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6月13日放送 「対決列島」第一夜

藤村 | 2001. 6/14(THU) 12:59


 遂に!「甘いもの国盗り物語 北海道~鹿児島2800キロ・列島縦断!地獄の6日間!ミスターVS魔神・対決列島!!」がスタートいたしました。

 
 本年1月。忘れもしない喜界島での白熊対決。魔神のぶざまな負け戦・・・。

 
 あれ以来、虎視眈々とあだ討ちの機会を待っていた魔神。

 そう、あれはコスタリカへ出発する関西空港でのこと。

 魔神は人知れず「伊勢名物・赤福」2箱と「どら焼き」10個を売店で買い求め、カバンに隠し持ち、日本を出国。

 対決の機会をうかがいながら、ジャングルの中へまで持ち歩き、今か!今か!とあやつに砲弾を浴びせ掛けようと腐心するも、結局、好機は訪れず。

 熱帯雨林の高温多湿な気候の中、カバンの中で腐りゆく「赤福」と「どら焼き」を握りしめ、

 「すまぬッ!赤福ッ!悲しかろう!どら焼き!今は・・・今はその時ではないッ!ここは・・・ここは堪えてくれッ!」

 断腸の思いで、ゴミ箱へと投げ入れたあの日・・・。

 子供たちが楽しみにしていたドラえもんアイスを、ガリガリくんを、夜な夜な食い尽くしたあの日々・・・。

 
 子供たちよ!そしてコスタリカに消えたふたつの銘菓たちよ!今こそ!あだ討ちの日がやってきたのだ!

 
 「やぁやぁ!鈴井貴之!白熊一杯で勝負を決すると思ったら大間違いだ。鹿児島に向かう、全ての道中で、対決だッ!これより5日間、日本は対決列島となるのだーッ!」

 戦いの火蓋は切って落とされた。ずんだが、赤福が、ういろうが、今や遅しと魔神の襲来を待ち受ける。闘志燃え上がる魔神に、しかし、やつはこう言い放った。

 「でも、ここまでやっちゃうと、度が過ぎちゃってるでしょう」

 「そうだよ。度が過ぎたよ。ハメ外し過ぎちゃってるよ。これはちょっと魔神、度が過ぎたよ。あとで後悔するよ」

 さらに、我が陣営に迎え入れた安田氏からも、

 「そんな、バカみたいには、食わないですけどぉ・・・」

 と、のっけからバカ呼ばわり。さらには、

 「アリみてぇな人なんだから」
 
 と、武将に対し礼儀をわきまえない輩ばかり。

 「対決列島」・・・これは、しかし「名作」となりましょう。

 「食って」「移動する」だけの「あまりにばかばかしい6日間」がいよいよ始まります。

 「数々の名勝負」があります。
 

 「思わぬ伏兵が現れて、弱者に力を与える」

 「再び奇跡が起こり、皇帝が世を統治する」

 「魔神は謀略を巡らして、皇帝を死に至らしめる」

 
 誰しもが魔神の圧勝を予想するでしょう。誰しもが「次回は、ユーコン川で川下りか」と予想するでしょう。

 
 しかし・・・

 
 さぁ!来週はいよいよ第一戦!函館を舞台に「北海道対決」。いきなり目が離せない展開となりますぞ!

 追伸。

 前枠・後枠。体操のおふたり。マットの置かれた微妙な距離感。ミスターさんのヅラ。全てが、なにを意図しているんだか、さっぱりわからない。私もわかりません。本編からあまりに隔絶されたおふたり。すばらしい!音尾さん、やはりいい動きです。

 言っときます。あんなもの深読みしないように。私の頭にふっと浮かんじゃっただけの枠ですから。でも、たいへんお気に入り。