「写真集2」完成に寄せる大泉さんからの手紙

嬉野 | 2003/05/09(Fri) 12:10:40

嬉野です。
どうでしょう「写真集2」が、完成しました。
そして、第1便の8000冊が、昨日の5月8日に船積みにされて東京へ向いました。

それと同時に、写真集第1号が印刷会社の川端さんの手に大事に携えられてHTBへ持ち込まれました。

その川端さんにしたって、直接受取ったプロデューサーの四宮さんにしたって、デザインを担当してくれたビージービーのみんなにしたって、その場にはいなかったけど、休み返上で働いて仕上げてくれた製本会社の人達にしたって、徹夜作業で応えてくれた印刷所の人達にしたって、特注でミルトGAを作ってくれた徳島工場の人にしたって、藤村くんにしたって、ぼくにしたって、それは、それは、なんとも感慨深い瞬間だったと思います。

正直に言えば、ぼくは当事者過ぎて何にもコメントが出来ないんです。

でも、昨日その「写真集2」を持ち帰った大泉くんから今朝、メールをもらいました。

その大泉くんの文章に、この写真集の性格は、全て表れていると思います。
写真集、やっぱり作って良かったなと思いました。

【写真集に寄せて 大泉洋】

嬉野さんへそしてこの写真集に携わった全ての皆さんへ。

ありがとう。

そして凄い写真集ですね。

嬉野さん。凄いものができましたね。

きのう嬉野さんから初めて写真集第2弾のできたてほやほやの第一号を見せられて、ミスターと一緒にその場で少しほんとにパラパラと見たよね。

その時ミスターは言いました。

「いやーなんか泣いちゃうね。」って。

その時ミスターがパラパラと見た数枚の写真を見ただけで本当にそう思ったのか、
それとも僕らの旅がそこに全てある事が、
または僕らの番組がこうしてあまりにも立派な写真集になったことが感慨深く、
泣けて来るって言ったのか、それとも取り敢えず何か言ったのか分からないけど。

どっちにしろこの写真集はどこかでかならず泣くよ。

それがこの分厚い写真集のどこで来るかだ。

僕ねー、うれしー。
せっかく借りたけど…写真集、途中で見るのやめました。

しっかり自分のものが手許に来てから、その時じっくり、
一枚一枚ゆっくり見たくなって。

いやー何だこの写真集は?

とにかく一枚一枚確実にボディーにパンチをみまってくる。
そしていつかはダウンさせられる。
いや。「ボディーにパンチ」って感じじゃないんだなー。

この写真集はどこまでもやさしんだよ。

おなかをふぅーって吹いて来る感じかな。
でも何度も何度もふぅーっておなかに風あてられて最後には腹こわすって感じかな?

俺なんてーのは、写ってる写真全部わかんじゃん。「あーこれはあの時の…」って。

だから速効でもう腹こわれちゃう。

もうまだまだ、出だしってとこで泣いちゃう。

でもねー俺らじゃなくても番組見てれば、もっと言うと番組見たことない人も
どこかできっと「うっ」って来るとおもうよ。おなか痛くなるとおもう。

何だろう。
俺なんかが思ったのは、そんなに写ってるのが自分だって意識がないんだよなー、
どうでしょうに関して言うと。
なんか難しい感覚なんだけど。

そこに居る誰か的な、そこに居る…いやどこかに居る、いつも決まった人達と行動してる人みたいな感じに思えて来るのね自分が。

それは、うれしーが撮り続けて来たこの写真達の「視点」のおかげなのかな。

常にその状況をただ切り取っただけの写真なのね。

その時その人がなにしてたかってだけなの。

あ、そうそう『トゥルーマン ショウ』よ!!

ジムキャリーの映画あったでしょう。

ある一人の男が生まれた時から大人になるまでずっとその様子がテレビ中継されてるって映画。

あんな感じだよこの写真集。

もうどうでしょうとかも越えちゃって、この本の中だけで生きてる人々みたいな感じ。

なかにはちょっと唇の厚いよくサングラスを掛けてる人と、
もじゃもじゃした頭でたいてい不精ひげをはやしてて割と薄着なことが多い人と、
ひげ面で小デブでたいていい爆笑してるかパンツ一丁でいるひとと、
たいていカメラを持っている、割と背の高いあまり写真に映らない人と、
そしてたまに遊びに来る、その人の友達の皆さんがこの本の中で生活してて。

この本を開けば彼らの生活が見えて来るんですよ。

彼らは、この本の中で色々やるんだ。

楽しそうだったり、辛そうだったり、寝てみたり、怒ってみたり、カヌーに乗ってみ
たり、リヤカー引いてみたり、四国をまわってみたり、笑ったり、疲れたり、

とにかく色々やるんだ。

何故だかそんな彼らをずっと見続けるとぐっと来るんだなー。

それはまぎれもなく、嬉野さんが細かな全てにこだわったからなんだろうな。

それにプロの皆さんが全力で応えたからなんだろうな。

うれしーのこだわり、分かりやすく伝わると思うよ。
だって、見た事ねーもん、こんなに細かい所まで映ってる写真集。
やたら何でも映ってる。すぐ分かるからそれは。
ネガって凄いんだね。うれしー。

いやーほんとに。幸せですねどうでしょうは。

ここまで良いものにこだわれて。

僕はこの写真集。こういう気持ちにさせてくれるって分かってるなら、
1万円でも全然買う。

ちゃんとお金を払って欲しいと思えるものだねこれは、嬉野さん。

この写真集が3万部しかないのはとっても残念だね。
欲しいと思った人には全員にあげたいもんね。

今は本当にこの写真集を欲しいと思う人が3万人を超えなきゃいいなと逆に思うよ。

余った方がいいんじゃない?この写真集は。そう思う。

いやーこんなに何かを誉めた事は無いんじゃないか。

でもそんな気持ちにさせる、何か気持ちを伝えたくなるものでした。

僕もローソンで予約するは。

そうして手に入れたいから。

先頭へ戻る
水曜どうでしょうトップページへ戻る