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一年ぶりにカブの旅 そして思い出す事ども

嬉野D | 2000. 5/ 8(MON) 15:57

さて、カブの旅いよいよ始まりました。
早いもので、東日本縦断から早一年です。
あの時、
企画会議の席で、とりあえずは「東京でカブをいきなり買って、札幌まで帰ってくる」ということになり、「そりゃぁきついだろう」などと、会議は妙な盛り上がりを見せつつ、なんとなくその場は決着したものの、後日、時間がたってその分冷静になったのか、藤村くんが
「いや、どうだろね嬉野くん」
「なんだい、藤村くん」
「いや、カブなんだけどね」
「なんだい」
「もつだろうかね」
「なにがだい」
「画てきにさぁ」
「あぁ。画てきにね」
「きついんじゃないかい」
「きついだろうね」
「タレントさんの顔がさっぱり映んないんだよ」
「映んないね」
「そんな番組見たことあるかい」
「見たことないよ」
「見たことないでしょ」
「ないです」
「いやぁ、どうしようかなぁ」
「やめるかい」
「いやぁ」

それからまた二三日して、その分また冷静になったのか藤村くんが、
「いや、どうなんだろね嬉野くん」
「なにがだい」
「いや、カブなんだけどね」
「やめるかい」
「いや、やってもいいんじゃないかとね」
「あぁ」
「とりあえず、やってみてね」
「あぁ、とりあえずね」
「そう。とりあえずやってね」
「やるってことだね」
「そう、やるってことで」
「いいわけだよね」
「そう」

この間、藤村くんの脳裏において、かなり緻密な演出上の計算があったのだとは思うが、いや、絶対あったはずだが
そうだとは思いつつも、それが表面に出ないだけに、はた目には、たいした根拠も認められないのである。
しかしながら、このような演出サイドの会話もまた、「どうでしょう」の番組づくりに欠かせないもののひとつではあるのですよ。みなさん。ご承知おきくださいね。