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HTB 北海道テレビ放送 会社案内

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番組審議会だより


 北海道テレビ放送では、番組審議会委員10名の方による放送番組審議会を設け、毎月1回(8月と12月を除く)審議会を開催して,放送番組の内容をはじめ、放送に関する全般的な問題についてご意見を伺い、番組制作の参考にさせていただいております。

 番組審議会でのご意見は,番組モニターの方のご意見とともに、2ヶ月に一度第3日曜午前5:30から放送の「あなたとHTB」でもご紹介していますのでどうぞご覧ください。


平成19年度放送番組審議会委員(敬称略)10名

伏島 信治 委員長(伏島プランニングオフィス代表)
中川 翼 副委員長(医療法人渓仁会・定山渓病院院長)
佐藤 佳孝 委員(北海道電力(株)常務取締役・お客さま本部長)
塩野谷 英男 委員((株)江戸屋代表取締役社長)
三上 雅俊 委員(朝日新聞北海道報道センター長)
張  相律 委員((株)北海道チャイナワーク代表取締役)
岸田 洋輔 委員(岸田法律事務所 弁護士)
河村 利枝子 委員((株)アトリエK一級建築士事務所 専務取締役)
佐々木小世里 委員(イラストレーター)
藤原 千枝子 委員(心理セラピスト)


第398回北海道テレビ放送番組審議会  -平成19年10月24日開催-


(左から)塩野谷英男委員、佐々木小世里委員、藤原千枝子委員

出席委員

伏島 信治 委員長
中川 翼 副委員長
佐藤 佳孝 委員(レポート提出)
塩野谷 英男 委員
三上 雅俊 委員
張 相律 委員
岸田 洋輔 委員
河村利枝子 委員
佐々木小世里 委員
藤原 千枝子 委員(レポート提出)

北海道テレビ側出席

代表取締役社長  荻谷 忠男
常務取締役報道情報担当
デジタル推進担当   樋泉  実
取締役CSR推進室長
番組審議会担当 横山 憲治
取締役編成戦略局長 林 亮一
報道情報局長 国本 昌秀
広報部長 斉木 基
審議番組プロデューサー 数浜 照吾
番組審議会事務局長
CSR推進室ホットラインデスク部長 古田 俊暁
番組審議会事務局 濱中 貴満


【会社報告】

  • 上期営業報告
  • プロ野球クライマックスシリーズ視聴率報告
    日本シリーズ放送対応
  • BBCプロモーションギャラリー
  • ミートホープ元社長逮捕
  • 中国黒龍江電視台が姉妹提携20周年で来社
  • 11月1日でデジタル視聴エリア83%に
  • 小宮悦子さんらを迎えた「イチオシ!トークライブ」報告
  • 平成19年9月の視聴者応答報告 ほか

【審議内容】

スペシャルドラマ そらぷち」審議委員のご意見

◇無理やり作ったような美しさが見えすぎるような印象を受けた。
「そらぷちキッズキャンプ」を目指していることが番組から分かり、少しでも協力できればと感じた。

◇人工肛門など外には出しずらい面まで描写した点は良かった。
 主人公と白血病の子との触れ合い、成長する姿が見て取れて暖かさを感じた。

◇難病、自然、ボランティアなど素材だけに頼って、安易に作っていると感じた。盛り沢山になりすぎており、ドキュメンタリーの方が伝わったと思う。

◇具体的な顔を持っている病気の子の情報が大変新鮮に伝わってきた。
 ハッピーエンドではなく、青春期のほろ苦い思い出として前向きに感じた。

◇社会性のあるプロジェクトを紹介し、大きな役割を果たしていると感じた。
 題名は「そらぷち」だけでなく、「病気と闘う子のキッズキャンプ」といった具体的な内容を打ち出したほうが分かりやすい。

◇「可哀想」とか「逃げ腰」になりそうな重いテーマですが、あっさり描くことで一般の人が入りやすい作りになっていた。
 “事件”が起きたとき、「マスコミ」の取材がどうなるか考えさせられた。

◇最初の15分が説明調になり、だるさを感じた。
 主人公と徹のやりとりは、くさいけどフレッシュな気分にしてくれた。

◇医師やボランティアに支えられ、逞しい成長を描いた良質の作品。難病を抱える子供たちに関心を持ってもらい、施設の建設につなげて欲しい。

◇「男だから」「女なんて」という性差のステレオタイプを強調したのが気になった。
 難病の子が参加するキャンプではあり得ないエピソードにも配慮が必要だった。

◇重たいけれども重たくなく生きた医師の表現など、ほどよいバランスが感じられた。
 「北の国から」的な作り方も含めて、仕上げ部分が弱かったと思う。

数浜プロデューサーの説明

◇昨年までの家族のあり方から実際の団体をモデルにしたドラマにトライした。

◇人工肛門などの描写は、脚本が上がってきた段階で実話に基づいて、真剣に闘っている子供たちの表現として採用した。

◇当初は「徹」の存在はなく、「信雄」の恋愛で描こうとした。「信雄」の成長を描く上で、“死”も絡んだ弟分という役柄を設定した。これに「雅彦」というステレオタイプな役を設けて、関係性を打ち出した。

◇役者の力量の差をご指摘いただいたが、今後は北海道の財産になってゆく地元の役者さんをキャスティングすることも大切なことと考えている。

◇子供たちが一番嫌うのは「同情されること」と取材で分かった。描き方がデフォルメされている部分は認めますが、根底にあったのは同情しない関係性を表現したいということ。