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「韓国・百済王宮」完成イメージ図
百済王宮について

第61回さっぽろ雪まつり 雪のHTB広場(大通り8丁目会場)の大雪像は、「韓国・百済王宮」を制作いたします。

百済は、古代、朝鮮半島西南側の漢江流域に建国され、高句麗、新羅とともに三国時代を形成しました。漢城時代(BC18-457)、熊津時代(457-538)、泗●(さんずいに比)(さび)時代(538-660)へと続く中で、700 余年の絢爛な歴史と文化を築いています。
その時代の中でも、最も輝かしい文化文明を誇った百済後期の泗●(さんずいに比)(さび)時代、都は現在の扶余(ぷよ)にありましたが、当時の王宮は、660年に新羅・唐連合軍の攻撃によって焼失しました。

韓国・忠清南道では、2010年9月から10月にかけて開催される「2010 世界大百済典(※)」に向けて、扶余(ぷよ)郡に「百済歴史再現団地」を建設中で、先ごろ、その中に「百済王宮」も復元されました。
再現した「百済王宮」の中の執務室にあたる中宮殿は、内部の広さが330㎡、一層の屋根の幅が25m、二層最高部まで18mもある壮大な建物です。
徹底した考証を経て、百済の繊細で優美な文化を甦らせた芸術的な建物になっています。

大雪像「韓国・百済王宮」は、この中宮殿を、現地取材をもとに雪像化したものです。

右手にある小雪像「百済金銅大香炉」は、泗●(さんずいに比)(さび)時代の青銅鋳造物で、1993年に扶余陵山里跡から出土しました。百済人が香を焚くのに用いたもので、蓋の上端には一羽の鳳凰が装飾されています。
実物は高さ61.8cm、胴体直径19cm、百済精神と芸術的力量が凝集した最大の傑作で、世界的な文化遺産と評価されています。

韓国・忠清南道のご協力を得て、北海道テレビ放送と陸上自衛隊第11旅団第18普通科連隊及び第11戦車大隊、第11施設中隊、第11通信中隊が制作します。

(※)「2010 世界大百済典」
2010年9月18日~10月17日(30日間)
忠清南道 公州市・扶余郡