出かけて、安くてうまいもの仕入れてくるらしいよ。毎日メニュー書き換えてるらしいんだ」
「美味いもの食べられた時って幸せじゃない?」
「幸せだね」
「好い時代じゃない」
「うん。好い時代だよね」
「こんなに恵まれた時代、オレたち鬼も記憶にないんだよ」
「あぁ」
「不満のないところって、いつか知らないうちに当たり前に思えて来ない?」
「思えてくる」
「国民が日に三食、ちゃんと食べられる国にしなければっていうのが政治のテーマだった時代もあったよ」
「そうなの?」
「うん。そんなに昔のことじゃない」
「知らなかった」
「ほんの60年くらい前のことだよ」
「あぁ」
「その頃の日本からすれば、今、すでに、この国は大成功したということじゃないの?」
「そうだね」
「それ以上なにしようとするの?」
「あ、…」

「誰かに感謝とかする?」
「え?なにを?」
「飢えてた時代から抜け出して、美味しいものが食べられる時代にしてくれた人がこの60年の時代のどこかにいたってことでしょ」
「そうだね」
「その人たちにさ」
「誰だか知らないから」
「誰だか特定できないと感謝しないの?」
「だって、誰に、どういう形で感謝し続けなきゃいけないかイメージが湧かないと」

鬼はしばらく黙っていました。
そしてこう言いました。

「あんたたち人間も、俺たち鬼と同じように、何千年も何万年も生きれたら、きっとどんな時代の果てに今の時代があるかも分かるだろうな。でも、あんたらにとってみれば、ほんの100年生きるのも稀なことだからな。60年も生きたら徐々に衰弱していくし、その間にまた新しい人間が生まれて来るから、前の人間たちが頑張って獲得した幸福は、次に生まれてきた人間たちにとっては当たり前のことになっているだろうから。あんたらの社会は無限に満足できない社会だよ」

そんなことをまぁ、鬼が言ったというよりか、
私が書いてるだけなんですけどね。
自作自演という。いい気なものという、ねぇ。

でもこれ、私が書くより、鬼が言ったってうそついた方がね、
おそらく受け入れやすいものですからと、思いましてね、
鬼にも今回特別に出ていただきまして、
まぁ年の瀬ですから。鬼も暇だろうと思いましたのでね、
やりましたよ。

日本はまだ、国家が国民を戦場へ連れて行くような国ではありませんね。そんな国にしたいと言っている人がいるようですが。
日本人同士が殺し合う内戦もありません。

それだけでも、すでに夢が広がるような国ではないでしょうか。

とりあえず、その認識だけは忘れずにと、
この年の瀬に私は思いますのよ奥さん。
私が思ってるだけですけどね。

それでは諸氏。
本日も各自の持ち場で奮闘願います。
来年、穏やかな日本でありますように。

解散。




12月21日金曜日。藤村でございます。

九州の出張から戻り、編集室にこもってDVD第19弾を猛編集中であります。

現在のところ「試験に出る石川県・富山県」(全4夜)を終え、「四国八十八カ所Ⅱ」の第一夜を編集中。四国は放送していない未公開部分がかなり多いため、DVD版は長くなりそうです。

で、今回のDVDには、特別に!

昨年行われたイベント「大泉ワンマンショー」の幕間で流しましたVTRを特典映像として収録することになりました。

このVTRは、ワンマンショーを1週間後にひかえた大泉さんが、私と嬉野先生に急きょ発注したもので、実にどうでしょうらしい仕上がりの爆笑VTRになっております。

劇場であのイベントを見た人しか見えられないというのは、あまりにももったいないということで、今回特別にアミューズさんのご協力により、どうでしょうのDVDに収録されることになったわけでございます。

これはねぇ、楽しみにしていてください。

ということで、

水曜どうでしょうDVD全集第19弾は、現在、HTBオンラインと全国のローソン・ロッピー端末で予約受付中でございます。

そういえば、オリコンの2012年DVDチャートのお笑いバラエティー部門で、どうでしょうDVDが1位2位を独占したとのことでございます。それも、3年連続の快挙!と。

次回のDVDも、渾身の編集力で仕上げたいと思っております。

あと、NEWSポストセブンというサイトに、わたくしコラムのようなものを書いております。おヒマな方はぜひ。


さ、明日から3連休ですな。

一足先に、

メリークリスマス!皆の衆!



【藤やんうれしーの悩むだけ損!】
ネットサイト「電撃オンライン」にて月2回のペースで「お悩み相談」を執筆しております。

(17:21 嬉野)

2013年1月4日(金)

嬉野です。

年の初めのためしとて
終わりなき世の目出度さを
松竹立てて門ごとに
祝う今日こそ楽しけれ
商売繁盛 家内安全 心願成就 世界平和 百円均一 終日営業

ということでね奥さん、本日は、仕事始めの日ですよ。

そんな中、うちのヒゲ村さんは、
既に昨日から出社してDVDの編集を始めてるそうでございますよ。

やっておりますよ奥さん。

ということでね、
なんとなく気持ちの入れ替わった気のする年明け出社第一日目(まぁ元日に出てきたからね、二日目なんだけどね、でもまぁ気持ちだから)。

華やかな正月気分はどこにもないけれど、それでも、なんだか新しいページをめくったような気はまだするので、これさえあればまだまだいける大丈夫と思いながら、掲示板の方も更新しておきましたでございます。

では、本日も各自の持ち場で、諸君!奮闘願います!
解散。

大阪マラソンの写真紙芝居だってもちろん編集しますよ。
その心づもりはありますともさ。もちろんです!やりますともさ!
一日だって忘れたことはありませんよ!



2013年1月1日(火)

奥さん明けましておめでとうございます。
ことしもどうぞよろしくお願いをいたします。

嬉野でございます。

わたくしはねぇ奥さん。
比較的に会社の近所に住まいしておりますのでね、
まぁこの元日にてくてく出社して参ったわけでございますよ。
雪もね。降っておりませんでしたのでね。

なんで、てくてく出て来たかと言いますとねぇ。
この日記のこの場所がね、
年が明けても去年の記事のままというのがね、
なんだかどうにも落ち着かないのですよ奥さん。

だもんで出てまいりましたが。
もとより正月の会社にゃ火の気はない。
暖房なんか入っちゃおりませんよ。
そらそうです。誰も出てないんですから。
省エネですよ。
当たり前じゃないですか。
ねぇ。
おかげで指先が冷えてますよ。

まぁ正月気分もずいぶん無いですが。
でもなきゃないで好いんです。そんなものは。
正月気分になる理由がないんですから。
そら無理もないの。

人間そんなにねぇ、
わけもなく正月気分だけ欲しがってもしかたがないですよ奥さん。
元旦だってコンビニはやってますでしょう。
スーパーだって明日からは営業するでしょうから。

だったら正月の準備で年末はおおわらわとかなりませんよ。
それにお休みだってねぇ、
ここんとこ連休がずいぶん増えましたからねぇ。
盆暮れ正月だけが休みって時代じゃないですからね。
正月が待ち遠しかったり、
ただただ楽しくて浮かれるなんてことにもならない。

だからまぁ好いんですよ。
どんなに正月気分が無くたって、年は明けるんですから。
なんとなくでも新しい年が始まるんだなぁという認識だけはある。
それがあればね、充分かなと思います。

さて、それではね、
「2013年が、どうぞ穏やかな年になりますように」と。
この元日に、みんなでお祈りしときましょうね。

そうして「今年も一年楽しく過ごす」
これでございます。なにがあろうとね。

この狭い日本ですが、それぞれの人が、
いろんなことになってるはずですから。
気持ちだけでも足並みが揃えば好いなぁと思いますよ。

それではみなさん。
本年も各自の持ち場で奮闘願います。
あなたの持ち場をあなたが守る。
それが日本の明日を維持する唯一のことのように思えます。

ではまたいずれ仕事始めの日に会いましょう(^^)
それまで諸君お元気でお気張りくださいませ。
解散。



【旧年中の日記メモリアルのコーナー】
12月29日土曜日。

仕事を収めきれずに出勤しております、藤村でございます。

DVD第19弾の編集が多少遅れておりまして、このように年末ギリギリまで編集室ごもりが続いております。

さて、2012年も終了となりますな。

小学生のころ、愛知県の新城市という田舎に住んでおりまして、そこの盆踊りで毎年こんな曲が流れておりました。

♪にぃーじゅういっせいきのぉー夜明けはちかぁーいー らんららん

21世紀というのは明るい未来の入口であると、いうようなのんきな歌だったように記憶しております。

21世紀を迎える時、「自分は36歳か」と小学生だった私は計算し、「それはまたずいぶん遠い話だなぁ」と、これまたのんきに思っておりました。

それがもういつのまにやら来年は48歳。21世紀になってから干支が一回りして再びへび年を迎えるという。

私ももう、ずいぶんと遠くへ来てしまいました。

しかしながら先月、名古屋で20年ぶりに会った中学や高校の同級生たちから、「全然変わってないよ!おまえ」と言われて、「そんなことねぇだろう!」と、「ずいぶんオレも変わっただろう!」と、信じられない思いでしたが、「変わってねぇよー藤村は」と、みんなが口をそろえて言うので、たぶんほとんど変わってないんでしょう。

いや、それぞれに年を取って、すっかり禿げ上がっちゃったヤツもいて「うわっ!どーしたッ!どぉーしたんだよッ!おまえ昔カッコよかったじゃん!」と、あまりの見た目の変わりように驚いたりもしましたが、でもしゃべってみると全然変わらなくて、「いやぁーやっぱり変わってないわ」と、私もうれしくなったりもして。

「変わってない」というのは、なぜか、うれしいことなんですね。

多くの人が「自分は変わらなきゃ」と思って、無理してるくせに。
選挙では「日本を変えよう!」とか声高に言っているくせに。

でも、「変わらない」ほうが、実はうれしかったりする。

だったら自分は「これからも変わらないでいよう」と、そんなことを思いました。


さて、来年2013年は、8年ぶりとなる「どうでしょう祭」を、札幌で開催いたします。

「で、来年のいつやるんですか?」と、すぐに聞いてくるでしょうが、発表はまだです。1万人以上のバカが本州から大挙してやってくる大イベントですから、交通機関、宿泊施設などの手回しをしておかなければなりません。発表はもう少しお待ちください。

そして、時期は未定ですが、新作の旅にも出たいと思っております。来年、どっかのタイミングで「しばらく旅に出ます」の置き手紙が、この日記に貼り出されることと思います。

あいも変わらないおっさん4人の旅を、みなさんに見ていただける日を楽しみにしております。


では、2012年も、本当にありがとうございました。

来年も、水曜どうでしょうを、よろしくお願いいたします!

では、皆の衆!

2012年は!今日でひとまず解散!

よいお年を!


あ、DVD第19弾はHTBオンラインとローソンで絶賛予約受付中ーッ!


【昨日のう日記】


2012年12月28日(金)

嬉野です。

本日は、日本各地の多くの職場で仕事納めの運びでしょうね。
札幌の道は大雪のせいも相まって早くも混雑し始めておるようでございますよ。今年も年の瀬です奥さん。

でもまぁ、師走の雰囲気も、やがて迎える新年の気分も、もうとくに湧き上がってこないので、それはまぁ湧き上がる理由もとくに見当たらないからだわいなぁとようやく思い至り、諦めもつき。
帰らざる川ということでね、時代は行くべきところへ流れて行くんだわ、となんか思ってます。

行くべきところというのが、まだ誰にも分からないだけに。
良くない方へ行きそうな予感だけがあり。

でも、それがどう良くないのか、それもまた分からずで。

そもそも良くない方向へ向かいそうな予感の根拠も定かではなく。
それがたんなる思い違いかもしれないということも含め、

「来年のことを言うと鬼が笑う」という諺を思い出すのです。

「未来のこと?誰に分かるよ」
そういって鬼が笑うのだそうです。

明日という未来を語るということは、
ひょっとすると「一足飛び」のことなのかもしれないですね。

「じゃぁ今はどうよ」
鬼はそう続けて言うのだと思います。

「今はさぁ。どんな時代よ」

言われて思うのです。
「そうだ。分からない。今がどんな時代かも分からない」

言ってみれば、今さえも分からないのでは、とぼくは思います。

未来とか、時代とか、世の中とか。
そんな大きなことは、どれも分からない。

でも、今、自分がどんな環境にいるのか。
それくらいはね、分かる。

昨日ちゃんと朝、昼、晩とご飯を食べられた、とか。
毎晩帰る家はある。毎朝出かける職場も仕事もある。
寒い思いもしないで寝られてるな、とか。
食べたいものが食べられてる、とか。

その時、どこからか鬼が出てきて、私の横に腰を下ろすと、
デカい図体のわりに穏やかな口調で私に話しかけたのです。

「大事な人たちは、いるの?」
「いるよ。」
「大事にしてるの?」
「してる、かな?」

「大事な人たちが誰だかわかってる?」
「分かってる、つもり。」

「誰かの世話になっている?」
「え?誰の?」
「生きていく上で。あんたが支え、支えられもしている人」
「あぁ、そうだね、いろんな人の世話になってるかな」
「みんな、大事にしなきゃね」
「そうだね」

鬼は根気よく私の横にすわり遠くを見ています。

「2、3日前さぁ、仲間と飲みに行ったよね」
「うん」
「親しい人間とさ、美味いもの食べたね」
「そうだね」
「あのマグロの刺身、美味かったんじゃない?」
「あぁ、あれ美味かったなぁ」
「ずいぶん安い値段で出す店だったね」
「そう。毎朝市場に出かけて、安くてうまいもの仕入れてくるらしいよ。毎日メニュー書き換えてるらしいんだ」
「美味いもの食べられた時って幸せじゃない?」
「幸せだね」
「好い時代じゃない」
「うん。好い時代だよね」
「こんなに恵まれた時代、オレたち鬼も記憶にないんだよ」
「あぁ」
「不満のないところって、いつか知らないうちに当たり前に思えて来ない?」
「思えてくる」
「国民が日に三食、ちゃんと食べられる国にしなければっていうのが政治のテーマだった時代もあったよ」
「そうなの?」
「うん。そんなに昔のことじゃない」
「知らなかった」
「ほんの60年くらい前のことだよ」
「あぁ」
「その頃の日本からすれば、今、すでに、この国は大成功したということじゃないの?」
「そうだね」
「それ以上なにしようとするの?」
「あ、…」

「誰かに感謝とかする?」
「え?なにを?」
「飢えてた時代から抜け出して、美味しいものが食べられる時代にしてくれた人がこの60年の時代のどこかにいたってことでしょ」
「そうだね」
「その人たちにさ」
「誰だか知らないから」
「誰だか特定できないと感謝しないの?」
「だって、誰に、どういう形で感謝し続けなきゃいけないかイメージが湧かないと」

鬼はしばらく黙っていました。
そしてこう言いました。

「あんたたち人間も、俺たち鬼と同じように、何千年も何万年も生きれたら、きっとどんな時代の果てに今の時代があるかも分かるだろうな。でも、あんたらにとってみれば、ほんの100年生きるのも稀なことだからな。60年も生きたら徐々に衰弱していくし、その間にまた新しい人間が生まれて来るから、前の人間たちが頑張って獲得した幸福は、次に生まれてきた人間たちにとっては当たり前のことになっているだろうから。あんたらの社会は無限に満足できない社会だよ」

そんなことをまぁ、鬼が言ったというよりか、
私が書いてるだけなんですけどね。
自作自演という。いい気なものという、ねぇ。

でもこれ、私が書くより、鬼が言ったってうそついた方がね、
おそらく受け入れやすいものですからと、思いましてね、
鬼にも今回特別に出ていただきまして、
まぁ年の瀬ですから。鬼も暇だろうと思いましたのでね、
やりましたよ。

日本はまだ、国家が国民を戦場へ連れて行くような国ではありませんね。そんな国にしたいと言っている人がいるようですが。
日本人同士が殺し合う内戦もありません。

それだけでも、すでに夢が広がるような国ではないでしょうか。

とりあえず、その認識だけは忘れずにと、
この年の瀬に私は思いますのよ奥さん。
私が思ってるだけですけどね。

それでは諸氏。
本日も各自の持ち場で奮闘願います。
来年、穏やかな日本でありますように。

解散。




12月21日金曜日。藤村でございます。

九州の出張から戻り、編集室にこもってDVD第19弾を猛編集中であります。

現在のところ「試験に出る石川県・富山県」(全4夜)を終え、「四国八十八カ所Ⅱ」の第一夜を編集中。四国は放送していない未公開部分がかなり多いため、DVD版は長くなりそうです。

で、今回のDVDには、特別に!

昨年行われたイベント「大泉ワンマンショー」の幕間で流しましたVTRを特典映像として収録することになりました。

このVTRは、ワンマンショーを1週間後にひかえた大泉さんが、私と嬉野先生に急きょ発注したもので、実にどうでしょうらしい仕上がりの爆笑VTRになっております。

劇場であのイベントを見た人しか見えられないというのは、あまりにももったいないということで、今回特別にアミューズさんのご協力により、どうでしょうのDVDに収録されることになったわけでございます。

これはねぇ、楽しみにしていてください。

ということで、

水曜どうでしょうDVD全集第19弾は、現在、HTBオンラインと全国のローソン・ロッピー端末で予約受付中でございます。

そういえば、オリコンの2012年DVDチャートのお笑いバラエティー部門で、どうでしょうDVDが1位2位を独占したとのことでございます。それも、3年連続の快挙!と。

次回のDVDも、渾身の編集力で仕上げたいと思っております。

あと、NEWSポストセブンというサイトに、わたくしコラムのようなものを書いております。おヒマな方はぜひ。


さ、明日から3連休ですな。

一足先に、

メリークリスマス!皆の衆!



【藤やんうれしーの悩むだけ損!】
ネットサイト「電撃オンライン」にて月2回のペースで「お悩み相談」を執筆しております。

(12:46 嬉野)

2013年1月4日金曜日!

明けましておめでとぉーございまぁーす。

藤村でございまぁーす。

すでに3日からDVDの編集をやっておりまぁーす!

バラエティー・お笑い部門で3年連続1位2位を独占しておりますところの「水曜どうでしょうDVD全集」を正月からコツコツと作っておりまぁーす。

DVD第19弾は、HTBオンラインショップとローソン・ロッピー端末にて絶賛予約受付中でぇーす。

今年もおじさん、会社のためでじゃなく、日本のために働きます。

今年も皆の衆!どうぞよろしく!

よし!仕事!



2013年1月4日(金)

嬉野です。

年の初めのためしとて
終わりなき世の目出度さを
松竹立てて門ごとに
祝う今日こそ楽しけれ
商売繁盛 家内安全 心願成就 世界平和 百円均一 終日営業

ということでね奥さん、本日は、仕事始めの日ですよ。

そんな中、うちのヒゲ村さんは、
既に昨日から出社してDVDの編集を始めてるそうでございますよ。

やっておりますよ奥さん。

ということでね、
なんとなく気持ちの入れ替わった気のする年明け出社第一日目(まぁ元日に出てきたからね、二日目なんだけどね、でもまぁ気持ちだから)。

華やかな正月気分はどこにもないけれど、それでも、なんだか新しいページをめくったような気はまだするので、これさえあればまだまだいける大丈夫と思いながら、掲示板の方も更新しておきましたでございます。

では、本日も各自の持ち場で、諸君!奮闘願います!
解散。

大阪マラソンの写真紙芝居だってもちろん編集しますよ。
その心づもりはありますともさ。もちろんです!やりますともさ!
一日だって忘れたことはありませんよ!



2013年1月1日(火)

奥さん明けましておめでとうございます。
ことしもどうぞよろしくお願いをいたします。

嬉野でございます。

わたくしはねぇ奥さん。
比較的に会社の近所に住まいしておりますのでね、
まぁこの元日にてくてく出社して参ったわけでございますよ。
雪もね。降っておりませんでしたのでね。

なんで、てくてく出て来たかと言いますとねぇ。
この日記のこの場所がね、
年が明けても去年の記事のままというのがね、
なんだかどうにも落ち着かないのですよ奥さん。

だもんで出てまいりましたが。
もとより正月の会社にゃ火の気はない。
暖房なんか入っちゃおりませんよ。
そらそうです。誰も出てないんですから。
省エネですよ。
当たり前じゃないですか。
ねぇ。
おかげで指先が冷えてますよ。

まぁ正月気分もずいぶん無いですが。
でもなきゃないで好いんです。そんなものは。
正月気分になる理由がないんですから。
そら無理もないの。

人間そんなにねぇ、
わけもなく正月気分だけ欲しがってもしかたがないですよ奥さん。
元旦だってコンビニはやってますでしょう。
スーパーだって明日からは営業するでしょうから。

だったら正月の準備で年末はおおわらわとかなりませんよ。
それにお休みだってねぇ、
ここんとこ連休がずいぶん増えましたからねぇ。
盆暮れ正月だけが休みって時代じゃないですからね。
正月が待ち遠しかったり、
ただただ楽しくて浮かれるなんてことにもならない。

だからまぁ好いんですよ。
どんなに正月気分が無くたって、年は明けるんですから。
なんとなくでも新しい年が始まるんだなぁという認識だけはある。
それがあればね、充分かなと思います。

さて、それではね、
「2013年が、どうぞ穏やかな年になりますように」と。
この元日に、みんなでお祈りしときましょうね。

そうして「今年も一年楽しく過ごす」
これでございます。なにがあろうとね。

この狭い日本ですが、それぞれの人が、
いろんなことになってるはずですから。
気持ちだけでも足並みが揃えば好いなぁと思いますよ。

それではみなさん。
本年も各自の持ち場で奮闘願います。
あなたの持ち場をあなたが守る。
それが日本の明日を維持する唯一のことのように思えます。

ではまたいずれ仕事始めの日に会いましょう(^^)
それまで諸君お元気でお気張りくださいませ。
解散。



【旧年中の日記メモリアルのコーナー】
12月29日土曜日。

仕事を収めきれずに出勤しております、藤村でございます。

DVD第19弾の編集が多少遅れておりまして、このように年末ギリギリまで編集室ごもりが続いております。

さて、2012年も終了となりますな。

小学生のころ、愛知県の新城市という田舎に住んでおりまして、そこの盆踊りで毎年こんな曲が流れておりました。

♪にぃーじゅういっせいきのぉー夜明けはちかぁーいー らんららん

21世紀というのは明るい未来の入口であると、いうようなのんきな歌だったように記憶しております。

21世紀を迎える時、「自分は36歳か」と小学生だった私は計算し、「それはまたずいぶん遠い話だなぁ」と、これまたのんきに思っておりました。

それがもういつのまにやら来年は48歳。21世紀になってから干支が一回りして再びへび年を迎えるという。

私ももう、ずいぶんと遠くへ来てしまいました。

しかしながら先月、名古屋で20年ぶりに会った中学や高校の同級生たちから、「全然変わってないよ!おまえ」と言われて、「そんなことねぇだろう!」と、「ずいぶんオレも変わっただろう!」と、信じられない思いでしたが、「変わってねぇよー藤村は」と、みんなが口をそろえて言うので、たぶんほとんど変わってないんでしょう。

いや、それぞれに年を取って、すっかり禿げ上がっちゃったヤツもいて「うわっ!どーしたッ!どぉーしたんだよッ!おまえ昔カッコよかったじゃん!」と、あまりの見た目の変わりように驚いたりもしましたが、でもしゃべってみると全然変わらなくて、「いやぁーやっぱり変わってないわ」と、私もうれしくなったりもして。

「変わってない」というのは、なぜか、うれしいことなんですね。

多くの人が「自分は変わらなきゃ」と思って、無理してるくせに。
選挙では「日本を変えよう!」とか声高に言っているくせに。

でも、「変わらない」ほうが、実はうれしかったりする。

だったら自分は「これからも変わらないでいよう」と、そんなことを思いました。


さて、来年2013年は、8年ぶりとなる「どうでしょう祭」を、札幌で開催いたします。

「で、来年のいつやるんですか?」と、すぐに聞いてくるでしょうが、発表はまだです。1万人以上のバカが本州から大挙してやってくる大イベントですから、交通機関、宿泊施設などの手回しをしておかなければなりません。発表はもう少しお待ちください。

そして、時期は未定ですが、新作の旅にも出たいと思っております。来年、どっかのタイミングで「しばらく旅に出ます」の置き手紙が、この日記に貼り出されることと思います。

あいも変わらないおっさん4人の旅を、みなさんに見ていただける日を楽しみにしております。


では、2012年も、本当にありがとうございました。

来年も、水曜どうでしょうを、よろしくお願いいたします!

では、皆の衆!

2012年は!今日でひとまず解散!

よいお年を!


あ、DVD第19弾はHTBオンラインとローソンで絶賛予約受付中ーッ!


【昨日のう日記】


2012年12月28日(金)

嬉野です。

本日は、日本各地の多くの職場で仕事納めの運びでしょうね。
札幌の道は大雪のせいも相まって早くも混雑し始めておるようでございますよ。今年も年の瀬です奥さん。

でもまぁ、師走の雰囲気も、やがて迎える新年の気分も、もうとくに湧き上がってこないので、それはまぁ湧き上がる理由もとくに見当たらないからだわいなぁとようやく思い至り、諦めもつき。
帰らざる川ということでね、時代は行くべきところへ流れて行くんだわ、となんか思ってます。

行くべきところというのが、まだ誰にも分からないだけに。
良くない方へ行きそうな予感だけがあり。

でも、それがどう良くないのか、それもまた分からずで。

そもそも良くない方向へ向かいそうな予感の根拠も定かではなく。
それがたんなる思い違いかもしれないということも含め、

「来年のことを言うと鬼が笑う」という諺を思い出すのです。

「未来のこと?誰に分かるよ」
そういって鬼が笑うのだそうです。

明日という未来を語るということは、
ひょっとすると「一足飛び」のことなのかもしれないですね。

「じゃぁ今はどうよ」
鬼はそう続けて言うのだと思います。

「今はさぁ。どんな時代よ」

言われて思うのです。
「そうだ。分からない。今がどんな時代かも分からない」

言ってみれば、今さえも分からないのでは、とぼくは思います。

未来とか、時代とか、世の中とか。
そんな大きなことは、どれも分からない。

でも、今、自分がどんな環境にいるのか。
それくらいはね、分かる。

昨日ちゃんと朝、昼、晩とご飯を食べられた、とか。
毎晩帰る家はある。毎朝出かける職場も仕事もある。
寒い思いもしないで寝られてるな、とか。
食べたいものが食べられてる、とか。

その時、どこからか鬼が出てきて、私の横に腰を下ろすと、
デカい図体のわりに穏やかな口調で私に話しかけたのです。

「大事な人たちは、いるの?」
「いるよ。」
「大事にしてるの?」
「してる、かな?」

「大事な人たちが誰だかわかってる?」
「分かってる、つもり。」

「誰かの世話になっている?」
「え?誰の?」
「生きていく上で。あんたが支え、支えられもしている人」
「あぁ、そうだね、いろんな人の世話になってるかな」
「みんな、大事にしなきゃね」
「そうだね」

鬼は根気よく私の横にすわり遠くを見ています。

「2、3日前さぁ、仲間と飲みに行ったよね」
「うん」
「親しい人間とさ、美味いもの食べたね」
「そうだね」
「あのマグロの刺身、美味かったんじゃない?」
「あぁ、あれ美味かったなぁ」
「ずいぶん安い値段で出す店だったね」
「そう。毎朝市場に出かけて、安くてうまいもの仕入れてくるらしいよ。毎日メニュー書き換えてるらしいんだ」
「美味いもの食べられた時って幸せじゃない?」
「幸せだね」
「好い時代じゃない」
「うん。好い時代だよね」
「こんなに恵まれた時代、オレたち鬼も記憶にないんだよ」
「あぁ」
「不満のないところって、いつか知らないうちに当たり前に思えて来ない?」
「思えてくる」
「国民が日に三食、ちゃんと食べられる国にしなければっていうのが政治のテーマだった時代もあったよ」
「そうなの?」
「うん。そんなに昔のことじゃない」
「知らなかった」
「ほんの60年くらい前のことだよ」
「あぁ」
「その頃の日本からすれば、今、すでに、この国は大成功したということじゃないの?」
「そうだね」
「それ以上なにしようとするの?」
「あ、…」

「誰かに感謝とかする?」
「え?なにを?」
「飢えてた時代から抜け出して、美味しいものが食べられる時代にしてくれた人がこの60年の時代のどこかにいたってことでしょ」
「そうだね」
「その人たちにさ」
「誰だか知らないから」
「誰だか特定できないと感謝しないの?」
「だって、誰に、どういう形で感謝し続けなきゃいけないかイメージが湧かないと」

鬼はしばらく黙っていました。
そしてこう言いました。

「あんたたち人間も、俺たち鬼と同じように、何千年も何万年も生きれたら、きっとどんな時代の果てに今の時代があるかも分かるだろうな。でも、あんたらにとってみれば、ほんの100年生きるのも稀なことだからな。60年も生きたら徐々に衰弱していくし、その間にまた新しい人間が生まれて来るから、前の人間たちが頑張って獲得した幸福は、次に生まれてきた人間たちにとっては当たり前のことになっているだろうから。あんたらの社会は無限に満足できない社会だよ」

そんなことをまぁ、鬼が言ったというよりか、
私が書いてるだけなんですけどね。
自作自演という。いい気なものという、ねぇ。

でもこれ、私が書くより、鬼が言ったってうそついた方がね、
おそらく受け入れやすいものですからと、思いましてね、
鬼にも今回特別に出ていただきまして、
まぁ年の瀬ですから。鬼も暇だろうと思いましたのでね、
やりましたよ。

日本はまだ、国家が国民を戦場へ連れて行くような国ではありませんね。そんな国にしたいと言っている人がいるようですが。
日本人同士が殺し合う内戦もありません。

それだけでも、すでに夢が広がるような国ではないでしょうか。

とりあえず、その認識だけは忘れずにと、
この年の瀬に私は思いますのよ奥さん。
私が思ってるだけですけどね。

それでは諸氏。
本日も各自の持ち場で奮闘願います。
来年、穏やかな日本でありますように。

解散。




12月21日金曜日。藤村でございます。

九州の出張から戻り、編集室にこもってDVD第19弾を猛編集中であります。

現在のところ「試験に出る石川県・富山県」(全4夜)を終え、「四国八十八カ所Ⅱ」の第一夜を編集中。四国は放送していない未公開部分がかなり多いため、DVD版は長くなりそうです。

で、今回のDVDには、特別に!

昨年行われたイベント「大泉ワンマンショー」の幕間で流しましたVTRを特典映像として収録することになりました。

このVTRは、ワンマンショーを1週間後にひかえた大泉さんが、私と嬉野先生に急きょ発注したもので、実にどうでしょうらしい仕上がりの爆笑VTRになっております。

劇場であのイベントを見た人しか見えられないというのは、あまりにももったいないということで、今回特別にアミューズさんのご協力により、どうでしょうのDVDに収録されることになったわけでございます。

これはねぇ、楽しみにしていてください。

ということで、

水曜どうでしょうDVD全集第19弾は、現在、HTBオンラインと全国のローソン・ロッピー端末で予約受付中でございます。

そういえば、オリコンの2012年DVDチャートのお笑いバラエティー部門で、どうでしょうDVDが1位2位を独占したとのことでございます。それも、3年連続の快挙!と。

次回のDVDも、渾身の編集力で仕上げたいと思っております。

あと、NEWSポストセブンというサイトに、わたくしコラムのようなものを書いております。おヒマな方はぜひ。


さ、明日から3連休ですな。

一足先に、

メリークリスマス!皆の衆!



【藤やんうれしーの悩むだけ損!】
ネットサイト「電撃オンライン」にて月2回のペースで「お悩み相談」を執筆しております。

(14:38 藤村)

2013年1月17日木曜日。藤村でございます。

年明けからDVD第19弾「試験に出る石川富山/四国八十八カ所Ⅱ」を編集しております。現在、本編の編集を終えて、特典映像を作っておるところでございます。今回は特典映像がかなり多い!お楽しみに。

お知らせをいくつか。

ひとつめ!

昨年「結局、どうして面白いのか~水曜どうでしょうのしくみ」という本が刊行されましたが、その著者である九州大学の佐々木先生に、「どうでしょうの複雑なしくみ」について、「実際に授業をしてもらおう」というイベントが、来月17日に開催されることとなりました。

いわば「どうでしょう学」の授業ということですね。もちろん私と嬉野先生も参加いたします。

『結局、どうして面白いのか─「水曜どうでしょう」のしくみ』刊行記念トークライブ   

“それで…結局、どうして面白いのか”

応募方法などは・・・

http://www.tvu.co.jp/product/kekkyoku/

テレビマンユニオンHPの「NEWS」で詳細をご確認ください

ふたつめ!

今週土曜日19日は、藤村がテレビ埼玉さんにおじゃまいたしまいて、読売テレビの西田二郎Pと「テレ玉について考える」というトークイベントをやってまいります。こちらはすでに観覧応募は終わってまして、定員の10倍の申し込みがあったとのことでございます。当たった方は、土曜日にお会いいたしましょう。

3つめ!

現在、北海道だけで放送されている「クロス×バトル」。韓国のアイドルグループ「クロスジーン」とナックスリーダー森崎博之が織りなすバラエティー。でも結局べらべらしゃべっているのはディレクターの私という、どうでしょうのスピンオフ的な番組。

こちらが道外ではじめて、神戸のサンテレビさんで放送されることになりました。

放送は2月3日から。毎週日曜日の夜10時から!

ありがとうございます。いい時間です(HTBなんか深夜2時過ぎに編成しやがるもんですから誰も見やしねぇ)。

日本も中国も韓国も、なんだか小さなことで浮き足立っているようですが、こういう時こそ、「なんだぁー韓国人も中国人もみんな一緒じゃん!」と笑ってすませられるようなこの番組「クロス×バトル」を、関西のみなさん、ぜひともご覧ください。

では、引き続きDVDの編集に入ります。

諸君、また!


【藤やんうれしーの悩むだけ損!】
ネットサイト「電撃オンライン」にて月2回のペースで「お悩み相談」を執筆しております。

(14:18 藤村)

2013年1月21日(月)

嬉野です。

先日テレビでHONDAさんで開発されてます
新世代ロボットのアシモくんを見かけました。

見かけて「あ。アシモくんだ」と思いました。

ビジュアルが変わらないってことはそういうことですよね。
確かアシモくんを初めてみたのはバブルの頃か、
バブルがハジケた頃だったか、とにかくなんだか、
いずれにしても20年くらいは前のことだったように思います。

それなのに、先日テレビで見たアシモくんは、
あの頃と変わらない、つまり白い宇宙服をきたままのような姿で、水筒のスクリュー式のキャップを回して回して
開けようとしていました。

とてもゆっくりとした動作なんですが、
その手つきがとても丁寧なのが私の心を打つのか、
私は見とれていました。

いつしかアシモくんは水筒のキャップを見事に開けると
そのキャップをテーブルに置き、
かわりに今度は紙コップを手にして持ち上げると、
自分の胸の前でその紙コップに水筒の中身を
上手に注ぎ始めました。

そうして注ぎ終えると
紙コップをまたテーブルの上に置くのでした。

そのゆっくりとした丁寧な動きが、とても優雅に見えました。

屁のツッパリにもならないような薄い紙のコップを
機械が握り潰さずに持ち上げる、
そのことが既にどえらいことなのだそうです。
ナレーションがそう語っておりました。

でも、見ている私は、
いつの間にかアシモくんを擬人化しておりますので

「ふーん。でもアシモくんだったら、そのくらいできそうだよ」と思ってる。

ナレーションがさりげなく日本のロボット技術の
桁外れなレベルの高さを伝えようとしても、
機械を擬人化できてしまう私という日本人の
妙な自己暗示が邪魔をして、
一番驚かなければならないところを当たり前に見てしまう。

外国の方にはあまりみられない日本人に特有な感情なのかもしれないですね。機械でも擬人化してしまえるという。

アシモくんは、走ることも出来るのだそうです。

その時、瞬間的に両足が接地してない瞬間があるのだそうです。
これも機械の動きとしては素晴らしいものだそうです。
そらそうです。

他にも、歩くとき、アシモくんは人をよけて歩くのだそうです。
その実験をしていました。

向こうからアシモくんが歩いてくる。
手前から人が歩いていく。
進路が重なっている。

そのことが分かるとアシモくんは脇へ方向修正してまた歩き出す。
そのよけたアシモくんの進路を人がわざとふさぐ。
アシモくんは、また立ち止まり進路を方向修正すると歩き出す。

その進路をまた人がふさぐとアシモくんはたちどまり方向修正してまたあるきだす。

進路をふさがれて立ち止まる時、
アシモくんは、心持ち顔をあげて人の顔を見上げるような動作をしてから方向修正をするのです。

その動作が、いちいち人間くさいのです。

アシモくんは人間より小さい。
子供のような背丈しかない。
だから見上げてしまう。
だからなおさら愛らしく見えてしまう。

そこに動いているのは機械であるにも関わらず、
そしてその機械には心が無いにも関わらず、
私は、人の進路をよけて歩こう歩こうとするアシモくんの動きを見るうちに、勝手に機械の中に善良で控えめな心を見てしまうのです。

機械のプログラムがそうさせるのに、
機械の中に育まれた善良な魂がそうさせるように思えてしまうのです。

新世代ロボットに興味を持ってしまう私ですが、
それは驚異的なロボット技術にではなく、
日本人が作る新世代ロボットの動きの中に、
善良な人の心を見るからなのかも知れないとも思ったのです。

アシモくんは、まだ実用段階ではないのだそうですが、
既に実用化されているロボットもあるのだと紹介していました。

それは広い広い病院の薬局からナースステーションまで薬を運ぶ仕事をするロボットなのだそうです。

そのロボットは箱型ですからアシモくんのような人型ではないのですが、モニターにゆるキャラのような顔が表情を変えるので擬人化でき、しかもアシモくんと同じく人をよけて移動するので病院のスタッフや小児科に訪れる子供たちにも好かれているらしいのです。

院内の薬局からエレベータに乗って7分くらいの道のりをナースステーションまで薬剤を運ぶのです。
スタッフは「助かるわぁ」と喜んでおりました。

でも、薬を運ぶくらいなら、
なにもロボットを作らなくてもおっさんにでも出来るわけです。

「おっさんにやらせてくれ」

とも私は思うわけです。

誰にでも出来る単純作業は生きていく上での最期の砦です。
それをロボットに取られては、いざという時おっさんはどうするのです。生きていけないではないですか。

「うちはロボットがいるから間に合ってるの」
「ロボットの方がおっさんより可愛いし」
「もんくも言わないし」
「酒もたばこもやらないし、電源OFFれば大人しくなるし」

おっさんに勝ち目はないのです。

でもロボットは、
おっさんが生きていけないような酷い環境でも作業が出来る。

今はまだ、よちよち歩きのように見える新世代ロボット。
つまり、よちよち歩きしか出来ない段階だから、
その動きが善良で控えめで愛らしく見える。

けれど、やがて目覚ましい身体能力を獲得し、
スピード感も素晴らしく活動できる新世代ロボットが誕生する時。

ぼくらはアシモくんを、もうアシモくんなどと、目を細めながら見つめる余裕はないのかもしれない。

人間とロボットは、この先にある近未来で、
どう共存していくのだろうか。

そして、おっさんはこの先、
どう生きていくことになるのだろうか。

おっさんには、これからの時代は、
実に悩ましい時代なのである。
ねぇ奥さん。そういうことでしょう。

では、諸氏。
本日も各自の持ち場で奮闘願います!

解散。



2013年1月17日木曜日。藤村でございます。

年明けからDVD第19弾「試験に出る石川富山/四国八十八カ所Ⅱ」を編集しております。現在、本編の編集を終えて、特典映像を作っておるところでございます。今回は特典映像がかなり多い!お楽しみに。

お知らせをいくつか。

ひとつめ!

昨年「結局、どうして面白いのか~水曜どうでしょうのしくみ」という本が刊行されましたが、その著者である九州大学の佐々木先生に、「どうでしょうの複雑なしくみ」について、「実際に授業をしてもらおう」というイベントが、来月17日に開催されることとなりました。

いわば「どうでしょう学」の授業ということですね。もちろん私と嬉野先生も参加いたします。

『結局、どうして面白いのか─「水曜どうでしょう」のしくみ』刊行記念トークライブ   

“それで…結局、どうして面白いのか”

応募方法などは・・・

http://www.tvu.co.jp/product/kekkyoku/

テレビマンユニオンHPの「NEWS」で詳細をご確認ください

ふたつめ!

今週土曜日19日は、藤村がテレビ埼玉さんにおじゃまいたしまいて、読売テレビの西田二郎Pと「テレ玉について考える」というトークイベントをやってまいります。こちらはすでに観覧応募は終わってまして、定員の10倍の申し込みがあったとのことでございます。当たった方は、土曜日にお会いいたしましょう。

3つめ!

現在、北海道だけで放送されている「クロス×バトル」。韓国のアイドルグループ「クロスジーン」とナックスリーダー森崎博之が織りなすバラエティー。でも結局べらべらしゃべっているのはディレクターの私という、どうでしょうのスピンオフ的な番組。

こちらが道外ではじめて、神戸のサンテレビさんで放送されることになりました。

放送は2月3日から。毎週日曜日の夜10時から!

ありがとうございます。いい時間です(HTBなんか深夜2時過ぎに編成しやがるもんですから誰も見やしねぇ)。

日本も中国も韓国も、なんだか小さなことで浮き足立っているようですが、こういう時こそ、「なんだぁー韓国人も中国人もみんな一緒じゃん!」と笑ってすませられるようなこの番組「クロス×バトル」を、関西のみなさん、ぜひともご覧ください。

では、引き続きDVDの編集に入ります。

諸君、また!


【藤やんうれしーの悩むだけ損!】
ネットサイト「電撃オンライン」にて月2回のペースで「お悩み相談」を執筆しております。

(17:08 嬉野)

1月29日火曜日。藤村でございます。

おとといは東京で安田さんと、そしてきのうは札幌でミスタさんとなう泉さんとDVDの副音声収録を行いました。

今回のDVDは2000年に放送された「試験に出る石川県・富山県」と「四国八十八カ所Ⅱ」の2本立て。

「四国八十八カ所Ⅱ」のロケでは、「妖怪に取り憑かれやすい」という大泉さんに不思議な現象が起こりました。

その現象というのは、「あるお寺で撮影した映像が、なぜかテープに一切記録されていなかった」というものでありました。

あの日。撮影中にカメラが異常な警告音を出しました。嬉野先生が車の中でテープを巻き戻して確認してみたら、「なにも映像が映っていない」と言う。それで我々はもう一度寺に戻って撮影をしました。すると今度はバッテリーライトが突然消え、撮った映像は使えないくらいに乱れておりました。さらにその後、25度に設定してあった車のエアコンからは、冷気しか出なくなってしまったと。

この出来事で我々がビビリまくっている姿の一部始終は、今回の「四国八十八カ所Ⅱ」の中でおもしろおかしく紹介されております。

ところが、この怪奇現象には、隠された真実がありました。

後日、原付西日本のロケ中に嬉野先生が私に打ち明けました。

嬉野さんはあのとき、「なにも映ってない」と言いましたが、実は「映っていた」のです。映像はちゃんと存在したのです。それを「嬉野さんが消してしまった」のです。

この真実を元に、その後、嬉野先生が脚本を書き、藤村演出、なう泉さん主演で作られたのが「四国R−14」というドラマです(2000年秋放送)。

でも、事実を元にしているとはいえ、あくまでもドラマはフィクション。ドラマの中で扱ったあの日の夜の怪奇現象も、実はフィクションでした。

ちなみにドラマの中では、「寺の前に立つ大沼(大泉さん)に暗闇の中から無数の手が伸びてくる」という映像が映っており、それを見てしまったディレクターの上島(嬉野さん)が、その映像を消してしまうというお話でした。

でも、本当は違います。本当のことは、あの日、そこに映っていた映像を実際に見て、それを「消してしまった」という嬉野先生しか知りません。それが今回の副音声の中で、「もう10年以上前のことだからいいだろう」ということで、あの日に見た本当の映像のことを語っております。

これは興味深いですよぉー。

恐がりの人もそうでない人も、お楽しみに!と。

さて、これでようやくDVD第19弾もようやく完成。今回は、2011年に撮影された大爆笑の「大泉ワンマンショー」幕間VTRも特別収録されまして、4時間をゆうに越えるボリュームでお届けいたします。

3月の受け渡し日までしばし!待たれよ。

【DVD第19弾は3月27日受け渡し!只今予約受付中!】
DVD第19弾「試験に出る石川富山/四国八十八カ所Ⅱ」
HTBオンラインとローソン・ロッピー端末、そして道内HTBグッズ販売店で予約受付中。予約特典は、「般若のループタイ」の精巧なフィギュア!であります(いらねぇー)。

【藤やんうれしーの悩むだけ損!】
ネットサイト「電撃オンライン」にて月2回のペースで「お悩み相談」を執筆しております。

(19:29 藤村)

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