※3月20日付けの「日記」の文章を転載しておきます。嬉野先生の意気込みをお受け取り下さい。(藤村)
いよいよ写真集第2弾が出来あがります。
でもね、ちょっと値段が高額になりましたね。ごめんなさい。
3980円は高いよね。うん。わかる。
どうでしょうDVDは、「しゃべって、動いて、笑って3980円」なんだものね。
それが、「動かない、しゃべらない」のにDVDと同じ値段っていうのは高額すぎるよね。
「写真集は、欲しいけど、写真集にその値段は払えないよ。」
そらそうだ。正常な反応だと思うよ。
でも、3980円になっちゃった。ほんとごめなさい。
でもね、いいものが出来ますよ。(まだ刷りあがってはいませんけどね)
ぼくが欲しいと思える写真集になりましたもの。
やっぱね、自分が良いと思えるものをみなさんの手に渡したかった。残るものだからね。写真集も。
「あそこがなぁ」とか思いつつみなさんにお渡しするのだけは避けたかった。
写真の枚数も603点もある。これもコストに反映してます。
「そんなにいらないよ。」「そうそう、飽きるよ」
いや、飽きないんだ。どうでしょうを多少なりとも知ってる人だったら絶対、飽きないんだ。
「でも、200枚くらいあれば十分だったんじゃないんですか?」
ダメなんだ。それでは足りないんだ。
中途半端なボリュームになってしまう。
ぼくらが、撮り続けてきた写真は、スナップショットばかりなんです。
なにげないしぐさ、なにげない表情。
本当におかしかったから笑ってる笑い顔。
本当にくたくたになったから見せた疲れた表情。
ぐっすり眠っている寝顔。
そんな雰囲気の写真ってね、何枚も何枚もつづけて見るうちに初めて感じ出してくるものがあるんです。そのためには600枚くらいのボリュームが必要になってくるんです。それは、手に取って見てもらえば分かってもらえると思うんだけどね。
だからね、無理はしないで欲しいんだけど、「買ってもいいかな」ってくらいの余裕のある人は是非買ってください。きっと喜んでもらえると思うからね。
それから、「リターンズ」が終わってしまう関西のみなさん。
関西のみなさんには、無理をしてでも買っていただきたい。
いつも手元において眺めていて欲しい。そこには「どうでしょう」の雰囲気がそのまま入っているから「どうでしょう」のこと忘れないでいてもらえるかもしれない。
放送が終わっても頑張ってついて来て欲しいから。
だから、関西の人達には借金してでも買って欲しい。
そう思っています。
いやぁ、この写真集はねぇ、本音を言うとねぇ「買い!」なんだよ。本当は「全員買ってくれ!」と言いたいんだ(言ってるけど)。
だけど、値段が高いからそんな事言えない(言ってるが)。
「どうでしょう写真集」は今回で最後。「もう出ません」って言ってるのはね、今後、こんなにこだわった写真集は、ローカルテレビ局じゃ面倒みきれんというわけだ。そんだけ、こだわった写真集だということです!
それでは、最後に一言。
「写真集、買って。」
言ったな。言った。