4人部屋の怪

嬉野 | 2001. 2/12(MON) 13:53

旅ロケには宿がつきものである。

宿は、常に全員いっしょでいれる日本旅館。これに限るのである。
ホテルのシングル・ツインなぞゆう個室に4人がそれぞれ、バラバラに入いってしまっては、集合時間を決めて再会するまで出演者各自が何をしているか把握ができない。このような時間のすごしかたは無駄以外のなにものでもない。
出演者にプライベートな時間を許しているようでは、どうでしょうさんとしては、良い仕事ができないのである。

移動中の車内からさんざ空間を共有した挙句、宿についても一人になれない。部屋で寝る時も一人になれない。寝ても醒めても一人になれない。
「いいから、一人にしといてくれ!」と、言われそうな、ピリピリとした状況を保ちつつ、それでもなを4人いっしょでいつづける。それであればこそ、あの大泉さんの油断に満ちた起きぬけのお顔なぞという、ありがたいものを拝見できる好機にも恵まれようというものである。

ところが、昨今、東京には、お手ごろ価格の日本旅館というものがない。
いきおい、仕方なく東京ではホテル泊ということに、なってはいたのであった。

ところが、である。

ある年、羽田東急ホテルに電話してみたところ、電話口にでたフロントのお嬢さんが、
「うちには、4人さまで御使用になれる4人部屋というものがございます。」
と、こう言うのである。
おまけに料金も割安だと言うのである。
渡りに船とはこういうことを言うのである。
喜んで、お世話になったしだいである。

ところがこの部屋、出演者に不評なのである。
確かに、あまり見ない風景の部屋なのである。
部屋中ベッドなのである。
一部屋に無理やりベッドを4つもいれたので、一番奥に寝るやつは、他人のベッドを3つ乗り越えていかないとトイレにも行き着けないのである。
冗談や誇張ではないのである。
実際、あまりに異常なので全員とりあえず笑うのである。
文句を言いながらも、自分の置かれている現実に整理がつかず、とりあえず笑って状況に適応しようとするのである。
いきおい、トークも弾むのでる。
はた目には、楽しそうなのである。
だって、全員笑うんだもの。
でも、不評なのである。

その、4人部屋に今回9ヶ月ぶりくらいで投宿して、今週、思わぬ盛り上がりをみるのである。


追伸
どうも、4人部屋、何室かあるみたいです。毎回、レイアウトが変わります。