2002年4月は、「関西での復活!」さらに、「岩手」「新潟」「愛媛」の3地区で、新たに放送決定!と、「リターンズ」戦線が、かつてない勢いで領土を拡大いたしております。
そこへきて、なんと!「もう1局」、駆け込みで、この4月からの放送を決定していただきました。
本当に、ありがとうございます。
さぁ!いったいどこか?
遂に闇将軍が表舞台に出てくるのか!それとも、湖底に沈むハズだった「あの県民」たちが、遂にダム建設反対運動に立ち上がったのか!はたまた、未踏の地「九州」への初上陸を果たしたのか!
さぁ、この発表を、たぶん一番緊張しながら、正座して読み進めている「彼ら」に言っとこう。
埼玉くん!またキミは、落選だ。
では!いよいよ発表!
2002年4月、追加合格者。
それは・・・
「やりました!長野くん!おめでとう!」
信州を遂に制覇です。
「サイコロ4」黒部立山アルペンルート、「登山家」が降り立ったのは、長野県大町でした。そこからレンタカーで、伊勢神宮へ。あの狭い車内は、「どうでしょう」の歴史の中でも、トップランクに位置する「つらさ」でした。
長野名物「おやき」対決。魔神の謀略に、ズッポリはまったミスター。名勝負でございました。
長野朝日放送さん、ご英断、感謝いたします。
「どうでしょうリターンズ」4月2日スタート!
放送は、毎週火曜日、夜12時46分から。
これで長野県民の皆様も、「5年前にタイムスリップ」です。
1996年、北海道で生まれた「水曜どうでしょう」。
5年を経過した現在。
いつのまにか「テレビ朝日系列23局」のうち、11局。さらに、系列外の独立局、「とちぎテレビ」「千葉テレビ」。合わせて計13局で放送されるに至りました。
ほぼ全国の半分です。
決して我々は「全国ネット」などという分不相応な野望は、持っておりませんし、考えてもいません。
しかし、秋田朝日放送で「リターンズ」の放送が初めて決定した時、こんな気持ちになりました。
「何年も前に放送したものでも、北海道で作ったものでも、おもしろいから見てみたい」
そんな「単純な欲望」で放送を決定してくれた秋田さん。「単純」だけれど、それは「まっとう」に番組を評価してくれたことに他ならず、これほど番組制作者にとってうれしいことはございません。
そんな局が、毎年ぽつぽつと現れて、いつの間にか全国のおよそ半分で放送されるに至った。
こういう「自然発生的なネットワーク」というのは、これまでのテレビでは、あり得なかったことです。
「5年前に制作したバラエティー番組を放送する」。
「旬」を追い続けるテレビ局にとってこれは、たいへん勇気のいることです。
そういう常識外れなことを、やってくれる局がいる。
「どうでしょうが、全国区になっちゃいそうで、寂しい」
はははは!なに言ってんだ!大泉くんも、ミスターも、ヒゲもカメラも、この札幌にいるじゃないか!あいかわらず毎日ここで、セコセコと仕事してますよ。
そんな我々が作ってるローカル番組を、遠くの人たちが見てくれる。
これはもう、うれしいことじゃないかぁ!