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「水曜どうでしょう」道内での今後の放送予定

藤村 | 2004/05/22(Sat) 00:13:52

 さて、道民の皆様。およそ2年ぶりとなります「最新作」の放送を前に、皆様方に大事なお知らせをいたしましょう。

 96年10月に深夜0時50分からスタートした「水曜どうでしょう」は、その後98年4月の「マレーシア・ジャングル探検」から放送時間を夜11時台に移し、02年「ラスト・ラン原付ベトナム縦断」まで6年間放送を続けてまいりました。

 そして「一生どうでしょうします!(だからしばらく休ませろ)」とばかり、放送に一旦ピリオドを打ったわけでございます。

 これは「毎週放送」というスタイルをやめ、これからは年に2回とか、数年に1回とか、言うなれば「北の国から‘87初恋」の如く、洋くんの成長、ミスターの老化に歩調を合わせ、じっくり番組を作っていこうという決意表明でもありました。

 そして今回、およそ2年ぶりとなる最新作

 「水曜どうでしょう‘04春 激痛(仮題)」

 が、放送されるに至ったわけでございます。

 もちろんこれは「春の2時間スペシャル!」とかではなく、以前のように毎週水曜夜11時15分「いつもの指定席」で、30分の放送を「何週か続ける」という「いつものスタイル」でお送りいたします。

 熊にシャケ、富良野に五郎の如く、北海道の水曜深夜はどうでしょうなのでございます。

 5月21日現在、今回の「激痛」の放送回数は未定でありますが、およそ6週とふんでおります。これが終ると、またしばし道民の皆様とはお別れ。我々はDVD全集の制作や、その他の「新たな試み」に、この札幌の地に住まいながら着手していくわけでございます。

 さて。

 「どうでしょう」には「どうでしょうリターンズ」という再放送版の番組スタイルがございます。道内では、99年1月から「水曜どうでしょう」と並行する形で放送がスタート。当時は火曜深夜は「リターンズ」、水曜深夜は「水曜どうでしょう」と、二夜連続で新旧の「どうでしょう」を楽しめたわけでございます。

 それが02年10月に本家「水曜~」が休止期間に入り、「水曜夜11時15分」の指定席は、息子の「リターンズ」が引き継ぐ形で家督を守ってまいりました。

 「どうでしょうが終っても、リターンズがあるから大丈夫」

 当時はそんな道内勢の声が、もれ聞こえたものでございます。

 ところが。

 04年4月。ついに道内では世継ぎの「リターンズ」も「ベトナム」までの全話の放送を終了。気が付けば、96年10月から8年間続いた「水曜深夜はどうでしょう」というスタイルが、北海道から消え去っていたのです。

 でも、これはたいした問題ではありません。

 「だって!いよいよ最新作が放送されるんだもの!」

 そうなんです。実は我々に特別な意図はなかったんだけど、今回「そろそろ旅に出ましょうか」という時期と「リターンズが終る」時期が偶然にも一致。「ベトナム」で泣いたその数週間後には、2年後の「復活劇」を見ていただける。

 「タイミング、バッチリじゃないの!」

 ・・・しかし、です。この最新作が終ったら、どうなるのでしょう。

 このままでは、次回に予定されている「水曜どうでしょう‘05 乱闘(仮題)」の放送まで、北海道から完全に「どうでしょう」の存在が消えてしまうことになります。

 木彫りの熊は常にシャケをくわえているが如く、富良野に行けば今も五郎さんの石の家があるが如く、水曜深夜は毎週大泉さんがボヤいてないと、北海道とは言えません。

 「そんなこたねぇよ」と言われましても、我々はかたくなに放送を続けます。

 
 2004年夏。

 往年の「水曜どうでしょう」が、デジタル・マスタリングで蘇る!(嬉野先生・談)

 「水曜どうでしょう」~「どうでしょうリターンズ」に続き!

 ついに道内はどうでしょう3周目に突入!

 その名も!

 「どうでしょうクラシック」!

 放送開始は、「最新作」が終わり次第すぐ翌週から!もちろん同じ時間で!

 もはや道民は、どうでしょう輪廻から逃れることは出来ない。

 誰も見なくたって、いつか北海道遺産に指定されるまでやってやるんだこっちは。