「あなたのツボベスト3」やはり、多かったのが「だるま屋ウィリー事件」ですな。そりゃそうだろ、あれを笑わないやつはいない、ってぐらいの「決定的瞬間」ですから。
次に以外と多かったのが「日本一長い料理番組」。車中での「パイくわねえか」。陶芸の「おまえのおふくろろくろで回してやっからな」などのケンカ。
レスにもちょっと書きましたが、あの車中での「パイ」発言は、途中からカメラが回りだしたもの。では、その前にどんな会話があったのか、ちょっと再現してみましょう。
野菜も豊作で、「さあ本当に今日は料理本番だ」と張りきって、またしてもパイ生地を練ってきた大泉さん。朝から「料理のことで頭がいっぱいだぜ!」という雰囲気が漂いまくり。僕とミスターは内心「こいつ、皿作るって言ったら絶対マジで怒るな...」とちょっと心配。
しかし、打ち合わせどおりだましが進行。予想通りかなりご立腹のシェフ。放送では、あっさり編集しましたが、かなりなものでございました。車中でも怒りはおさまらず、ひととおりマジとも演技ともつかない会話がされた後、うれしの君がカメラを切ろうとすると、大泉さんが
「おい、うれしのくん、カメラ切るのかぁ?これから、もっとおもしろい事言うかもしんねえぞぉ...よーし、キミが倒れるまでしゃべり続けてやるぞぉ。せめてもの僕の抵抗だよ。今日持ってきたテープを全部おれのボヤキで使いきってやる。どおだぁ藤村くん...」
(ピピッ)嬉野くんが、無視してあっさりカメラを切る。
「おい!うれしのくん!キミカメラ切ったな!おい!」
「おおい...、ちくしょう...」
「藤村くん、キミのおかあさんは、今名古屋に住んでいるのかい?」
「そうだよ...(!)おい、おまえ何考えてんだ?おい!家のおふくろに何するつもりだよ!」
「ああ?そうだな、この腐りかけたパイ生地を送りつけてやろうかと思ってな」
「おい!おれの家族に手を出すな!」
...(ピピッ)嬉野君があわててカメラを回し出す。
という具合で、あのシーンへとなったのです。
ああいう名言は、半分本気になるぐらいの感情の高ぶりがないと、説得力がないんですな。
さらにあのシーンはほとんど「車窓」。視聴者のみなさんは、言葉だけを聞きながら「あやしい目つきで、人を脅す大泉さんの顔」を、想像していたハズです。その顔は、「実際の大泉さんの顔」より、「リアル」だったのではないでしょうか。だから、心底あの会話が笑えたんですな。