倶知安町のシンボルである羊蹄山
羊蹄山の麓で発覚した大規模な違法伐採
外国人による土地買収の制限などを訴えた参政党候補
インバウンドで賑わう倶知安町で発覚した、中国系業者による違法伐採。
業者への批判は外国人自体への非難となり、選挙戦などを通して広がっていく。
"分断"がエスカレートする中、
業者の中国人社長が沈黙を破り「委託した日本の会社が勝手に伐採した」と主張。
外国人による違法伐採という話が徐々に揺らぎ始める・・・
外国人が関係する土地問題に、社会はどう向き合うべきなのか。
「違法伐採を行ったのは中国人だった」
話は瞬く間に拡散し、あるうねりとなっていく―
北海道の倶知安町。パウダースノーを求めて、スキーシーズンには世界中から多くの観光客が押し寄せる。
その町のシンボル的な存在である羊蹄山の麓で、去年6月、大規模な違法伐採が発覚した。
事業者は札幌の不動産会社と建設会社。不動産会社の社長は中国人男性で、土地も彼らのものだったが、道の許可なく基準を大幅に超える約3.9ヘクタールもの森林を切り倒し、別荘の建設を始めていた。
その後さらなる法令違反が明らかになり、ネット上には事業者への批判だけでなく、外国人へのバッシングが溢れていく。
混沌とした状況で始まった参議院選挙。北海道選挙区で台風の目となったのは、この問題をいち早く取り上げた元倶知安町議の男性候補だった。「日本人ファースト」を掲げる参政党から出馬すると、外国資本による土地買収の制限などを訴えて幅広く支持を集め、札幌中心部での演説には多くの聴衆が参加。結果はあと一歩及ばなかったものの当選ラインに約8000票差まで迫った。
外国人に対する反感の広がりは選挙後も収まらず、「中国に土地を売るな」などと鈴木知事を批判するリコールデモに発展。毎週多くの人が参加するかつてない事態となった。
そうした中、渦中の中国人社長が初めてテレビ取材に応じた。カメラの前で謝罪したうえで、「委託した日本の業者が勝手に伐採した」と主張。"外国人による違法伐採"という話が徐々に揺らぎ始める・・・
人々のナショナリズムを刺激する土地問題。一歩対応を間違えれば、住民と外国人との深刻な"分断"を引き起こしかねない。新たな火種を生まないため、我々ができることとは―
国旗を持ち知事のリコールを呼びかける人々
カメラ取材に応じた中国人社長
出演者
- ナレーター
- 森さやか(HTBアナウンサー)
スタッフ
- 撮影
- 安達 真・石田 優行・熊沢 拓朗
- 編集
- 角田 朋美
- 美術
- 久我 直也
- リサーチ
- 北村 稔
- ディレクター
- 廣瀬 美羽
- チーフディレクター
- 須藤 真之介
- プロデューサー
- 及川 大地














